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『はたらく』にこだわり、社会全体に活力を産み出す。人材大手に拡がるさらなる可能性

「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」というミッションのもと、事業を展開するパーソルキャリア。既存事業と事業開発の両方の経験を持つ、新卒入社の齋藤氏と中途入社の浅見氏に、人材大手の事業開発における強みと、そこに拡がる可能性について話を伺った。

Jun, 24, 2020

パーソルキャリア株式会社

浅見 義治 氏 ・ 齋藤 翔大 氏

事業開発を手がける新卒と中途、2人のバックグラウンド

齋藤 2015年に新卒でパーソルキャリアへ入社し、求人広告の法人営業を3年間経験。その後、キャリアチャレンジ制度※を活用し、新設されたばかりのサービス企画部に異動して、「転職後のビジネスパーソン」を対象にしたサービス立ち上げに携わりました。

※キャリアチャレンジ制度 :グループ内の他部署のオープンポジションに、自発的に異動希望を出せる制度。自身のビジョンに合わせて、一人ひとりがキャリアを設計することが可能。

 これまでパーソルキャリアでは、“転職後”の事業領域にはあまり挑戦していませんでした。ですが今回、より多くのはたらく人をサポートし、パーソルキャリアとしての価値を創出していくために“転職後”に踏み込んだサービス立ち上げポジションの募集をしており、そのアプローチに面白みを感じ、メンバーに加わりたいと自ら手を上げました。

 営業時代の上司は、入社したばかりの自分に「このグループや組織、会社全体をもっと良くしていくためには、どんなことができると思う?」と問いかけ、考える機会をよく与えてくれました。また、「自分の業務範囲だけではなく、どんどん外に染み出していけ」という言葉をかけてくれたりもしましたね。そんな上司と一緒に仕事をしていたので、高い視座で物事を考えたり、仕事の幅を広げたりする習慣が自然と身についたのだと思います。

浅見 私は新卒でリクルートに入社しました。学生時代のビジネス経験を通して「コミュニケーションをより深く学ぶことが人生をより豊かにする。そのためには徹底した営業力を身につけることから始めよう」と決め、一番ハードな経験が積めそうな領域の営業を希望しました。

 入社後は、社内ロープレ大会や飛び込み大会で結果を残し、全国一位にもなったのですが、現場に出ると同期チームのなかで自分だけ全く売れず、焦りましたね(笑)。結果としては、それを乗り越え、お客さまにも可愛がっていただき、個人やグループでの表彰も複数受賞しました。これだけ聞くと、華やかに感じますが、内情は誰よりも手痛い失敗を繰り返し、白い目で見られながらも周りの方に助けていただいて、なんとか生きていました。やらかした失敗の数なら誰にも負けないと思います(笑)。

 リクルート退社後は独立し、複数の会社を起業。さらには、日本国内の大学やコンゴ民主共和国で起業家育成・産学連携に携わり、2019年に縁があってパーソルキャリアへ入社しました。

 「なぜこのタイミングであえて会社員に?」とよく聞かれるのですが、その理由は、想像できない人生を歩みたかったから。そして、一番とらない選択肢をとることで、自分だけに依らない価値観を育むことができると思ったからです。

 また、私は、効率や能力重視のみで人を判断する人材ビジネスがあることを課題に思っていました。もちろん、大多数の人材ビジネスに携わる方はそうではないと思います。ただ、その課題に対して、「1ミリでも深く、はたらく人の気持ちに寄りそうサービスを創りたい」と考えたんです。そうすることで社会はより豊かに、より行動しやすくなると信じ、人材ビジネスでチャレンジしてみようと決意しました。数ある人材会社の中で、パーソルキャリアを選んだ理由は、会社として向き合う課題感が大きく、それを真剣に解決して社会貢献しようとしていること。そして、社内にいる人たちを見て、「人間として本当に素敵な人が多い!この環境なら自分の価値を発揮できる余地があるかもしれない」と感じたからです。

