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テクノロジーで顧客のビジネスをより強固にし、"新しい社会の姿を創造する"コンサルティングの精鋭集団

テクノロジーだけでも、コンサルティングだけでもなく、両方の強みを併せ持つビッグツリーテクノロジー&コンサルティング。数年後の上場を目指し、デジタルトランスフォーメーションで成長を加速させている。技術力とコンサル力を武器に、高い生産性を誇り、名だたる大企業のデジタルトランスフォーメーションを数多く支援する、同社の躍進の秘訣はどこにあるのか。代表取締役社長の杉山氏に伺った。

Dec, 02, 2019

株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング

杉山 健 氏

技術革新に素早く対応し、
”攻めのIT“で成長を加速させる

 ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(以下、BTC)は2002年に創業し、現在は東京、札幌、ベトナム、シリコンバレーに拠点を構え、国内外のグローバルネットワークを駆使しながら、事業を拡大しています。2018年から経営方針を転換し、数年後の上場を目指してその準備に入りました。B2BのエンタープライズIT業界全体は年率1~2%程しか成長していませんが、私たちのメイン事業であるRPAやデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の成長性は非常に高く、BTCはここ10年に渡って年率で20~30%の成長を遂げています。

 一般的にIT業界の大手企業が手がけているのは、SoR(システムオブレコード)といわれる、会計や人事、サプライチェーンのシステムなど、10億円以上の大規模な案件ばかりです。準大手企業も同様にSoR中心ですが、案件規模が1億円~5億円程になるイメージです。一方で私たちが多く手掛けているのはSoE(システムオブエンゲージメント)、すなわちお客様と、そのお客様を結ぶシステムです。私たちはこの企画・開発を得意としていますが、SoEは難易度が高いとされていて、SoRとは異なる技術や知見が求められるので、大手や準大手企業が参入しにくい側面があります。他にも、SoI(システムオブインサイト)と呼ばれるような概念も出てきていますが、こうした新しく難解な技術は、ゼロから理解を深めて、実際に扱えるようになるまでにかなりの時間を要します。ですから、BTCは技術革新のスピードに上手く対応しながら、SoEやSoIのような難易度の高い「攻めのIT」領域を中心に手掛けることで、高い成長率と収益性を実現しています。

本質的な課題解決と、
高い生産性を実現するためのこだわり

 IT業界の課題は、発注元から仕事を請けた企業が、賃金の安い下請け企業に仕事を下ろしていく「多重請負構造」にあると私は考えます。二次請け、三次請けとなると、「クライアントにとって本当に必要なシステムなのか」、「クライアントの要望をそのまま実現することが、最適なソリューション提供なのか」という疑問が生じても、そうした懸念を意見提言し、ゼロからクライアントの本質的な課題解決に向き合うことは難しいです。そのため、BTCは「一次請け」の案件にこだわり、対等なパートナーシップを組んでお取引をしています。そうすることで本質的な課題解決に向けたコンサルティングが可能になり、高い生産性と収益性を保つことにも繋がります。

 実際に私がBTCに入社した2012年以降、お取引が終了した企業は数社しかありません。一度お取引を始めたクライアントはほとんど維持し、繰り返しオーダーをいただいています。また、私たちがお取引をしている業界のリーディングカンパニーと呼ばれるような企業の経営者の多くは、自社の目先のビジネスや利益拡大だけを優先するのではなく、「業界そのものを変えていきたい」という意思を持っています。そうした経営者の皆様に、テクノロジーに関する最新情報や世の中のトレンドを、定期的に提供しているので、「先端的な技術を用いた、革新性の高いサービスを開発したい」と、直接ご相談いただく機会もあります。

社員の成長のために、
最高の環境を提供し続ける

 BTCは社名の通り、テクノロジーとコンサルティング両方の強みを持ち併せ、価値を提供している会社です。一次請けにこだわり、業界のリーディングカンパニーと共に、社会にインパクトをもたらし、ビジネスを成長させていく。そのためには、「時代が希求するプロフェッショナルを生み出す」ことが、最も必要なことだと考えているので、BTCのミッションの一つに「価値の源泉である社員が、成長し続けるための最高の環境を提供する」ことを掲げています。社員には早いスピードで成長してもらいたいので、そうあり続けるためには、社員の成長を上回るスピードで会社を成長させなくてはいけません。それは代表である私自身が、相当の覚悟を持って取り組むべきミッションだと考えています。

