アクセンチュアのグループディスカッション/面接対策・質問例まとめ
目次
- 選考フロー
- アクセンチュアの本選考対策
- アクセンチュアの本選考面接について
- グループディスカッション(GD)対策
- 面接の選考対策
アクセンチュアの本選考対策
アクセンチュアは、人数規模では37万人以上にも及ぶ世界最大の外資系経営コンサルティングファームです。その中でも近年ではグローバリゼーション・デジタライゼーションの潮流に強いファームとして変化してきています。いわゆるUp or Outではなく、手厚い育成や柔軟なキャリアパスが特徴的です。
募集職種も、以前は戦略コンサルタント職・ビジネスコンサルタント職に分かれていましたが、近年では戦略コンサルタント職・デジタルコンサルタント職・ビジネスコンサルタント職・ソリューションエンジニア職に分かれています。今後の動向にも注意が必要です。
採用数は、例年約200名程度。2016年4月にデジタルマーケティング企業株式会社アイ・エム・ジェイを買収したことに伴い、募集人数が今後若干変化することも考えられます。
選考フロー
選考フローは全職種共通です。インターン参加者はGDや1次面接が免除されることもあります。
ES→webテスト→グループディスカッション→1次面接→2次面接
アクセンチュアの本選考面接について
アクセンチュアの面接は、1対1でじっくり行う形式です。選考フローは全職種共通で、インターン参加者は1次面接やGDを免除されるといったこともあります。
グループディスカッション(GD)対策
学生6名、面接官1名で30~50分間のグループディスカッションがあります。ソリューションエンジニアは、採用時期によってはGDがない場合もあります。地方の人は、GDの代わりにSkype面接となるようです。
グループディスカッションのお題は多様ですが、奇をてらったものはありません。他のファームより参加者のレベル感にばらつきがあることも多いため、現状の認識を揃えながら、課題を解決に導いていくことが必要です。司会であるか否かといった役職とは関係なく、議論を率いていくポジション・まとめていくポジションであると通過することが多いようです。
グループディスカッションのテーマの事例を以下に挙げます。
- 売上を拡大するには
- 某カフェ店にて、お代わり無料コーヒーを販売するか否か。
- 中国の大気汚染を改善するには?
- ベンチャー企業のドローンを用いたビジネスモデルを考案せよ
- アクセンチュアが70代の社員を雇用することに決めた。どのように職場環境を変えるべきか。
- 社内公用語を英語にするべきか?
- 今後(とある不動産の種類)の価値は値上がりするか
- 温泉街の老舗旅館の再生計画を立案せよ
- 出来るコンサルタントとは?
- コンサルタントに必要な素質について
- 自動運転自動車の出現によって衰退する可能性のある産業を挙げよ
- ネットスーパーの今後
- 自動運転自動車の出現によって衰退する可能性のある産業を挙げよ
- ペッパー君1台を導入した場合、どう利用するか。
- 廃線寸前の地方鉄道路線に観光客を呼び込むには?
- 日本人の英語力を上げるには?
- 日本を訪れる外国人観光客に伝統工芸品の和傘を買ってもらうにはどのような売り込み方が最適か
- 満員電車の混雑を解消するソリューションとは
- コンサルタントに必要な能力を3つ挙げてください
- ベンチャー企業が行う、外国からの観光客を対象にしたビジネスモデルを一つ提案せよ
- 商店街にある居酒屋の売上を伸ばす
- 2020年の東京オリンピックに向けて○○を国内で活発化させるには
- お菓子会社の利益を3倍にするためにはどうすればよいか
- 家電量販店の売り上げを上げるためにはどうすればよいか考えよ
- 地方再生するにはどうするべきか
- 娯楽施設の来客数を増やすには
- 自動車の売上を上げるには
- 学食の経営を改善するにはどうすれば良いか。
- ファーストフードビジネスの新規立案
- 商店街の居酒屋の売り上げを上げるには?
- 学生食堂のサービス向上のための施策について
- 日本人の読書量を増やすには
- 未成年の喫煙を減らすために施策を考えよ。
面接の選考対策
基本的にはESの内容、志望動機等について問われるオーソドックスな面接となります。あまり圧迫的な雰囲気もなく、和やかな中で行われることが多いようです。戦略コンサルタントの場合は、個人でのケースワークとその回答に対する深掘りのようなワークを実施することもあります。
アクセンチュアはデジタル分野、IT分野を強化していることもあり、それを念頭に「なぜアクセンチュアか」を考えておくといいでしょう。(他社の外資戦略コンサルの志望動機を使い回すことはおすすめしません。)
1次面接
面接官
1名
学生
1名
内容
最初の20分で個人のケースワークを実施。その後、40分ほど面接します。ケース問題へのアプローチなどに対する質問、自己紹介、志望動機はじめESに沿った内容が問われます。その他「強み弱み・長所短所」について聞かれることも。逆質問の時間があることもあります。
雰囲気
和やかな雰囲気
アドバイス
他の外資コンサルと併願している場合は問題無いと思いますが、他にコンサルを受けていない場合、前半のケースワークに戸惑う可能性もあります。練習すればするほど慣れてくるものなので、書籍を一冊買って自分の手を動かしたり、ケース面接セミナー等に参加して対策するとよいでしょう。ソリューションエンジニアの場合は、ケース課題はありません。
後半の面接部分はオーソドックなものです。なぜアクセンチュアでコンサルタントになりたいのかについて、事前に整理しておきましょう。
ケース課題例を以下に挙げます。
- 1000万円の資本金があり新規事業を行うにあたり、どのような事業をやるか
- ある食品会社の商品に異物混入が発覚し、大きく売り上げを落とした。回復のためにどのような施策をとる必要があるか。
- 家電量販店がネットショッピングに売り上げで勝つ方法を考えよ
- あるハンバーガーチェーンの売上を上げるのに最適なマーケティング戦略は?
- 日本のXX市場の売り上げを拡大させるために何をすべきか。
- 日本のスカッシュ人口を増やすのに何をすればよいか
- 登山用具メーカーの売り上げ向上
- 日本の赤字国債の増加を食い止めるには
- 映画館の売り上げを上げるための打ち手を考案しなさい。
- 日本のインバウンド消費を増やすために打ち手を考えよ。
2次面接
面接官
役員、マネージング・ディレクター、シニアマネージャー等1名
学生
1名
内容
30~50分間で、自己紹介の後、ESに沿ったオーソドックスな面接を実施します。
雰囲気
和やかな雰囲気~緊張感のある雰囲気
アドバイス
ケース課題がない以外は、ほぼ1次面接と同様の内容です。なぜアクセンチュアの志望職種で働きたいのかといった抽象的なことから、入ったらどんなプロジェクトに関わりたいかといった具体的なことまで、webサイトやweb説明会などを通じて改めて復習しておくと良いでしょう。同業他社を受けている場合は、その違いについて答えられるようにしておいてください。頑張ったことについてもかなり深掘りされるので、エピソード、その時どう感じたか、その後どう行動したかなどについて簡潔に整理しましょう。
最近気になっているニュースと、その課題解決方法など、時事的なことについて聞かれることもあるようです。