富士フイルムの面接対策・質問例まとめ

目次

  • 富士フイルムの本選考面接について
  • 面接の選考対策

富士フイルムの本選考面接について

富士フイルムでは、面接の論理性はもとより、行動に対する「想い」や、経験を消化し自分で表現できているかなど人間性面が広く評価されます。一般的な志望動機や自己PRに加え、面接後半では幼少期からの経験も合わせて聞かれるので、事前に自己分析とエピソードの整理が重要です。

個別の事業内容について詳しく聞かれることはありませんが、近年事業の多角化が進んでいるので、最新情報はアニュアルレポートなどでキャッチアップしておくと良いでしょう。

技術職の技術面接では、学会に近い雰囲気の研究紹介が求められます。就活対策をするというよりは、日頃の研究に打ち込んで専門性を高め、それを説明する力をつけることが選考対策につながります。

選考フローは以下の通りです。

事務職

エントリーシート(ES)→webテスト→テストセンター→1次面接→2次面接→3次面接(→4次面接)

技術職

エントリーシート(ES)→webテスト→グループディスカッション(GD)→1次面接→2次面接

※GDは、推薦応募の場合スキップする事ができます。

面接の選考対策

1次面接(事務職)

面接官

社員2名

学生

3~4名

内容

20~30分で程度で、社員交流会という名目のグループ面接です。学生時代に頑張ったこと、志望動機、企業選び・業界選びについて、他社の選考状況などが問われます。逆質問の時間がある場合もあります。

雰囲気

淡々とした雰囲気であることが多いです。

アドバイス

比較的短時間で、一般的な面接の内容を一通り聞かれます。簡潔に答える準備ができていればほぼ問題ないでしょう。志望動機周りは、なぜ富士フイルムかだけでなく、業界や他企業の選考状況も含めて一貫した回答ができるとより良いです。グループ面接ではなく、個人面接のこともあります。

1次面接(技術職)

面接官

技術系の社員3~5名

学生

1名

内容

トータルで30分ほどの技術面接です。7分間で研究テーマをプレゼンし、その後質疑応答があります。志望動機・他社選考状況なども合わせて聞かれます。

雰囲気

やや固めで学会発表のような雰囲気

アドバイス

研究で困難だったこと、その研究は何に役立つのかなど、技術系の採用では一般的な内容の質問に加え、技術系の社員が学会のように鋭い質問や突っ込んだ質問をしてきます。ただし決して圧迫というわけではありません。相手との専門分野の距離を見極めながら、質問に対する論理的な回答ができるよう日頃から研究を深めていくほかありません。研究に対する取り組み方よりは、専門性の高い内容をどれだけ理解し、説明できるかが見られています。

2次面接(事務職)

面接官

人事社員1~2名

学生

1名

内容

30分で、1次面接と同様ESに沿った話題に加え、入社したらどんな仕事がしたいか・その理由についても聞かれます。最後に逆質問・自己アピールの時間があります。

雰囲気

話しやすい雰囲気であることが多いですが、面接官によっては厳しい雰囲気のこともあります。

アドバイス

学生時代頑張ったことについては、自己PR、困難・失敗のエピソードなど、比較的答えやすい形式で質問されます。長所と短所については、それぞれ自分自身のエピソードや、他人からはどうもらえるかなどを交えて語れるようにしておいてください。志望動機は、入社したらやりたい仕事や具体的な職種についても合わせて聞かれるので、事前に企業研究を進めておくと良いでしょう。富士フイルムを知ったきっかけについて問われることもよくあります。

2次面接(技術職)

面接官

3~4名

学生

内容

30分ほどで、最初に研究内容を説明した後、関連した質問や志望動機、ESの内容、選考状況などを問われます。

雰囲気

比較的話しやすい雰囲気

アドバイス

技術職の場合は、2次面接が最終となることが多いです。所長との面談で、1次面接のときほど厳しい質問はきません。緊張せず素を出すように回答していくと良いでしょう。推薦の場合は、内定承諾=他社の辞退となるので、志望度は高くアピールしておいて損はありません。

3次面接(事務職)

面接官

1~2名

学生

1名

内容

30~45分程度で、面接前に書いたアンケートをもとに面接します。

雰囲気

これまでの面接よりはやや硬い雰囲気で、あまり親しみやすさはありません。

アドバイス

アンケートはA4用紙1枚で、短所についての質問が複数、小さい頃教わったことで記憶に残っていること、得意だった教科、家ではどんな子どもだったか、周囲にはどんな人と言われるか、課題への取り組み方、尊敬する人など、全部で10前後の設問があります。

面接も、事前アンケートに記載した内容と同じく、幼少期からの生い立ちや、短所を含めた人間性を見るような質問が多くなります。外向きのエピソードだけでなく、これまでの経験がどう今の自分につながっているかを見ようとしているので、改めて人生全体の自己分析をしておくとよいでしょう。事前のアンケートには、可能であれば答えやすいエピソードのあるものを記載しておくとスムーズです。

4次面接(事務職)

面接官

部門長2名

学生

1名

内容

これまで同様、30~45分の面接です。内容も3次面接とほぼ変わりません。

雰囲気

豪勢な部屋で緊張する人もいますが、話しやすい雰囲気です。

アドバイス

自己紹介、志望動機、学生時代頑張ったことに加え、3次面接同様小学生以降の経験や、周囲からどう見られているか、長所短所などについても聞かれます。これらのエピソードを、富士フイルムの志望動機にうまく結び付けられるよう準備しておくと良いでしょう。他社選考についても、全部内定したらどうするかといった具体的なことを聞かれるので気をつけてください。