 社内研修を充実させたり、シリコンバレーの最新動向を学べる社内勉強会を実施したり、資格取得なども奨励していますが、何よりも大事にしているのは、システム開発や顧客調整の現場を若いうちから経験してもらうことです。BTCには営業部門がないので、プロジェクトチーム自らがお客様の成功に寄与するため、自分で何を作るかを決めて、決めたことをやり切る。そうすることで、顧客対応もシステム開発もどちらもできる人材へと成長していきます。

 おかげさまで、2018年は21名、2019年は31名、2020年は40名(予定)が新卒でBTCを選んでくれており、優秀でマインドの高い人材が揃っています。学校でITをきちんと勉強している人であれば、学歴不問で、プログラミングの能力テストをもとに採用するケースもあります。また、未経験の理系学生でも、文系学生でも、マインド及びポテンシャルが高い人が2~3年本気で取り組めば、十分に仕事で使える技術レベルに到達します。プログラミングが得意でスムーズに業務に携わり始めた情報系出身者が顧客対応で苦労することもあれば、技術のキャッチアップに時間がかかっていた文系出身者が、顧客対応になると輝きを放つこともあるので、文理問わず、柔軟に若手を育てています。ただし、成長している若手社員が共通して持っているのは「確かな実力」「自分が成長したいというマインド及びポテンシャル」です。

高い技術力とコンサルティング力が、
デジタルトランスフォーメーションを可能にする

 Uberのように、社会に革新的なサービスを生み出した企業は、ただスマホアプリを開発したわけではなく、車両の位置を把握してMAPと連動させる技術や、ユーザーとドライバーが匿名かつ安全に通話できる仕組みを構築するなど、技術革新をもたらしています。一方で、大手企業が自社だけでDXを推し進めようとすると、社内にほとんど情報がない状態から、自社のシステムにあった新しい技術を選定し、部門の枠を超えて、適切に連携を進めていかなくてはいけません。そのため、想定以上に時間がかかり、構想段階で終わってしまうケースもよくあります。

 私たちが業界で先駆けて取り組んだ某ECサイトひとつとっても、EC全体のうち、ユーザーに見えている部分は20%程に過ぎません。本当に大事なのはその裏側の80%で、業務設計やサービス設計、それを支える情報システムといった非常に複雑な「業務系」の部分です。オーダーを受けてから、どのように商品をピッキングし、形や取り扱い方法の異なる商品と一緒にどうまとめて発送するのか。そうした課題を解決するためには、ただシステムをコツコツと構築していくだけではなく、現場でヒアリングを重ねて適切な業務プロセスを設計するコンサルティング能力や、新しい技術をどんどん取り入れながらスピーディーに課題解決を進めていくための高い技術力が求められます。BTCがこうした複雑なシステム構築を強みとし、DXを実現できるのは、常に新しい情報を仕入れて、扱う技術に制限を設けず、技術力を磨き込んでいること。そしてその技術を理解した社員が、地に足のついたコンサルティングを行うことができるからだと考えています。

自らの技術とコンサルティングで、
社会を変え、文化を創る

 私たちのミッションのもう一つは「クライアントが描くビジョンを共有し、それを実現する真のパートナーとして、その先にある新しい社会の姿をともに創造する」というものです。私たち自身はB2Bのビジネスを行っているので、直接的に新しい社会の姿を創造することはできません。しかし、だからこそ、一緒に仕事をさせていただくに際し、クライアントがどんなビジョン及び新しい社会の姿を描いているのか、それに対して私たちも共感・共有できるか、という点は重視しています。生意気に感じられるかもしれませんが、共感・共有できないビジョンに対しては、発注をお断りすることもあります。

 直近では、あるシェアリングエコノミーにかかわるプロジェクトを某企業と始めました。まだ存在していないビジネスモデルを共に検討し、最先端技術を組み合わせていく非常に難易度の高いものですが、私たちのメンバーは最高のモチベーション、パフォーマンスにて取り組んでいます。

 このように難易度が高くスケールの大きなシステムを作り上げ、世の中にインパクトを与えるような価値を提供する。これこそがBTCの特徴であり、自らの力でこうした”新しい社会の姿を創り上げていく“ことができるのは、他では味わえない面白みでしょうね。今年も未来のBTCを牽引するような、優秀でマインドの高い学生に、一人でも多く出会えることを楽しみにしています。

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングについてもっと知りたい方はこちら

株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング

Interviewee

杉山 健 氏

株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング

代表取締役社長

電気通信大学を卒業後、1993年にアンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。約20年間勤めた後、2012年に株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングに転職。2015年代表取締役社長に就任。