フジテレビの特徴・企業研究レポート

目次

  • フジテレビの特徴
  • 主な番組
  • これまで事業の歩み
  • 今後の経営戦略
  • フジテレビや、出身者による著書

フジテレビの特徴

1990年から1992年、2004年から2010年の間は、NHKを含めた6局の中で視聴率三冠王を取るなど民法トップを走っていたフジテレビ。しかし、近年の視聴率は低落しており、苦しい状況が続いています。

※視聴率三冠王…ゴールデンタイム(19-22時)、プライムタイム(19-23時)、全日(6-24時)の全てで平均視聴率がトップの放送局のこと

サッカーやオリンピック等の大型スポーツ番組は成功しているものの、レギュラー番組の視聴率が下がっており、フジ・メディア・ホールディングスの営業利益は2013年の376億円から2016年には243億円に。その上、営業利益の半分以上はフジテレビ以外の事業(不動産・都市開発事業)からとなっています。時価総額でも日テレ、TBSより下回っており、現在は民放3番手です。

放送事業以外には、映画事業やイベント事業も手がけています。映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が実写日本映画の興行収入新記録を樹立したことは話題になりました。イベントでは、シルク・ドゥ・ソレイユの日本開催なども手がけています。

主な番組

スター千一夜、ザ・ヒットパレード、鉄腕アトム、ドラゴンボール、ONE PIECE、サザエさん、ポンキッキーズ、PSYCHO-PASS サイコパス、新春かくし芸大会、THE MANZAI、オレたちひょうきん族、笑っていいとも!、FNS27時間テレビ、夢で逢えたら、SMAP×SMAP、めちゃ²イケてるッ!、ネプリーグ、テラスハウス、MUSIC FAIR、FNS歌謡祭、FNS27時間テレビ、めざましテレビ、東京ヤクルトスワローズ(出資による放映権) 、北の国から、東京ラブストーリー、101回目のプロポーズ、ロングバケーション、HERO、世にも奇妙な物語、踊る大捜査線

ほか

これまで事業の歩み

フジテレビの始まりは、戦後にさかのぼります。米軍の使用していたチャンネルの日本返還に伴い、ニッポン放送・文化放送(いずれもラジオ局)、東宝・松竹・大映(映画会社)の5社の共同出資で1957年に設立されたのが「富士テレビジョン」です。

1958年に社名を「フジテレビジョン」に変更し、59年より放送開始。地方テレビ局と放送ネットワークを組み、FNS(フジネットワークシステム)というグループを形成して、そのキー局となりました。日本テレビは読売新聞、テレビ朝日は朝日新聞など新聞主体のテレビとは異なり、純粋にテレビ主体のグループを作っていくこととなります。

1981年、コーポレートスローガンをこれまでの「母と子のフジテレビ」から「楽しくなければテレビじゃない」に変更し、「バラエティのフジ」として人気を集めていくこととなります。これは「軽ちゃー」路線とも言われていました。 。

2005年には、ライブドア社長の堀江貴文氏(ホリエモン)が、フジテレビの経営権を得るために出資元・親会社であったニッポン放送の株を買い占めるという敵対的買収が発生。一度はライブドアとの提携をせざるを得ない状況でしたが、買収は紆余曲折を経て失敗に終わります。この一件はライブドアショックとして日本の株価全体を一時押し下げる事態となりました。

2008年には、持株会社フジ・メディア・ホールディングスを設立して、フジテレビジョンはその傘下という形になっています。

フジテレビ出身の著名人には、以下のような人物がいます。

黒岩祐治
神奈川県知事(元フジテレビ・ニュースキャスター)
すぎやまこういち
作曲家。代表曲:ドラゴンクエストシリーズ(元フジテレビ・ディレクター)
吉田正樹
ワタナベエンターテインメント会長(元プロデューサー。代表作:笑う犬の生活、トリビアの泉)

今後の経営戦略

以下、経営戦略はフジ・メディア・ホールディングス全体について解説します。

フジテレビでは地上波、CS、Web配信、BSフジそれぞれが有機的に結びついた「4M(フォーメディア)ストラテジー」を掲げているものの、直近での業績回復は見込めていません。コンテンツビジネスの収益力強化として、インターネット配信であるFOD(フジテレビオンデマンド)の開始や、アニメ・映画事業に注力していく考えです。

特に好調な都市開発事業では、札幌グランドホテルなどのホテル事業や鴨川シーワールドなどが高い収益を上げており、2017年秋には新しく京都でのホテル開発を予定しています。

また、新規事業として取り組み、「ファントム オブ キル」といったヒット作を生み出してきたゲーム事業は「フジゲームス」として分社化、新たな収益源とすべくさらなる投資を進めていきます。

フジテレビや、出身者による著書