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なぜ、若手事業家が育つのか? 難しい領域で市場をつくり、 社会課題をビジネスで解決する

教育/人材、医療/福祉分野の変革を推進する事業創出ベンチャー、LITALICO。社会課題を独自のビジネスで解決する同社には、事業開発のポストが複数あり、2020年は新卒3名を執行役員に登用するなど、現社長から続く若手抜擢・実力主義の文化が根付く。中途入社で事業責任者を務める矢島氏と、新卒入社で新規サービス開発責任者を担う迫氏に、事業開発の醍醐味や事業家としての成長環境について話を伺った。

Dec, 10, 2020

株式会社 LITALICO

矢島 歩 氏 ・ 迫 裕太 氏

LITALICOをファーストキャリアで選ばなかった理由、選んだ理由

矢島 新卒就活時は、最終的には総合商社かリクルートかで悩んで、後者を選びました。LITALICOは「福祉の優しい会社」というイメージで、「ビジョンにまっすぐで素敵だな」とは思えても、「ここで自分が成長ができる」とは思えなかったためです。

迫  不登校や自殺予防等、メンタルヘルス分野に関心があって、大学1年生の頃に学生団体を立ち上げ、学生時代は、行政と連携したり、啓発目的のキャンペーンを企画したりしていました。その活動を起点に、高校生や大学生向けのメンタルヘルス関連のウェブサービスを立ち上げたいと考えていたのですが、事業の作り方を学ぶために起業ではなく、就職を選びました。

事業会社・広告・コンサル・省庁を見て3社から内定をいただき、最終的には「社会課題にまっすぐ向き合い、自分のビジョンを具現化できる」と思えたLITALICOを選びました。

難しい領域だからこそ鍛えられる事業家としての力

矢島 転職のきっかけはリクルート3年目の頃ですが、社内の新規事業コンテストに応募しつつ、起業することも検討していました。ふとしたきっかけで、LITALICOで新規事業を立ち上げている高寺と意見交換することになり、そこでもらったフィードバックの精度にびっくりしました。社会人としての年次は同じなのに、この差は何だろうかと圧倒されたことから、LITALICOでのキャリアを考え始めました。

というのも、私はただ漠然と「社会の課題を解決したい」と思っていたのに対し、高寺は「この課題はこういう構造で、解決するにはこのアプローチが筋がよさそう。その場合、こういうフェーズを経て、売上はこれくらいだから、多分コストはこれだけ使える」と、パーッと矢継ぎ早に話してきて。

矢島 彼と自分との差分がどこからくるのか考えると、彼が向き合ってきた課題の難しさにあると思いました。マーケットが大きい、伸びているからやる、ではなく、社会性と経済性の両立という難しい課題に逃げずに取り組み続けてきた彼と、私とでは「事業に向き合う密度」が違うと感じました。自分が立ち上げたいと考えていた事業も、同じようにマネタイズが難しい領域だったので、LITALICOでチャレンジして成長したいと思い、転職を決めました。

いざ入社してみると、新卒就活の時の印象とは異なり、ものすごくベンチャーで、良い意味で予想を裏切られました。「福祉の優しい会社」というイメージはユーザーに対する向き合い方からくるのであって、実態は、難しい領域で事業開発を続けるベンチャーなんです。

実態はSaaSスタートアップ。ジョブローテーションを通じ、事業開発に必要な力を獲得する

迫 「ものすごくベンチャー」というのは僕も同感で、各事業部が一つのスタートアップのようですね。僕が所属するのは、領域特化型の経営ソリューション事業群を開発する、いわゆるVertical SaaSの新規事業部門ですが、想像以上のスピードで、職域を拡げています。

同期の中には、マーケターとしてキャリアをスタートしたものの、エンジニア研修参加中に才能を開花させ、エンジニア職に転換した社員もいます。それぞれの適性や志向性にあわせて、いろいろなチャンスが待っています。

僕の場合だと、2018年に新卒入社して以来、フィールドセールスを半年、営業企画・事業企画を半年、マーケティング企画とインサイドセールスのチームマネジメントを1年、開発計画のPM業務が半年と、短い期間の中で複数職種を経験することができました。

