三菱商事の選考対策

目次

  • 三菱商事の本選考対策
  • 選考フロー
  • webテスト・筆記試験対策
  • エントリーシート(ES)対策
  • 面接対策

三菱商事の本選考対策

総合商社として高い人気を誇る三菱商事。2016卒は総合職内定者約160人に対して応募者6000人、一般職は内定者約30人に対して応募者2000人とのことで、倍率はそれぞれ2.6%、1.5%と間違いなく難関です。2017卒以降も採用数は変わらないことが決まっています。基本的には第一志望だと伝えることが必須です。

選考フロー

選考フローは以下の通りです。

ES+WEBテスト→一次面接(個人面接)→二次面接(個人面接)+筆記試験→筆記試験+三次面接(個人面接)+人事面談(個人面接)→内定

フローは年によって少しずつ変化します。二次面接がケース面接となる、最終面接前に仮想会議の議事録作成という筆記試験があるなど、バリエーションは多彩です。グループディスカッションは実施されません。

webテスト・筆記試験対策

本選考ではテストセンターと小論文が課されます。テストセンターはGAB形式で、科目は計数・言語・英語。小論文は2次面接の前に実施され、三菱商事の理念である「三綱領」がテーマです。また、会議の映像を20分ほど見ながら議事録を取る、といったタイプの筆記試験が最終面接で課された年もあります。

三綱領

「所期奉公」しょきほうこう

事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。

「処事光明」しょじこうめい

公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。

「立業貿易」りつぎょうぼうえき

全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。

エントリーシート(ES)対策

三菱商事では、例年ほぼESの内容は変わりません。よくある文章タイプのESに加えて、「あなたらしさが最も現れている写真」2枚を添付しそれについて説明する必要があります。自分が写っている方が望ましいとしているされているため、できるだけ普段から写真に残すよう心がけましょう。

細かいニュアンスは変わるものの、ESの内容は大きく以下のいずれかの問となります。

  • 信頼関係を築いた出来事
  • 困難を乗り越え達成したこと
  • 学業について
  • 三菱商事でのキャリアプラン、志望動機

年によっては"「困難なこと」がまだ未達成であっても良い"という指定があることもあります。何に課題意識を持ち、どのように改善の努力をしたのかが、成果そのものよりも重要です。全設問を通じて、価値観や判断基準について一貫したメッセージが伝えられるよう注意しましょう。

面接対策

1次面接~3次面接まで、基本的には同じようにオーソドックスな内容が問われます。なぜ総合商社なのか、なぜ三菱商事なのか、具体的に何がしたいのか、もしその部署に行けなかったら(コーポレートだったら)どうするのかといった、総合商社にありがちな面接の設問については、一通り答えられるよう準備しておきましょう。「それはメーカーでもできるのではないか」などネガティブな質問をされることもあり、諦めず考え応える姿勢が試される場合もあります。

2次面接でケース面接が出題された年もあるので、ケース面接対策セミナーや書籍等で準備をしておいたほうが良いでしょう。テーマは、一つは自分のESに関するテーマ(もしアルバイト先の社長になったら)と、時事問題系(2020年の東京オリンピックで日本の経済を発展させるための施策3つ)の2つが課されることが多いようです。時事問題に関しては、事前知識があったほうがスムーズに答えやすいので、ぜひ日頃からアンテナを張っておきましょう。