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1.4兆円市場の開拓者が語る 伸びるビジネスの目利き法

Jan, 23, 2017

アイペット損害保険株式会社

中川 裕之 氏

栄枯盛衰とはビジネスの習いであり、あらゆる商品・サービスには期限がある。

1889年〝花札〟製造業として創業した任天堂が現在扱うのは、〝ファミコン〟を代表とするゲーム機であり、コフレドール(COFFRET D'OR)をはじめ数々の美容ブランドで知られるカネボウ化粧品も、もとをたどれば一つの〝紡績〟工場から始まった企業だった。

過去の時代を振り返ると、あらゆるビジネスが市場の変化に応じて拡大と縮小を繰り返し、20年30年後の世界でもこのような循環と変動は続くだろう。したがって、2017年の今を生きる君が持つべきなのは、「現状」分析よりも「未来」予測における慧眼なのだ。

日本を含むアジアで将来的な規模拡大が予測される産業の一つに、ペット関連産業が挙げられる。

以下、同産業において巧みな差別化戦略を駆使し事業を拡大させるアイペット損害保険(以下、アイペット)の中川氏が語る、伸びるビジネスの目利き法と醍醐味だ。

―なぜペット保険で事業を始めたのでしょうか

日本と海外の、ペット保険加入率における差分に着目したことが大きいですね。ペット保険の加入率は、欧米では猫で30%、犬では50%に上ることと比較して、日本の加入率は約5%。もし日本が欧米と同程度にまで達すれば3000億円もの市場が誕生することが見込めますし、現にペット保険市場の伸びを体感しているところです。

1兆4000億円の潜在市場とペット「家族化」という追い風

ペット保険発祥の地イギリスにおける加入率は約45%。現在の約5%の日本において、同程度の加入率まで達すると仮定すると、その潜在マーケットは約3,300億円にも上るという。

さらに言えばペット保険に限らず、ペット産業自体が今後拡大していくと考えています。それも、日本を含めアジア圏全体で。

―拡大を見据えられる根拠は何でしょうか

二つあります。一つは 〝家族の一員としてペットを飼う〟という価値観の台頭です。従来よりも人とペットの距離感は縮まり、人がペットを暮らしのパートナーとして捉え始めたことが、ペットにかける金額を増やすことにつながっています。街を歩いているワンちゃんがきれいに着飾っているのも珍しくなくなりましたよね。もう一つはペットにお金をかけられるほどに国が豊かになりつつあること。経済が発展しつつあるアジアの国々において、今後ペット関連産業が勃興することが推測されます。先行する日本で知見を蓄え、アジアに進出することを想定しています。

―現在の市場概況と、アイペットのポジションは

現在ペット保険の市場には10社以上の競合がいる中、2社で7割以上のシェアを占める寡占状況で、このうちの1社が私たちアイペットです。ただ、私たちとしては「保険」事業にこだわるつもりはなく、今後はペット関連産業全体に仕掛けていきたいと思っています。

―最後に、アイペットで働いていて感じる魅力を教えてください

成長市場にしかない圧倒的な変化を体感できることは、アイペットのような成長企業固有の魅力かと思います。大企業の中で1万人が1万500人になる過程を経験するのと、アイペットのような会社で100人が500人になる過程を経験するのとでは、後者の方が会社も自分も圧倒的に変化するはず。さらにこの変化を、自らの血肉にできるのは、ビジネスパーソンとして非常に大きなプラスになると確信しています。

若手社員&内定者に聞いた、私がアイペットを選んだ理由

アイペット入社を決断した時期が比較的近い社員&内定者に、その入社理由を聞いてみた。

▼永井 宏達 ながい・こうたつ (2016年度 新卒入社 マーケット戦略部 大阪大学経済学部出身 )

一つはWebマーケティングのレベルが高いことです。長期的にみて、Webマーケティングのスキルはどの会社でも必要になるため、厳しい環境でビジネス力を高めつつ、専門的なスキルも向上させたいと考えていました。この会社には、求めている環境があり、市場価値を高められると考え入社いたしました。

▼進藤 瑠美 しんどう・るみ (2015年度 新卒入社 メディカル・ソリューション室 北海道大学農学部出身)

私は人に憧れを持てる会社だから選びました。スキルだけでなく、自分自身の人間力を高めたいという目標があったんです。現在、商材開発から営業等まで、幅広い領域にわたって仕事につく日々。全ての仕事で様々な人と折衝・調整しながら、自分が求めていた力がすごく培われているという実感を得ています。

▼土屋 愛理花 つちや・えりか (内定者)

入社した会社で、長く働くことを考えたとき、一人ひとりを丁寧に育てようという姿勢が感じられたことが好印象でした。そして、“今有名な会社”と“20年後有名になる会社”のどちらがいいか考えたときに、後者で働く方が、大変だけど価値のあることだと考えました。

アイペット損害保険株式会社

Interviewee

中川 裕之 氏

なかがわ・ひろゆき

アイペット損害保険株式会社

人事総務部長

東京大学卒業後、日本ヒューレット・パッカード、ドリームインキュベータ(DI)を経て、アイペットへ入社。DIでは、戦略策定・営業改革・人材育成・ベンチャー投資育成・新規事業立ち上げなどに従事。