モルガン・スタンレーの面接対策・質問例まとめ
目次
- モルガン・スタンレーの本選考対策
- 選考フロー
- モルガン・スタンレーの本選考面接について
- 面接の選考対策
モルガン・スタンレーの本選考対策
モルガン・スタンレーでは、いわゆる金融機関のセオリー通り、すべての選考を通じてはっきりとした(できれば具体的な)志望動機と、強い精神力が求められます。部門によって差がありますが、いわゆるクール、冷静といった社員も多く、そういうメンバーと共にどれだけ成果を出せるかが判断される選考です。
選考フロー
選考フローは年や部門によっても異なります。以下は一例です。
全員共通
エントリーシート(ES)→webテスト→志望職種選択→コース別選考
- ファイナンス
グループディスカッション(GD)→グループディスカッション(GD)→1次面接→2次面接→3次面接 - 債権
名刺配り(セールスのみ)→1次面接→ジョブ→2次面接 - 投資銀行
1次→2次→3次筆記試験→面接2回→ジョブ→面接数回
モルガン・スタンレーの本選考面接について
難関外資系金融として、就活生からの人気が高いモルガン・スタンレー。ES・webテスト提出までは全部門共通ですが、その後のフローは部門ごとに異なります。
かつては「名刺配り」(パーティー会場に集められ、与えられた10枚の名刺を各部門の社員に配っていく)の選考を全職種でやっていましたが、近年は債権のセールス部門のみのようです。
内容は、仕事への理解度、モルガン・スタンレーにどのように貢献できるかといった、将来のキャリアビジョン等、志望動機に関することが多くを占めます。英語で回答を求められることもあるので、最低限ESにある内容は英語で説明できるよう練習しておくことをおすすめします。
雰囲気は、いわゆる「外銀」的な緊張感ある面接となることが多いため、プレッシャー下でも自分の実力を発揮できる強い精神力が求められます。「強い精神力」は採用サイトに求める人材像として記載があるレベルで重要です。
面接の選考対策
面接そのものももちろんのこと、面接官に気に入られることや、精神的な強さをアピールできることも重要です。精神的な強さに関しては、採用サイトでも採用の要件として明確な記載があります。
末尾には、面接での質問例を掲載しますので、ぜひ見てみてください。
1次面接(投資銀行)
面接官
若手社員3名×2
学生
4名
内容
各回30分。志望動機(なぜ投資銀行か、なぜモルガン・スタンレーか)、自己PRといったオーソドックスなもの。
雰囲気
堅苦しい雰囲気。
アドバイス
オーソドックスな質問を中心に回答していくことになります。4名で30分と時間が長いわけではないので、端的に答えられるよう準備しておくと良いでしょう。志望動機は、今後もずっと聞かれるので重要です。
2次面接(投資銀行)
面接官
中堅社員1名×5回
学生
1名
内容
各回30分。1次面接の内容に加え、学生時代に頑張ったことなども問われます。逆質問の時間もあります。
雰囲気
圧迫面接もあり、重い雰囲気です。
アドバイス
基本的には1次面接の時間が長くなったものと思ってよいでしょう。志望動機は、さらに具体的に問われることとなります。どんなM&Aをやりたいか、将来のキャリアパス、なぜあなたを採用すべきなのか等です。
3次面接(投資銀行)
面接官
マネージングディレクター1名×5回
学生
1名
内容
各回30分。1次面接の内容に加え、学生時代に頑張ったことなども問われます。逆質問の時間もあります。
雰囲気
引き続き重い雰囲気です。
アドバイス
最終面接であっても、これまでと同様です。金融業界の最新情報については、ブルームバーグや、ロイターの金融・M&Aニュース等を見て勉強しておきましょう。全体を通して、精神力の強さを見られている面談と考えると、圧迫であっても落ち着いて回答できます。
1次面接(債権:トレーディング)
面接官
2名
学生
4名
内容
40分ほど。自己紹介、自己PRとその深掘りのみ。
雰囲気
堅苦しい雰囲気。
アドバイス
話が長い、結論がない、論点が整理されていないといったポイントがあると大きな減点対象となるため、簡潔に述べることが最低限重要です。ちなみに、トレーディング志望の場合名刺配りはないようです。
2次面接(債権:トレーディング)
面接官
8名
学生
1名
内容
1日かけて、債権トレーディング部のデスク周りをしたあと、8人と個人面接を行います。自己紹介、自己PR、志望理由、逆質問といったオーソドックスなものです。
雰囲気
1次面接と比較すると和やかな雰囲気ですが、職場内は緊張感があります。
アドバイス
デスクローテーションを通じて、多くの社員と出会うこととなります。メンタルが強く、地頭のいい社員が緊張感を持って仕事をしている中で、一緒に働きたいと思ってもらうことが重要です。
1次面接(ファイナンス)
面接官
1名×3回
学生
1名
内容
30分ほどの面接を3回実施。自己紹介、志望動機とその深掘り、逆質問など。
雰囲気
和やかな雰囲気。
アドバイス
モルガン・スタンレーの面接は、どの部門であっても志望動機を集中して問われます。自分の能力でどう会社に貢献できるのか、モルガン・スタンレーで何を実現したいのかについて、丁寧に準備しましょう。
2次面接(ファイナンス)
面接官
マネージャークラス1名×3回
学生
1名
内容
1次面接とほぼ同様。
雰囲気
和やかな雰囲気。
アドバイス
基本的には1次面接と同様です。1次面接の逆質問などで得た業務の具体的なイメージも交えながら、モルガン・スタンレーへの志望動機を語るようにしましょう。ファイナンスでも終始志望動機が問われるため、逆質問の際に疑問点を積極的に聞いておくことをおすすめします。
3次面接(ファイナンス)
面接官
マネージングディレクター1名×2回
学生
1名
内容
1次面接とほぼ同様。
雰囲気
和やかな雰囲気。
アドバイス
最終面接ということもあり、志望動機は厳しく深掘りされるので、準備しておいてください。ファイナンスということもあり、業務内容について完全に理解することは難しいですが、その場合は知ったふりをするのではなく逆質問等で素直に聞くほうが好印象です。全体的に、「業務理解」と「長く働いてくれるか」を見ている面接といってよいでしょう。
面接の質問例(共通)
- 自己紹介をしてください。
- 長所と短所について話してください。
- 友人にはどのように評価されていると思いますか。
- 起業家精神の持ち主ですか。
- 仕事でもっとも重要と考えるのはどんなことですか。
- リーダーシップを発揮した例を挙げてください。
- チームで取り組んだ事例を話してください。
- あなたはクリエイティブだと思いますか。具体的な例を挙げて答えてください。
- この業界に関心をもった理由は?
- 当社に応募したのはなぜですか。
- 当社の誰に会ったことがありますか。その人から学んだことは?
- 当社でどのような仕事にチャレンジしてみたいですか。
- ビジネスで成功するには、どんな資質が必要だと思いますか。
- 自分がこの仕事に向いていると考える理由は?
- 大学やビジネススクールを選んだのは、どのような理由からでしたか。
- もっとも好きな授業、嫌いな授業は何ですか。その理由は?
- 外資系投資銀行業界を志望するにあたり、学んでいることや、努力していることはありますか。
- 余暇はどのように過ごしていますか。
- 履歴書に書かれていないことで、一番アピールしたいのは何ですか。