楽天の選考対策・グループディスカッション

目次

  • 楽天の本選考対策
  • 選考フロー
  • webテスト・筆記試験対策
  • エントリーシート(ES)対策
  • グループディスカッション(GD)対策
  • 面接対策

楽天の本選考対策

楽天は、経団連に加盟していないため、いわゆる世間一般の就活スケジュールに影響は受けません。2016卒の場合は、12月からESの受付を始め、3月頃から1次面接を開始し、3月以降から内定出しを始めていました。大手企業の選考が終わるまで結論を出せない学生のために、何回かに分けて内定出しをする方針です。

登録ベースでは4~5万人、本エントリーは1~2万人にも及び、その総数は年々増えています。

選考フロー

エントリーシート(ES)→webテスト・筆記試験→1次面接→小論文→2次面接→3次面接

※面接は人事面談等をふくめて4回の場合もあります。4次面接がある場合、ほぼこれまでの面接の確認と意思確認のみとなることが多いようです。

webテスト・筆記試験対策

本選考の総合職では、ef-1Gという珍しい形式のwebテストが出題されます。エンジニアの場合はプログラミングテストです。適性検査は成績の高い人から選考を進めるので、万全の準備をして望みましょう。また、性格検査については成功のコンセプト」に基づいた11のコンピテンシーが社内で定められており、それと学生の性格が合うかを見ています。

ef-1Gは251問の性格診断(20~40分ほど)と、19ブロック114問の能力テスト(約30分)からなります。内容は連想ゲームのような問題や、◯◯の使い道を書き出すといった問題、空間把握、IQテストのようなものまで様々です。一意の解に帰結しない問題もある上、時間もやや厳しいので、消去法で解いていくというよりは、多少自信がなくてもテンポよく解いていったほうが良いでしょう。

エンジニアの本選考で実施されるプログラミングテストは、あまり難しいものではありません。問題数は1問で、言語はJava, C++, Python, PHPなど得意な言語を選ぶことができます。内容は情報系の学生であれば特に迷うことなく解けるレベル(型、繰り返し処理、条件分岐、関数などの基礎的なもの)なので、気負わず取り組むとよいでしょう。普段Rなどの分析系の言語しか扱っていない場合は、web系の言語を簡単に学んでおくことをおすすめします。

エントリーシート(ES)対策

ESは、そもそも質問項目が多くないこともあり、きちんと書いていればこの段階で落とされることはあまりありません。学生自身の楽天への理解を深めるためや、面接官の質問のネタとして利用されます。

TOEICが受験時に必要になりますが、もしスコアを持っていない場合は楽天からTOEIC IPテスト受験フローに案内されるので問題はないでしょう。この点数で落とすことはあまりありませんが、800点ないと内定しても入社することはできないため、あらかじめ勉強しておいてください。

課外活動だけでなく、ゼミや研究といった大学での経験も評価されますが、大学の成績そのものは評価のばらつきがあるため判断材料にはしていません。

グループディスカッション(GD)対策

グループディスカッションがある場合は、学生6~7人で1時間程度と比較的眺めのワークを行います。テーマ説明が10分、資料の読み込み10分、ディスカッション50分、発表5分程度です。必ずしもチームの全員に同じ情報与えられているわけではないので、序盤にしっかり情報共有を行うとその後の展開がスムーズになります。

テーマ例

  • 楽天市場のある商品の売り上げを2倍にするための施策を考える
  • 楽天カフェの2号店を出店したい。どの場所にどのような形態で出店するか考える

面接対策

1次面接はコミュニケーション能力や挑戦する姿勢、楽天の社風・行動規範に合っているかどうかを判断します。2次面接で判断するのは、楽天に合っているかの深掘りです。具体的な体験を深掘りしながら、「成功のコンセプト」に合うコンピテンシーを持っているかが判断されます。3次が最終面接で、担当は執行役員が中心です。人によっては人事面談を挟み、面接のフィードバックをしてくれる場合もあるので活用しましょう。

ある1日を頑張ったエピソードよりは、長期的な視点で目標に向かって挑戦し、困難を乗り越えた・何かを学んだエピソードのほうが好まれる傾向があります。よくある志望動機で「グローバルに挑戦したい」というものもありますが、楽天は基本的に日本で成功したものを世界展開させるモデルなので、最初から世界で働きたいということをアピールしすぎないほうがおすすめです。(自分で日本のサービスを成功させ、海外にまで広めたい、ならよいでしょう)

質問項目自体は、学生時代に頑張ったこと、志望動機、長所短所などごく一般的な内容です。IT企業ということもあり、慎重さよりはフットワークの軽さ、新しいサービスやテクノロジーへの興味はプラスになります。