丸紅の面接対策・質問例まとめ

目次

  • 選考フロー
  • 丸紅の本選考対策
  • 丸紅の本選考面接について
  • 面接の選考対策

選考フロー

選考フローは以下の通りです。

エントリーシート→webテスト→1次面接→2次面接→3次面接

丸紅の本選考対策

プレエントリーは3万名程度、本エントリーは総合職が1万名~1万5000名・一般職が3000名程度となっています。総合職の場合、1万エントリーのうち半分ほどがwebテスト・ESで落選となり、4000~5000名が面接へと進みます。最終的な内定倍率は、(総合職)男性:71倍、女性:101倍、(一般職)女性:81で、かなりの難関企業と言えるでしょう。

OBOG訪問を人事部が斡旋しているのが特徴的で、マイページに掲載している社員紹介ダイヤルにつなぐとOBOGを紹介してもらうことが可能です。ただし、東京勤務の社員のみ・最大3名までとなっています。多い日には1日20~30件の依頼があるとのことです。

丸紅の本選考面接について

例年、4000~5000名の中から、130名程度の内定承諾者が出ます。内定者数で言うと、倍率は30倍~40倍程度と考えて良いでしょう。

面接は東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、福岡で実施。1次は若手~中堅クラス2名、2次が課長クラスまでの管理職2名、最終面接は役員を含む部長以上4~5名という流れで行っていましたが、近年は個人面接となる場合もあります。

GDや筆記などもなく、面接1本勝負です。人事でない社員が長時間面接を実施するため、時間によっては面接官がが朝早く眠そうにしていたり、逆に遅い時間で飽きていたりといったこともあるようです。面接では、広い視野を持っていること、自ら考え行動してきたことの2点が求められ、他社に比べてニュース等の時事的な話題が聞かれることが多いです。

面接の選考対策

20~30分程度の面接です。自己紹介、志望動機、学生時代に頑張ったこと、強み弱み、最後に一言(逆質問)などを聞かれる場合が多いです。時間もタイトであるため、結論から簡潔に述べられるよう練習しておきましょう。

志望度についてはかなり詳細に見られます。厳しいが大丈夫か、福利厚生はないがよいか、海外赴任する際どんな国であっても行けるか、希望部署でないならどうするか、理系の知識は生かされないがよいか、その理由だと丸紅である必要が感じられないがどうかなどが一例です。圧迫気味に感じることもあるので、予め念頭においておいてください。

最近のニュースについてや、商社ビジネスについてコメントを求められることもあります。すぐに答えられない場合は、素直に質問たり、考える時間を求めたりしても問題ありません。完璧な回答を目指すのではなく、会話の中で成長できることを示せるとよりよいです。広い視野を持って、社会に対する関心があることを伝えれるようにしましょう。

以下は、総合職の場合について過去事例をまとめていきます。

1次面接

面接官

若手~中堅社員2名

学生

1~2名

内容

20~30分程度の面接です。自己紹介、志望動機、学生時代に頑張ったこと、強み弱み、最後に一言(逆質問)などを聞かれる場合が多いです。

雰囲気

穏やかな雰囲気、大会場をブースで仕切った形式のため、それほど緊張感はありません。

アドバイス

時間が短く、結論から端的に述べるよう求められます(面接官から注意される場合もあります。長く話さないことは必須です)。質問に対する完璧な回答をするよりは、概要をざっくり述べ、面接官との会話のやり取りの中で深めていく形式を取るようにしましょう。志望動機(なぜ商社、なぜ丸紅、丸紅でどんな仕事をしたいのか)については具体的に語れるようにしてください。面接は人事が担当するわけではなく、若手社員であることを考え、OBOG訪問の機会があれば若手社員に会っておくと、視座を合わせやすいです。一緒に働きたい、と思ってもらうことが重要な面接となります。

2次面接

面接官

課長クラスまでの管理職2名

学生

1名

内容

20~30分程度の面接で、1次面接とほぼ同様の内容です。学業について、メーカーやベンチャーとの違い、最近の気になるニュース、他社の選考状況などを問われることもあります。

雰囲気

穏やかな雰囲気で、話しやすい場合が多いです。

アドバイス

年次が高い社員が担当するため、人によってはとっつきにくい印象を感じることもあります。海外駐在が多いが大丈夫か、希望部署に配属されない場合はどうする、といった志望度を試すような質問をされることもあります。高い志望度を論理的に伝えられるよう、いくつかエピソードや理由を用意しておくと良いでしょう。学業については事前に成績を提示しているため、自分の成績についてきちんと説明できるようにしておくことが大切です。特に、あまり成績が良くない場合はしっかり理由を考えておきましょう。

ニュースについてや、商社ビジネスについてなどを問われることがあります。すぐに答えられない場合は、素直に質問する・考える時間を求めると言った姿勢をとっても問題ありません。完璧な回答を目指すのではなく、会話の中で成長できることを示せるとよりよいです。

3次面接

面接官

役員を含む部長以上2~6名

学生

1~3名

内容

20~30分程度で、自己PRを含めた自己紹介、志望動機がメインです。特に決まった質問フォーマットはないため、時事ニュースについてや、趣味、特技、丸紅の社員についての印象など様々な角度から問われます。

雰囲気

部屋の様子も含め、厳しい・淡々とした雰囲気です。

アドバイス

最終がグループ面接である企業は珍しいです。1人あたりにかける時間は非常に少ないことを考えて、結論から端的に伝えるようにしましょう。

「ある商品の価格が上がったら日本にどのような影響があるか」「円高になった場合の商社ビジネスとは」や、志望分野に関する質問(新規ビジネスを立ち上げるなら?現状の問題点は?など)をはじめ、変わった質問が多く出ます。対策は難しいですが、焦らずに面接官とのやり取りの中で回答することが重要です。

また、志望度についてはかなり詳細に見られます。厳しいが大丈夫か、福利厚生はないがよいか、海外赴任する際どんな国であっても行けるか、希望部署でないならどうするか、理系の知識は生かされないのでは、その理由だと丸紅である必要が感じられないがどうかなどが一例です。圧迫気味に感じることもあるので、予め念頭においておいてください。

その他、変わった質問例を以下にまとめます。時事的な内容については、日頃からある程度アンテナを張っておくことをおすすめします。

  • 丸紅の社是の中で何を重視して行動するか、エピソードはあるか
  • 三菱商事に勝つためにはどうすればよいか
  • 商社のビジネスモデルをどのように理解しているか
  • 持続可能な開発について、原発や石油なども含め、商社はどうすればよいか