 入社してまだ一年も経っていませんが、自部門以外の取り組みにも関わっています。最近、全社横断で自律的な学習を推進する組織「PCA(パーソルキャリア)アカデミア」を立ち上げ、学長に就任しました。これまでいろいろなビジネスを経験してきたので、その知見を全力投入し、人材ビジネスをよりよく進化させ、お客さまの人生に少しでも価値貢献させていきたいと日々思っています。

ベンチャー企業だけがベンチャービジネスをやるのではなく、柔軟にチャレンジする時代

齋藤 サービス企画部はできたばかりだったので、新しいサービスを創ることに加えて、さまざまなことを整備しながらチーム体制を築く必要がありました。例えば、ミーティング一つとっても、「エンジニアやデザイナーとどのようにコミュニケーションを取れば、開発が円滑に進むのか」を考え、進めていく必要があります。営業と事業開発では思考のフレームワークや、頭の使い方が異なる部分があるので最初は苦労しました。

 今も試行錯誤の連続ですが、日々改善を推し進めることができるのは、サービスに関わる全ての仲間が、事業や組織に愛着を持ち、課題を自分ゴト化して改善のサイクルを回し、支えてくれるおかげだと思います。

浅見 私は、「ベンチャー企業だけがベンチャービジネスをやる時代ではなく、企業同士が手を取り合う、独自に事業を立ち上げるなど、もっと柔軟にいろいろな取り組みができると社会がより面白くなるのではないか」と思っています。最近は、ビジネスを取り巻く環境が変化し、事業開発が高度化しています。ここ数年で急速に伸びているベンチャー企業を例にとってみても、勢いだけでビジネスを創生せず、初期から事業拡大に耐えられる組織体制を構築し、大企業のルールも兼ね備えながら、事業加速に努めていることがわかります。

 事業開発は、一つのスキルに固執すると、市場環境の変化に対応できず、価値発揮し続けることの難易度が上がります。その点、当社にはさまざまな業界や企業から集まってきたプロフェッショナルが沢山いるので、そうした人たちの力を活かしながら高度な事業開発にもチャレンジできると感じています。そしてそれがパーソルキャリアで事業をやる面白みに繫がっていると思います。

既存事業での知見を、新規事業へ掛け合わせる

齋藤 新しいサービスを作る際は、リアルタイムでフィードバックを得られる機会が少なく、どうしてもお客さまの顔が見えなくなりがちです。そんな時でも、常にディスプレイの奥にお客さまの姿を思い描きながら仕事ができるのは、営業を経験したからこそだと思っています。サービスを企画するときは、お客さま像をできるだけ具体的にイメージするように心がけていますね。営業をしていた当時、「この4万円を稼ぐのに、どれほどの苦労があるか知っているか?」とお客さまに言われたことは、いまだに忘れられません。お客さまからお金を頂戴し、「どうすれば最大限の価値を返すことができるだろう」と、何度も試行錯誤を繰り返したことで、徹底した顧客志向が養われました。それは事業開発をする今でも確実に活きています。

 また、パーソルグループは、それぞれの事業を通じてお客さまとの間に広く深いつながりがあるので、何か新しい試みをしたいと思った時に、お客さまの協力を得やすいと感じています。営業がお客さまにお声掛けすると、大抵は気軽に話を聞いてもらえますね。それは、日頃から幅広いソリューションを提供し、お客さまとのリレーション構築をする中で、「課題解決のためにトータルでサポートしてくれる」という認知があるからだと思います。

浅見 「巨人の肩に乗る」という言葉にもある通り、全てのアイデアや事象は他の何かを参考にして、それをより良く改善する所から生まれることが通例なので、いきなり0-1に挑戦しても博打的な取り組みになる傾向があります。私は0-1を妄想、構想、実装のプロセス、1-10を情操、共創のプロセスと定義しているのですが、企業が事業開発に取り組む際に、この0-1と1-10のプロセスが理解できていると、大きなアドバンテージになると思っています。

 特に、1を10にするプロセスは、資金力やブランド力、過去の知見を掛け合わせることが大切だと思っています。そのため、すでにこういった資産をもっている企業や組織が、このプロセスを基に事業設計に取り組むことができれば、事業が成功する確率が高まると思います。

