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顧客から選ばれるコンサルティングファームが持つビジネスアジリティの専門性

ビジネスアジリティの専門性を軸に、既存のコンサルティングの枠組みを超えた企業支援をおこなうエル・ティー・エス。VUCA時代に求められる、コンサルティング会社や事業会社の在り方、そしてエル・ティー・エスが担う役割について、代表取締役社長の樺島氏に話を伺った。

Jun, 24, 2020

株式会社 エル・ティー・エス

樺島 弘明 氏

エル・ティー・エスが持つ、コンサルティング業界における課題意識

 コンサルティング業界では「一つのプロジェクトの中で戦略を描き、その実行までを支援する」という意味で、実行支援という言葉が用いられます。エル・ティー・エス(以下、LTS)では、この実行をより広義の意味で捉えています。それは戦略に至る前のプロジェクト立ち上げから、戦略策定、実行支援、プロジェクトの完遂、さらにはその後の定常業務で成果を出すところまで、顧客を支援するということです。

 当社の根本的な課題意識は、「コンサルティング会社は企業の事業成長に貢献できているのか」というところにあります。私はLTS創業当時から、企業が5年や10年に一度取り組む大きな変革を、コンサルティング会社が大きなプロジェクトで支援する、両者の関係性に違和感を覚えていました。

 すでに企業は大きな変革ではなく、大中小の様々な変革を日常的におこなう時代になりました。そこであらためて考えるべきは、「本当の意味での成長支援とは何か」ということです。コンサルティング会社は、ただ大型プロジェクトを成功に導けば良いのではなく、プロジェクトの立案から複数プロジェクトの成功、またそこでの失敗を学びに変えて事業活動に生かしていくところまでを、繰り返し担うべきだと考えています。

今後の企業成長を大きく左右するビジネスアジリティ

 これからのVUCAの時代に企業に求められるもの、それはビジネスアジリティです。ビジネスアジリティとは、変化に迅速に対応できる組織能力のことを言います。

 例えるなら、ラリーカーのような事業組織です。F1マシンはサーキットを高速で走ることができますが、一度コースから外れると止まってしまいます。一方のラリーカーは、舗装された道でも、砂利道でも、雨の中でも、クルマを上手にコントロールしながら速く走ることができるのです。

 変化に迅速に対応できる組織を作ることを考えた時に、大事なのは軌道修正を前提とした戦略です。正しい戦略を描くよりも、実行と修正のサイクルをいかに素早く回せるかということの方がより重要になってきます。

 また実行において大事なことは、人とプロセスです。企業が他社と同じことに取り組もうとしても、実行スピードに差が出るのは、常にビジネスプロセスをブロックのように分解し、管理、運用できているかどうかの違いです。実行スピードを早めるためには、自社の事業構造とそのプロセス、つまり業務やデータの流れ、システムや使用するツールまで全てを見える化した上で、いつでも分解したり再構築したりできる状態にしておく必要があります。

 当社が事業開発や新規事業立案において、顧客から圧倒的な支持を得ることができるのは、ビジネスアジリティに対する専門性を軸に、既存のコンサルティングの枠組みを超えたところまで顧客企業と並走させていただく特徴を持っているからでしょう。

変化に強い特徴を生かし、顧客のみならず業界全体に価値貢献する

 新型コロナウィルスの影響により、働き方や仕事の進め方、組織のあり方は、さらに大きく変化していくことでしょう。しかし、その多くはすでに構造的に起きていた変化が早まったに過ぎないと考えています。

 私たちが企業の様々な変革を支援する先には、状況に合わせて素早く適応できる事業組織を作って欲しいという想いがあります。当社が提供するコンサルティングサービスは、戦略からIT、業務プロセス、組織の在り方や作り方まで、ビジネスアジリティを軸に開発しているので、この状況下でも大きく影響を受けることはありません。

 顧客への直接的な価値貢献の他に力を入れているのは、情報発信です。LTSは論文の執筆や書籍の出版、他にもグローバルな団体での講演活動や展示など、これまで積極的な情報発信に取り組んできました。今年からビジネスアジリティについても発信の機会を増やしています。

