これからデータ分析を始めたい人のための本

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著者/プロフィール

工藤卓哉
1997年、慶應義塾大学商学部を卒業しアクセンチュアに入社。コンサルタントとして活躍後、コロンビア大学国際公共政策大学院で学ぶため退職。同大学院で修士号を取得した後、ブルームバーグ市長政権下のニューヨーク市で統計ディレクター職に就く。同時期に、カーネギーメロン工科大学情報技術科学大学院で修士号を取得。2011年に帰国。Accenture SAS Analytics Group数理統計アーキテクト顧問委員会でアジア太平洋地区代表顧問も務める。

概要

今や誰もが一度は目にしたことのある「データ分析」。専門家が一日中ディスプレイに向き合い、ひたすらキーボードを叩くだけで仕事になるのだろうと思っているあなたには、この一冊を手にとって誤解を解くことをぜひともおすすめしたい。本書では、この分野で長年の経験を持つプロが丁寧に解説を進めてくれる。  著者は、2005年のブルームバーグ政権下のニューヨーク市にて、医療分野のIT化を行う一大プロジェクトで活躍したデータサイエンティスト。コロンビア大学では大規模気候変動の研究で修士号を取得、カーネギーメロン大学では情報工学の修士号を取得し、現在はアクセンチュアのアナリティクス部門統括として分析と経営に通じる筋金入りの分析のプロである。  本書は、データサイエンティストがデータ分析に割く時間が実はたったの10%程度に過ぎないことを指摘しつつ、ビジネスパーソンとして優秀な分析人材の要件、成功する/失敗するプロジェクトの5大要素、人を動かすコツまで幅広い話題を網羅している。また、最低限知っておきたい統計の知識についても十分に解説がある。平均・分散といった統計量から、相関分析、ロジスティック回帰分析といった一歩進んだ手法まで、その意味に絞って記述されているので、数式苦手という方でも問題なく読み進められるだろう。大学で統計学を学んではきたが、アカデミアにまで進むかどうか決めかねている学生や、データに基づいた経営・意思決定の必要性を感じ始めている社会人には、必読の一冊と言えよう。