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少数精鋭のプロフェッショナルが支える医療・製薬業界の高度なマーケティング

テクノロジーが世の中に革新をもたらし、一瞬にして社会が大きく変わる時代。医療・製薬業界にも変化の波は当然のように押し寄せている。そんな中で鍵となるのは精度の高いマーケティング力だと語るのはエム・シー・アイの福永氏だ。業界におけるマーケティングの重要性や世界の製薬企業と取引をする同社の強み、さらにはデジタル化が進む中でも"人を根幹に考える組織"を追求する理由について話を伺った。

Oct, 27, 2020

株式会社エム・シー・アイ

福永 浩介 氏

医療業界で重要度が高まる、マーケティングの役割

エム・シー・アイ(以下、MCI)は、医療領域において製薬企業のマーケティング支援を担う会社です。近年、医療業界ではマーケティングの重要性が高まりつつあります。その背景にはデジタル化の遅れと医療の高度化があります。

かつて医療業界では、医師が製薬会社のMR(医薬情報担当者)から対面で薬の情報を仕入れることが一般的でした。しかし、最近は医療の高度化による薬や治療法の多様化に加え、MRの活動規制の強化等も影響し、10年前と比べても医師の情報収集の方法には変化が見られます。例えば、MRからの情報収集量は年々減少し、オンラインでの情報収集にかける時間が増加する傾向にあります。

これは業界内のわかりやすい変化の一例ですが、こうした変化に伴い、医師が求める情報を迅速かつ適切に届ける必要性が増しています。製薬企業のマーケティングを担う私たちの役割は、医師と製薬企業の間に生じる情報のミスマッチをなくすことです。そして、それは医療業界全体の発展と一般生活者のQOLの向上につながるものだと考えています。

そうした変化の中で多くのクライアントから信頼して仕事を任せていただけるのは、私たち自身も変化することを恐れず、積極的にチャレンジすることを大切にしているからだと思います。

正確性と緻密さが求められる、複雑で高度なマーケティング

私たちの仕事はマーケティングの力を駆使し、医療現場の情報、ニーズの収集と分析を行い、最前線で働く医療関係者への最適な情報提供をしていくことです。

マスへの情報発信が可能な業界であれば、大体の方向性が合っていれば、マーケティングによって一定の反応が得られるでしょう。しかし、医療の世界では医師の専門性や勤務環境等によって提供すべき情報が細かく分かれているので、情報を届ける対象や情報の精度が少しでもズレると、マーケティング施策を実行しても十分な反応を得ることが難しくなります。だからこそ高い専門性を持つ医師が、どのような情報を求めているかを的確にリサーチし、正確な情報をピンポイントで届ける必要があります。

また、業界特有の法律やガイドラインの遵守はもちろん、クライアント毎の立場や方針に基づく対応が求められます。そのため、業界やクライアントに対する深い理解のもとでマーケティング戦略を立てなければなりません。さらに、私たちは世界の製薬企業トップ20社ほぼすべての企業と取引実績があり、グローバルな目線を持ちながら仕事を進める必要があります。実際に、外資系企業のグローバル本社からご依頼をいただき、日本国内で調査等を実施するプロジェクトも毎年複数実施しています。

これほど正確で緻密かつ、複雑で高度なマーケティング、さらにグローバルの要素までも求められるのは、医療業界ならではでしょう。その中でお客様からの難易度の高いご要望にお応えできるのは、働く社員一人ひとりの実力の高さと柔軟な対応力、そして組織としてのスピーディーな意思決定を兼ね備えているからだと考えています。

製薬企業を支える、オーダーメイドの提案と人材の力

私たちは一つのパッケージ化されたサービスを、様々な企業へ展開しているわけではありません。お客様独自の課題に対して何ができるのかを考え、それぞれの製薬企業に合ったオーダーメイドの提案を重ねています。先ほどお話ししたように、製薬企業のマーケティングは非常に複雑で高度なので、全てをマニュアル化できるような業務ではありません。