 私たちで言えば、約555万人※ものユーザーにサービスをご利用いただいているため、さまざまな知見が得られ、それを活用することができるのは強みの一つになります。今後の事業開発テーマとしても、既存事業で得た「はたらく」に関する知見を他の領域と掛け合わせながら事業を創造することで、従来の人材ビジネスの形に固執せずに「はたらく」に関する課題を横断的に解決していく存在になっていきたいと考えています。

※転職サービス「doda」累計会員登録者数(2020年5月末時点)

ミッションに集う、人の想いと原動力

齋藤 私には「誰もが、どこからでも、あきらめなくていい世の中を実現する」という人生のテーマがあります。仕事を通してそれを実現したいと思い、就職活動を始めたのですが、きれいごとだと言わず、真剣に話を聞いてくれたのがパーソルキャリアでした。当社は「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」というミッションを掲げていますが、ミッションに共感し、同じような想いを持つ人たちと働ける環境は自分に合っていると思います。

 在籍している部署には、SNSやゲーム業界出身の人もいれば、浅見さんのような起業経験者もいて、多彩なメンバーが集まっています。日々の何気ない会話から、いろんな知見を得られて、刺激が大きいです。

浅見 他にも前職で大手検索サービスやECアプリ事業の責任者だった人、ロボットを作っていた人など、かなりユニークな経歴の人が多く、楽しい組織ですね。

 知見やビジネスモデルを他社に模倣されて負けるようなら、それは本質的な強みではありません。組織戦略上の一番の優位性は、人のつながりだと一説には証明されています。人のつながりはそれぞれの会社ごとに特徴があるからこそ、そこを価値として磨いていくのは大切だと思います。

 これは個人的な考えですが、人生の1/3以上を費やす働く時間を、自分のキャリアアップや出世のためだけではなく、「多くの人の笑顔を産み出すこと」にかけられるのであれば、それはとても大きな喜びになると思っています。人材ビジネスは、多種多様な業種業態ではたらく人と数多く触れ合い、その人の「はたらく」を横断的にお手伝いする仕事です。私たちがはたらく人の可能性にこだわればこだわった分だけ、社会全体の価値や多様性が増すものと信じ、日々仕事に向き合っています。

 私自身、会社として向き合う課題を解決するために次から次へと新しい取り組みを進めています。新卒でも中途でも、成したい想いさえあれば誰にでもチャンスの扉が開く、それがパーソルキャリアの強さだと感じています。ここまで読んでくださった皆さんにお会いできることを心から楽しみにしています!

パーソルキャリアについてもっと詳しく知りたい方はこちら

パーソルキャリア株式会社

Interviewee

浅見 義治 氏

あさみ・よしはる

パーソルキャリア株式会社

サービス企画開発本部 サービス企画統括部 サービスオーナー部 ゼネラルマネジャー

リクルート新卒入社。営業、事業開発、マネジメントなどに従事したのち、コアストリーム初め、複数社創業。上場企業・成長ベンチャーを中心に、コンサルティング事業や、WEB開発事業、教育事業、フィンテック系事業などに携わる。 その後、慶應義塾大学をはじめ、複数の大学で産学連携や起業家育成に携わり、2019年7月にパーソルキャリアへ入社。パーソルキャリアでは、新規事業設計、アライアンス、テクノロジー開発などに従事。全社横断で自律的な学習を推進する組織「PCA(パーソルキャリア)アカデミア」を創設し、学長にも就任。

Interviewee

齋藤 翔大 氏

さいとう・しょうた

パーソルキャリア株式会社

サービス企画開発本部 サービス企画統括部 サービス企画部 アシスタントマネジャー

2015年4月にインテリジェンス(現パーソルキャリア)入社後、求人広告「an」「doda」の法人営業を3年経験。2018年5月からは、新規事業の立ち上げ部門にディレクターとして参画。転職後のアフターサービス「dodaキャリアライフサポート(現CAREER POCKET)」の立ち上げに携わる。2019年以降は、転職経験者向けコミュニティ「転職同期」の開発・運用に従事している。