三井不動産の選考対策

目次

  • 三井不動産の本選考対策
  • 選考フロー
  • webテスト・筆記試験対策
  • エントリーシート(ES)対策
  • 面接対策

三井不動産の本選考対策

三菱地所と並んで日本トップクラスのデベロッパー。紙の上でスマートに都市開発をするというよりは、利害関係者間の調整も含め泥臭いことも多く、どちらかと言うと体育会系です。求める人材像も「何事にも本気で向き合える人」「人との関わりを大事にする人」など人軸が強めです。

選考フロー

エントリーシート(ES)→webテスト・筆記試験→1次面接→2次面接→3次面接

webテスト・筆記試験対策

本選考のSPIは他社で受験した成績を使いまわすことが可能で、総合商社等を通過したものであれば問題ないようです。科目は言語、非言語、構造把握、英語、性格となります。

2次面接時に実施するオリジナルの国語とグラフ読み取りの試験は、SPIに比べても時間制限が厳しいわけではなく比較的簡単です。エントリー段階でSPIを通過したレベルであれば問題ありません。

その後に記述する論述は、2題・150文字ほどで、「座右の銘は?」「人生で心配や不安に思ったこと」「友人からどんな人と言われるか」「理不尽と感じるエピソード」などが出題されます。加えてモチベーショングラフの記述が求められます。モチベーショングラフとは、時系列に沿って自分のモチベーションの高さを線グラフで記入し、各グラフにモチベーションが上下したタイミングの理由や出来事を記載するというもの。モチベーショングラフの期間(いつからいつまで)は自由なので、見本に従って制限時間を超過しない程度に書くとよいでしょう。

エントリーシート(ES)対策

デベロッパーには、例えば5~6名のチームでコンセプトからエレベーターの建材までハード面のあらゆる意思決定をしなければならないと同時に、開発案件の周辺住民・地権者・事業者・ワーカーなどを含めたコミュニティを作るというソフト面の仕事も数多くあります。一つ一つのプロジェクトが巨大化しやすいことも特徴のひとつです。

  • 何かに対して本気で向き合ってきたエピソード
  • 人との関わりを通じたエピソード

などは、三井不動産の求める能力を表しています。

エピソードの書き方自体は、三井不動産がガイドラインを示してくれているので、そのとおり書けば問題ありません。

  • 経験にテーマをつける(50文字以下)
  • 時期・期間を具体的に書く(50文字以下)
  • 経験の詳細と、その経験が今のあなたの考え方や行動にどうつながっているのかを書く(350文字以下)

面接対策

面接では人生全体を含め、過去の行動事実に基づく本人の資質や価値観が重要視される、いわゆるコンピテンシー面接です。大学時代の自己分析だけでなく、幼少期~現在に至るまでの自己分析を深めておくと良いです。

学生時代のエピソードで深掘りできないときは、面接官側から「人生で一番つらかったことは」「どう乗り越えたのか」と、その人の価値観を引き出すような質問をしてくれます。場合によっては中学生時代の経験や、高校生時代の経験も合わせて聞かれることも。

自分のことについてどんどん聞かれるためつい長時間話してしまいすが、端的に答えることを忘れないようにしてください。そのことでテンポよく会話が進むというメリットもあります。変に取り繕わず素直な姿勢で、人当たりがよい、話していて気持ちいい、明るい、優しい、わかりやすいといった雰囲気が出せると良いです。