三菱東京UFJ銀行の選考対策・グループディスカッション

目次

  • 三菱東京UFJ銀行の本選考対策
  • 選考フロー
  • webテスト・筆記試験対策
  • エントリーシート(ES)対策
  • グループディスカッション(GD)対策
  • 面接対策

三菱東京UFJ銀行の本選考対策

結果連絡時の番号通知や留守電対応、リクルーター制度がないなど、とにかく採用の透明性が徹底されている会社です。

選考フロー

エントリーシート(ES)→webテスト→グループディスカッション(GD)→面接(約4~5回)→最終面接

グループディスカッションそのものの通過率は高いと言われていますが、GDの結果も合わせて面接で判断されるので、良いパフォーマンスを出すのに越したことはありません。

また、面接は多い人は10回にも及ぶことがあり、個人差があります。リクルーター制度がない上に、序盤の面接は会話形式のフランクなものであることも多く、OBOG訪問のように感じる人もいるようです。

webテスト・筆記試験対策

本選考時には、TG-WEB(従来型言語・計数)に加えて、TG-WEBの性格検査オプションであるA8と、もうひとつの性格テストTALを受験する事になります。

本選考時に行われるTALテストは、ストレス耐性や法令遵守傾向などを見る性格テストで、就活ではあまりみない珍しいものです。他社では、野村證券などで利用されます。性格テストのため、基本的には対策不要です。

TG-WEBは自宅受験型のwebテストですが、あまり出題企業が多くないため、慣れていない人が多い形式のテストでもあります。長文読解や暗号、展開図、推論等の比較的難解な問題が多いため、市販の対策本で練習しておいてください。

エントリーシート(ES)対策

三菱東京UFJ銀行のエントリーシートの設問は、非常に分かりやすい構造になっています。「いつ、どこで、何を、どうしたのか、その結果何が変わったのか」など、指定の通りに書いていくだけで事実に基づいたESを書くことが可能です。

以前は、「あなたが目指したい社会人の姿」といった抽象的なテーマが課されていたこともあります。その場合であっても同様に、理想論を語るのではなく、自分の経験やOBOG訪問といった、事実を参考にした具体性のある内容を書くよう留意してください。

「学生時代の所属部活・サークル」は選択式となっています。まず「体育会・準体育会・文化系・サークル・無所属」という大分類のいずれかを選んだあと、運動系の部活・サークルであれば60種類以上(野球・サッカーからセパタクロー、薙刀まで)の選択肢からどれに所属していたかを選びます。ちなみに、文化系の場合はなぜか「吹奏楽」「新聞・編集」「その他」の3つからしか選べません。

グループディスカッション(GD)対策

グループディスカッションは、8~10人と比較的人数が多めで、時間は20分間です。人数に対して時間が短く、合意形成をしていくのはかなり難易度が高いといえるでしょう。年にもよりますが、最後に1人ずつ感想や意見が求められるので、ディスカッションをしながら考えておくとよいです。

このGDではあまり落ちる人はいないと言われており、ほとんどの人が通過しますが、もちろん発言をしない場合には評価対象にすらならないので注意してください。特に突出して成果を出したり、何がなんでも司会にならなければ行けないといったことはなく、自分の役割を踏まえた上で要所要所でいい意見を出していけば問題ありません。

過去のGD例には以下のようなものがありました。

  • 2020年東京オリンピックでより多くの外国人を日本に呼ぶためには
  • 訪日外国人を増やすために海外で訪日プロモーションを展開するとしたらどのような活動を行うか?
  • 日本に来る外国人観光客を増やすにはどうしたらいいか
  • 小学校へのタブレット端末の導入について保護者の観点から論ずる
  • 過程と結果のどちらを重視するか
  • 仕事をするうえで結果とプロセスのどちらが大切か
  • 20年後の金融業界について
  • 成功に必要なのは才能か努力か
  • 品質と納期のどちらを重視するか?(システム志望者向け)
  • 得意な科目を優先的にやるか苦手な科目を優先的にやるか
  • 日本のスポーツ選手の海外進出の是非
  • お金を貸す側と借りる側で、債務不履行になったとき悪いのはどちらか
  • 人生をより豊かにするためには、お金と時間のどそちらが大切か

面接対策

20分~1時間で、自己紹介、学生時代に力を入れたこと、志望動機などについて聞かれます。穏やかな雰囲気で、30~40代くらいのやや年上の人が面接を担当することが多いようです。

基本的なコミュニケーションを見るようなテンポの良い面接で、あまり深掘りされることはありません。1対1で距離感も近く、ややラフな面接です。

学生時代に力を入れたことを通じて「どのような強み」が獲得できたのかを順を追って説明できるようにすると良いでしょう。志望度は聞かれない場合もありますが、最低限メガバンク間の違いについては研究しておくことをおすすめします。なぜ銀行か、なぜ金融かといったことについても準備してください。最後に逆質問の時間がある場合もあります。

最終面接手前では、入社意思確認や、入社後希望の業務ができなくてもよいか、非常に大変な仕事でノルマもきついが耐えられるかといった、覚悟を問うような内容も問われます。

最終面接自体はほとんど意思確認です。ちなみに、ここで第一志望で絶対入社しますと答えなくても、理由の筋が通っていれば内々定は出ますが、最低限の熱意を示すことは必須です。