戦略実行フェーズにフォーカスし、企業変革コンサルティングを再定義する

近年、コンサルティングに求められる役割は大きく変容しています。かつてのコンサルティングファームは、クライアント組織の常識を離れた第三者的な立場からの助言、経営課題の蓄積と類型化をベースとした効率的な現状分析、フレームワークに基づく論理的思考法への習熟など、そのノウハウやスキル自体の希少性によって高い付加価値を提供できていました。ただ、最近では、コンサルティングファーム出身者やMBAホルダーの事業会社への参画はごく当たり前となり、事業会社内での経営人材育成やインテリジェンスツールへの投資もますます加速してきています。一方で、経営レベルでは最善と思われた戦略が現場には定着せず、クライアントの課題解決につながらないケースもしばしば見られます。戦略に関する提案機能はすでにコモディティと化し、戦略実行フェーズに対する支援こそがコンサルティングの要諦であると、改めて認識されつつあります。
エル・ティー・エス(以降LTS)は、まさにこの戦略実行フェーズにフォーカスし、企業変革の実現をミッションとして設立されたコンサルティングファームです。まだ創業から10年程ですが、航空・製造・商社・エネルギー・ITといった広範な分野の代表的企業や官公庁に対してコンサルティングサービスを提供しています。
戦略が実行フェーズにおいて破綻する大きな要因は、現場レベルの視点欠如と、現場と経営層とのコミュニケーションの希薄さにあります。業務変革、人財開発、組織制度変革、IT導入をはじめとするプロジェクト推進に際して、大手コンサルティングファームやSIerが提供するリソースや経験、ソリューションを、LTSのコンサルタントがクライアント内部で能動的に選択・活用する立場にまわり、課題解決の担い手となる点が大きな特徴です。全社最適を実現するために、現場から経営層までのステークホルダーと折衝を繰り返し、細やかな意志決定を重ねることで、コンサルタントとして戦略思考を磨きつつも事業会社のリアルを血肉として成長できる機会に富みます。
現在では、国内・外資を問わず戦略立案で実績を上げてきたコンサルティングファームがこぞって「実行支援」への移行を謳い始めています。しかし実際には、実行フェーズで利用されるサービスやソリューションを提案するに留まり、あくまでも第三者的な意見の範疇を出ない例が散見されます。クライアントが真に最適なサービスを選定し、かつ活用しきることは困難であることを鑑みると、企業変革の実現という観点からは本質的な価値提供ができていないと言わざるをえないでしょう。この点でLTSは旧来のファームと一線を画し、実行支援までを含めた問題解決手段として再定義されたコンサルティングを体現すべく邁進しています。

戦略策定と実行支援の相補的アプローチが生みだしたIT産業の効率化事業

実行支援型コンサルティングをおこなう中で目の当たりにしたのは、事業会社や官公庁といったITシステムのユーザ側だけでなく、提供するベンダー側もまた、解決すべき課題を抱えているという事実です。システム開発の巨大化とともに常識となった多重下請け構造と、それにともなうマージンの発生により、主要ITベンダーの営業利益率は極端に下がっています。実際、国内大手でも7%弱に留まる一方で、IT産業の発展著しいインドでは27%にも上るという調査結果も存在しています。結果として、国内のIT・コンサルティング企業は、そのポテンシャルに反して、思ったほどの成長曲線を描けていない現状があります。
LTSは、この問題に対して従来通りのコンサルティングをおこなうのではなく、事業創造による問題解決アプローチをとっています。新たに立ち上げたクラウドソーシングプラットフォーム『アサインナビ』では、ITベンダーが抱える案件に対して最適なスキル・経験を持った人材をビジネスパートナーとしてマッチングさせることで、雇用流動性が低くタイムリーに適切な人材を獲得できない業界全体のボトルネックを解消しようとしています。LTSがコアとする実行支援型のコンサルティングは、その一つひとつがアイディアを形にするプロセス。だからこそ、LTSはコンサルティングファームでありながらも、顧客課題から見出した事業機会を迅速に具現化し、通り一遍でない課題解決を実現していける素地があると言えるでしょう。

戦略的思考に留まらない、ヒューマンスキルに長けたコンサルタントを輩出する

LTSが考える優秀なコンサルタントの条件は、論理性や分析能力の高さ、課題解決に関する専門知識の豊富さだけでは満たされません。クライアント外部の人材でありながら現場に溶けこんで実行支援を完遂するためには、人・組織に対する高い共感性、課題が生じた背景や歴史、人間感情に対する理解力が必ず要求されるからです。そのためLTSでは、20代のコンサルタントであっても、30代・40代の職人的コンサルタントからなるチームを率いて、組織としてのパフォーマンスを最大化させるミッションを担うリーダーに抜擢するなど、対人能力育成にも力を入れています。元IBM役員などが顧問を務めているため、一流人材のロールモデルに若くして出会う機会もあるでしょう。経営視点を早期に獲得し、真の企業変革を担う気概を持った方には、ぜひLTSの門を叩いてほしいと思います。