さらに医薬品という商品の性質上、一社一社のお客様と長くお付き合いをしていくことが前提になります。その中でお客様と良好な人間関係を築くことはとても重要です。何度も一緒にプロジェクトを進める中で培った信頼関係から「こういう課題が出てきたけど、あなたにお願いできますか?」と、直接指名でご依頼いただいたり、依頼になる前の課題のタネのような状態から相談を持ちかけられたりもします。

そういう時にお客様の相談を受け止め、課題解決に繋げられる人材が社内に育っていないと、私たちの価値を最大限発揮することはできません。ですから、当社が一番投資すべきは人材だと考えています。社内に優秀な人材が多くいて、どれだけモチベーション高く働いているかが、MCIの未来を左右すると言ってもいいでしょう。

プロフェッショナル人材育成への取り組み

私たちが求めている人材は、継続的に研鑽を重ねて価値の高いアウトプットを追求したい方です。そういったマインドを持った真にプロフェッショナルな方を採用したいと思いますし、そのような思いを持って入社した社員が、どんどんチャレンジして成長できる環境を作りたいと考えています。

そのため、人事チームに教育研修と組織改善を担うポジションを新たに組み込み、様々な改善を重ねてきました。例えば、新入社員研修を体系化し、より実践的な内容を取り入れつつ、実際に研修を受けた社員からのフィードバックを受けて、翌年のプログラムを再構築しています。他にも、自己研鑽のための、時間的または金銭的支援として、例えば年間休日126日以上を確保したり、社員からの申請に応じて図書の購入や外部研修の受講等も支援したりしています。また、英語力を高めたい方に対してはTOEICの受験料は全て会社で負担しています。

業務環境としても、当社は組織を細分化していないので、一人ひとりが様々な仕事に取り組みます。その中では新卒1年目から分析力や交渉力、タスク管理能力といった、医療業界に限定されないビジネススキルを高いレベルで身に付けることができます。

個人の成長はあくまで社員自身の主体的なチャレンジが無ければ実現できません。私たち人事チームの役割は、そのチャレンジを支援する環境を整備することです。社員一人ひとりが主役となって、喜び、悩み、努力し、仲間と切磋琢磨して、成長を実現できるような環境を作っていきたいと考えています。

少数精鋭で、人を根幹に考える組織

MCIはこれからも少数精鋭で、人を根幹に考える組織でありたいと考えています。そして、人を公正に見ていきたいという想いが強くあります。社内では集合天才型組織という考え方を採用していて、人に何かを教えたり、周りを助けたりする文化が根付いています。クライアントへの高い価値提供のために前向きに取り組む人は手厚いサポートを得られますし、領域にこだわらず勉強し続ける意欲があれば、文系理系関係なく活躍できるチャンスがある環境です。

私たちが携わる仕事の性質上、全てにおいて高い品質、高いレベルが求められるので、経験者も未経験者も後から学ぶべきことは多くあります。ただ、自分で考え抜く力が備わっていて、貪欲に吸収し成長できるポテンシャルがあれば、入社時点での知識や専門性の有無は全く関係ありません。会社に依存せずに自分の力でキャリアを築いていきたいという人には、特に向いていると思います。

「何をやりたい」「こんな人間になりたい」「こういう立場で活躍したい」など、自らの明確な指針があれば、会社に与えられなくてもやりたいことにチャレンジできる環境です。業界のイメージに縛られず、自由に柔軟なチャレンジをしたいという意欲のある人には、ぜひMCIに飛び込んでもらいたいですね。

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株式会社エム・シー・アイ

Interviewee

福永 浩介 氏

株式会社エム・シー・アイ

人事チームリーダー

新卒から一貫してベンチャー企業の人事に携わり、2社経験したのちにMCIに入社。現在、人事チームリーダーとして、新卒採用以外にも人事領域を広くカバーして担当している。