野村総合研究所(野村総研・NRI)インターンシップの選考対策・グループディスカッション

野村総合研究所(野村総研・NRI)のインターン選考対策

野村総合研究所(NRI)のウィンターインターン参加者は、ほとんど全員が本選考の最終面接まで進める、内定直結型のインターンです。ウィンターインターンは例年9月中頃情報が出て、10月中頃締め切りとなります。本選考のプロセスを一部スキップできることも多く、野村総研を志望する方は必ず参加するべきインターンと言えます。

一方サマーインターンについては、本選考とはあまり関連がなく、志望度が低い人や業界研究目的の人も多く通過しています。。

選考フロー

経営コンサルティングコース

エントリーシート → 筆記試験・webテスト・適性検査 → 1次面接 → グループディスカッション(GD) → 2次面接

ITソリューションコース

エントリーシート → 筆記試験・webテスト・適性検査 → 1次面接 → グループディスカッション(GD)

エントリーシート(ES)対策

野村総合研究所(NRI・野村総研)のESの内容は、その後の面接でも深堀りされます。特に経営コンサルティングコースを志望する場合には、ESの内容を覚えておくだけでなく、その根拠や具体的なデータまで把握しておくと万全です。深掘りのポイントは、「なぜ(Why)」「どうやって(How)」を聞かれることが多いため、あらかじめどう応えるかを想定したうえでエントリーシートを書きましょう。

エントリーシート(ES)の内容は、例年変化します。ここ数年は、「自己PR」「インターンを通じて得たいもの」が毎年一貫して問われています。これに加え、経営コンサルティングコースでは「好きな企業を一つ取り上げ、経営課題と解決策を述べる」課題が課されます。

グループディスカッション(GD)対策

学生6～8名に対し人事1～2名程度で実施するグループディスカッションです。まずウォームアップの推論テストを解き、その後10分間資料を読み込み、30分間のディスカッションとなります。発表はありません。

いずれの場合も膨大な資料が提供されるため、そもそも読み切ることが難しく、素早く要点を押さえる力が求められます。ディスカッションでは、きちんと論理に基づいたうえで結論を一つに絞るまでをやり切るまでが最低限のラインです。結果そのものよりも、過程を重視するタイプのディスカッションです。日頃から数字・データに当たる癖をつけておくと同時に、基本的なディスカッションのスキルを高めておくと良いでしょう。

NRIのGDではチーム全員が通過するパターンもあります。能力をアピールするよりも、いかにチームで成果を出すかに注力することのほうが重要です。

過去のテーマ事例は以下の通りです。

倒産間近のハンバーガーチェーンの営業戦略について優先順位を決定
ある事業に対する投資を継続すべきかどうか。また、具体的な戦略も考えよ
とあるデパートのレストランフロアに新たにテナント招致するなら中華・沖縄料理・寿司のいずれを選ぶか
ある企業の買収先の選定
ビール会社のとるべき戦略について

面接対策

基本的にはESの設問を深掘る形で質問されるため、ESの内容をしっかり覚えたうえで、より詳細な情報(データや具体的な根拠等)を事前に調べておくと良いでしょう。以前は1次面接は1対1でしたが、最近はグループ面接に変わったようです。

また、ESに企業の経営課題と解決手法を書く年があり、その際は面接で該当項目についても詳細に問われます。過去には、グループ面接の中で他の学生のES内容である企業の経営課題と解決手法について、感想等を求められたこともあります。その場合は即興で答えなければならない部分も多いため、短時間で課題と解決策を把握し、評価する力が求められます。コンサルティング業界だけでなく、幅広い業界に対する一般的な知識や、日本・世界の大まかな経済動向を知っていると役に立つかもしれません。

インターンシップ内容

経営コンサルティングコースは、インターン生のみでチームを組んだコンサルティング体験がメインです。コンサルタントがメンターにつき、最終日はマネジメント層にプレゼンテーションを実施します。

ITソリューションコースは、実際に現場配属され、プロジェクトメンバーとして業務に参加するプログラムです。現場社員がインストラクターとしてマンツーマンでサポートします。具体的には、「ITソリューション」「システム基盤ソリューション」「システムコンサルティング」「情報セキュリティソリューション」といった分野でのインターンシップとなります。

日当は8000円、遠方の場合には交通費・宿泊費も支給され、面接時も旅費として規定額が支払われます。