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ここは、最先端技術を出荷する「未来工場」。大手企業のAI導入に革新を起こす技術と組織とは

AIを軸に革新的な技術を”実用”に落とし込んだプロダクトで企業の生産性向上に貢献するブレインズテクノロジー。わずか40名という社員規模でありながら、国内随一の導入実績を誇る技術と組織の特徴について、代表取締役CEOの濱中氏が語った。

Dec, 26, 2019

ブレインズテクノロジー株式会社

濱中 佐和子 氏

最先端技術を商品として出荷する『未来工場』

近年、機械学習に関する研究開発論文や、アドテク各社から多くのオープンソースプログラムがリリースされていますが、それらを商品として実用化することは非常に難易度が高く、ほとんどの企業では研究開発ベースで技術提供をするに留まっています。 しかし私たちは、技術は開発して終わりではなく、その恩恵を世の中にきちんと還元してこそ意味があるものだと考えています。そうした「最先端の技術を応用し、工場のように責任を持って商品として出荷したい」という強い思いから、ブレインズテクノロジーでは『未来工場』というコンセプトを掲げています。

このようなコンセプトを定めた背景には、私が新卒で入社した日系ITコンサルティングファームであるフューチャーアーキテクトでの経験があります。 入社後、主にミドルウェアの開発プロジェクトに携わる中で、クライアント内でIT部門が"コストセンター"として見做されていることに違和感を覚えるようになりました。確かに、利益を直接生み出す部門ではありませんが、事業の生産性を向上させて、利益を最大化する重要な役割を担っているはずなのに、社内では疎まれていることさえあったのです。 そのような状況を打破したいと考え、私は新たにテクノロジーをサービスにする事業部をフューチャーアーキテクトの中で立ち上げました。その後、さらに技術革新が進み、2008年頃にはAI技術が出始めます。私は「この技術を応用すれば劇的に世の中が変わるのではないか」と強く思うようになりました。そうして、「AIが事業の中で実際に運用され、生産性や競争力の向上に役立てられること」に重点を置いた事業を始めようと、8年間勤めたフューチャーアーキテクトを離れ、ブレインズテクノロジーを設立しました。

オープンソース技術を用いた圧倒的導入実績を誇るプロダクト

私たちは主に、エンタープライズ領域の企業に対して、機械学習技術の導入支援をしており、具体的には2つのプロダクトを有しています。一つは、工場や発電所などのセンサーデータを用いた異常検知に実績を持つ、大規模データ分析基盤「Impulse」。もう一つは、膨大な企業内文書の検索を行うシステム「Neuron」です。 これらのプロダクトの強みは、「活用される」ということにこだわって開発していること、そして実際に導入・運用された多数の実績があることにあります。 まず、プロダクトはすべて内製で開発するのではなく、日々世界中で進化するオープンソース技術を用いて行っています。これにより開発費用を抑えることができ、競合他社と比較して高品質かつ低コストでお客様への価値提供が可能になります。オープンソースを組み合わせながら、不足している部分は自社で開発し、製品レベルまで最短で仕上げることができるのは、当社の最大の強みだと考えています。 また国内外で多くの稼働実績を誇るImpulseは、大手自動車系メーカーの工場や建築、通信インフラなどの現場で多数利用され、ユーザーの声によって育てられたサービスです。活用されることにこだわり、外付けの分析ツールではなく、業務システムとして組み込んで使うことが可能な構成のシステムで、データ分析の専門家ではなくても手軽に利用できるのが特徴です。

国内外からの高い評価

このように「活用される」ことにこだわってサービスを作り上げてきた結果、多くの大企業に導入いただき、国内のみならず、海外からも高い評価をいただいているのは非常にありがたいことです。 2018年には、未だ社会実装があまりなされていない機械学習技術を、時代に先駆け10年以上にわたって運用してきた実績が評価され、世界でもわずか4社というGartnar社の「Cool Vendors in Performance Analysis,AIOps Focus, 2018」に選ばれました。 また、AWS社からは「産業用ソフトウェア」の高い専門技術と実績を持つパートナーとして、日本企業が開発したサービスとしては初めて「AWS Industrial Software Competency Partner」認定を獲得しました。現在は、AWS社の米国技術部隊との交流も図っています。 アルゴリズムに国境や言語の壁はありません。今後も海外企業へのサービス提供を積極的に行い、グローバルへのアピールをしていければと考えています。

エンジニアリングでの課題解決スキルを身につけられる成長環境

一言でIT企業といっても、千差万別です。事業内容だけでなく、社内環境や入社後に身に付けることができるスキルにおいても違いがあります。ですから、学生の皆さんには、多くの業界や企業を見た上で、自分の行くべき会社がどこなのかを判断してほしいと思います。 ブレインズテクノロジーでは、エンジニアとして最先端技術を扱いながら手を動かし、ものづくりを通じて企業の課題解決に挑むノウハウを身につけることができます。

まずお伝えしたいのは、当社のビジネスモデルは受託型の開発やコンサルティングとは異なるということです。より多くの企業に導入できるような汎用性の高いプロダクトを、オープンソースを用いて自社開発し、それをカスタマイズしてサービス提供をしており、極めて合理的な手法を取っています。 大手コンサルティングファームやSIerのように、多分野で個々の企業に応じた価値提供を行うことはありませんが、当社のプロダクトを用いた課題解決手法にマッチするクライアントに対しては、ローコストでユーザビリティの高いシステムを提供しています。そのため、当社のエンジニアは要件定義や開発、運用保守を行うだけでなく、プロダクトをアップデートし続ける必要もあります。 ですから、日々更新される最新技術のキャッチアップを必然的に行うことになります。機械学習の領域でも、主要なソフトウェアはオープンソースで開発されています。特に最先端の技術分野では、研究や普及が加速することを目的として、GAFAのような企業が積極的に自社開発したソフトウェアもオープンソース化されています。それらは日々更新され続けており、積極的に理解を深めていくことは、業務上、必要不可欠です。 このようにブレインズテクノロジーは企業の課題解決と同時に、最先端技術を用いたものづくりの経験をバランス良く積める環境だと言えるでしょう。

中途では成長環境や世の中への提供価値、技術力に共感した優秀な人材が、様々な企業から集まっており、新卒採用においては現時点でのスキルを重視しない、ポテンシャル採用を行っています。現在は国公立の理系院卒の方が多いのですが、文理など学歴だけにとらわれることなく柔軟に採用活動を行っています。また海外大学からも積極的に採用を行っています。 エンジニア志向・技術志向の方であれば、入社してから努力を積み重ねることができる人と一緒に働きたいと思っています。技術への興味関心があり、知的好奇心旺盛かつ勉強熱心、そして目的意識を持って行動し、改善を続けられるような人と一人でも多くお会いしたいですね。

ブレインズテクノロジーについてもっと知りたい方はこちら

ブレインズテクノロジー株式会社

Interviewee

濱中 佐和子 氏

はまなか・さわこ

ブレインズテクノロジー株式会社

代表取締役(CEO)

2000年フューチャーアーキテクト株式会社へ入社。2005年にテクノロジーサービス事業部を立ち上げ、副事業部長に就任。同社で最短(4年6カ月)でディレクターに昇格。技術部隊のリーダーとして、部門マネジメントから案件支援まで幅広く実務をこなす。 2008年同社を退職し、ブレインズテクノロジー株式会社を設立。コンシューマ技術を活用したサービス開発に従事。