 また、コンサルティング業界全体への貢献も意識しています。「業界の中のどこに無駄な活動があるのか」「どこに本質的な価値や埋もれている価値があるのか」を探り、埋もれている価値が世の中に広く知られていないのであれば、事業としてそれを表に出す仕組みを整えることにも取り組んできました。もちろん「収益化できるのか」「ニーズがあるのか」という話も大事ですが、業界を俯瞰で捉え全体を良くするために、「LTSとしてどんな貢献ができるのか」ということに重きを置いて、事業の運営や情報発信、顧客への価値貢献に取り組んでいます。

若手から挑戦を重ね、論理と情理を兼ね備えたプロフェッショナルに

 ビジネスアジリティに対する専門性に加え、マザーズに上場したことで事業機会が増加し、顧客の業種や案件のバリエーションは広がりました。今では事業の深掘りと、新しい領域の探索の両方で若手が活躍しています。

 例えば、新しい領域の探索の一つとして、これまで工場の品質管理に用いていたAIやモデル化を利用し、財務分野における予算や中期経営計画を再定義しようという取り組みがあります。具体的には、各事業のマクロデータや競合他社の過去の業績から、予算と業績見通しをモデルによって算出するという試みです。これはAIやプログラミング、会計に関する知識のある若手社員が、自ら企画、立案したプロジェクトです。

 LTSでは、仮に多少経験不足だとしても、その領域の第一人者をアドバイザリーに迎えることでそれをカバーし、若手社員でも新規事業の探索ができる環境を整えています。

 他にも当社の基幹事業である、ITプロジェクトやビジネスコンサルティングの現場を極めて、その領域の深掘りに取り組んでいる若手社員もいます。

 コンサルタントも、エンジニアも、コーポレートメンバーも、それぞれが一人前のプロフェッショナルになった後、自分の好きな仕事に取り組むのはLTSの特徴と言っていいでしょう。

 ミッションに「人の持っている可能性を信じ、その可能性が十分に発揮できるように支援することで自由で活き活きとした人間社会を実現することに貢献する」と掲げていますが、自分で決めて、自分でやって、自分で責任を取るというのがプロフェッショナルであり、自由な人生を送ることに繋がると考えています。

 また論理だけではなく、感情や感性も大事にしようという風土は、当社のコンサルティングスタイルや組織文化として根付いています。論理と情理、頭と心の両方を大事に仕事をし、活き活きとした人生を送っていこうということです。

 好きで、得意で、誰かの役に立つ仕事。これに全力で取り組んでいると、幸せだという実感が得られるので、好きなことや得意なことをさらに磨いて、もっと役に立ちたいという気持ちが湧いてきます。そうして経済的にも精神的にも自立し、自分の規律規範に従って生きていくことを重視しているのが、私たちの組織です。

2030年を見据え、LTSの次のフェーズを共に創る仲間へ

 かつてのコンサルティング業界は、経験を積んだ戦略コンサルタントの提言が絶対でしたが、そのような時代はすでに終わりました。これからは若くても専門性があり、ユニークなモノの見方ができる、海外に詳しい人材が重宝される時代です。「この人に相談してみよう」と思ってもらうために、自らの頭で考え、行動し、間違いを認めて素早く軌道修正できる総合的な人間力が、プロフェッショナルとして欠かせない素養になるでしょう。

 LTSは今後10年間をグローバル展開の本番と位置付け、2030年にアジアで五本の指に入る、存在感ある企業になることを目指しています。これまでも国際的な研究活動を行うIAOPへの加盟、ベトナム最大手のICT企業であるFPTとの業務提携、GrabやOYOといった海外の顧客基盤へのアクセスを可能にするなど、グローバル展開のための舞台とシナリオを整えてきました。

 これから入社される皆さんには、その舞台で活躍し、一緒になってLTSを次のフェーズに押し上げてくれることを期待しています。

エル・ティー・エスについてもっと詳しく知りたい方はこちら

株式会社 エル・ティー・エス

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樺島 弘明 氏

かばしま・ひろあき

株式会社 エル・ティー・エス

代表取締役社長

慶應義塾大学卒業後、 ING生命保険株式会社入社。その後、株式会社IQ3を経て、株式会社ラーニング・テクノロジー・コンサルティングで営業担当ゼネラルマネジャー。2002年3月に株式会社エル・ティー・エス設立に参画し取締役に就任。同年12月より現職。