迫 手取り足取り育成してもらったというよりは、事業部長や執行役員の背中を間近で見ながら、バッターボックスに立つチャンスをたくさんいただいた、という感覚があります。

営業管理システムの入れ替えや、外部との難しい交渉案件を任された時も、周囲からは大変そうだねと言われましたが、自分自身は、その先に事業の成長があると信じることができていたのでつらくはありませんでした。

なにより大変だったのは、まだ経験が浅い中で、事業への影響度の大きい、重要な意思決定を次々と任されることでした。自分の分析、提案ひとつで、来期の事業利益が動くことへの責任感にヒリつく思いがしました。

入社から3年間、走り抜けてみて、気付いたら、まんべんなくプロダクトマネジメントに必要な経験を積んでいました。全ての学生にとってお勧めできる環境ではないですが、何か世に出したいものがある人、「ロマンとソロバンで、ロマンを常に優先し、そのためにソロバンをはじく事業家になりたい人」にはベストな環境だと思います。

世の中になくてはならないプロダクトをつくり続ける

矢島 LITALICOは、一つの会社というよりは、増え続けるサービス、プロダクトの「群れ」といった方が適切かもしれません。 私たちは「障害は人ではなく、社会の側にある」と考えています。教育・福祉・医療の領域に存在する「社会の側にある障害」に取り組む中で、自然と事業が増えていきます。

私は、自分が死ぬ時に「この事業をつくった、このプロダクトで世の中の『負』を解消した」と誇れる自分でありたいのですが、そんな私にとってLITALICOは、取り組みがいのある難問に、次から次へとぶつかって乗り越えることで力をつけられる場所です。

迫 全国18,000人以上のユーザーに直接向き合う既存の店舗型事業群を持っていることも、新規事業開発のスピードの速さの理由かもしれません。ユーザーとの距離が近いからこそ、課題に気付く機会がたくさんあり、それを解決するプロダクトを作り出したいという気持ちも強くなっていきます。

SaaS事業部門の社員の何割かは、拠点で支援の経験を経て異動してきた、元は対人支援のプロフェッショルです。彼らから学ぶことは沢山ありますし、僕自身、機会をいただいて支援の現場に伺うこともあります。

迫 解決したい課題は山のようにあり、時に圧倒されそうになりますが、ユーザーとの距離の近さや社会的インパクトの大きさに鼓舞されて、まっすぐ頑張ることができます。

LITALICOで働いていると、学生時代にライフセービングに関わっていた頃の気持ちをふと思い出すことがあります。自分の仕事が、誰かの命や生活に深く関わっている緊張感、責任感、そこで自分がバリューを発揮できた時のやりがい。

LITALICOは、新卒で入社して仕事をする上で、決して楽な場所ではないですが、タフさに見合う成長が待っていることは約束できます。切磋琢磨しあえる仲間との出会いを心待ちにしています。

LITALICOについて詳しく知りたい方はこちら

執行役員 髙寺 雄二氏  登壇セミナー12/18(金)開催

株式会社 LITALICO

Interviewee

矢島 歩 氏

やじま・あゆみ

株式会社 LITALICO

LITALICOキャリア 求人メディア部門 事業責任者

東京大学卒業後、2015年にリクルートキャリアへ新卒入社。求人メディア事業の商品企画やイベント企画業務に従事。2018年よりLITALICOにて、障害福祉領域の人材マッチングサービスである「LITALICOキャリア」の立ち上げに参画。未経験ながらセールス組織立ち上げを推進。現在はLITALICOキャリアのメディア責任者。

Interviewee

迫 裕太 氏

さこ・ゆうた

株式会社 LITALICO

LITALICO仕事ナビ サービス開発責任者

京都大学卒業後、2018年株式会社LITALICOに新卒入社。領域特化型のVertical SaaSを展開する新規事業部門にて、営業、営業企画、マーケティング等のジョブローテーションを経験。企画戦略から実行まで責任をもち、中期事業計画の策定業務にも従事。直近はサービス開発の責任者として10数名規模のマネジメントを担当。