国際協力機構(JICA)の面接対策・質問例まとめ

目次

  • 国際協力機構(JICA)の本選考面接について
  • 面接の選考対策

国際協力機構(JICA)の本選考面接について

JICAは、いわゆる就活人気ランキングでも必ず上位にランクインする人気企業です。グローバル企業志望者から官公庁志望者まで、様々な人が集まってきます。その中でのポイントは2つ。リーダーシップだけでなく「調整力」や「現場力」があるか。そして志望動機が的確であるかです。

P&Gはじめ、いわゆる外資系企業ではリーダーシップや地頭ファーストであることを必要とされることが多いですが、JICAでは時に開発途上国に赴任し現地で様々なステークホルダーと交わりながら課題解決を先導する必要があります。そのため、周りとすり合わせるような調整力や、自分で手足も動かす現場力は欠かせません。

また、JICA自身、メーカーや総合商社を採用上のライバルと見ているため、商社等のビジネス的アプローチではなく、開発途上国政府へのアプローチを通じて社会貢献したいといった思いをアピールできるとよりよいでしょう。日本政府唯一のODA実施機関であり、公的アプローチ側に立っていることが、JICAの事業のポイントです。

その上で、「なぜ国際協力業界なのか」「なぜその中でもJICAなのか(なぜ外務省やNGOではないのか)」「JICAでやりたいこと」「JICAで発揮できる自分の価値」といったことを整理しておいてください。

選考フローは以下の通りです。

エントリーシート・webテスト→一次面接→2次面接→小論文→3次面接

※JICA採用ページに最新版の選考フローが公開されているので、必ず確認しましょう。

面接の選考対策

1次面接

面接官

1名

学生

1名

内容

20分。自己紹介・志望動機・学生時代に頑張ったことといったESの確認がメインです。

雰囲気

穏やかな雰囲気

アドバイス

その他、これまでで一番困難だったこと、海外生活で感じたこと・困難だったこと、意思疎通が難しい場面の解決法などを問われます。なぜJICAなのか、国際協力とはあなたにとって何かなど、志望動機についてきちんと問われるので準備しておきましょう。

2次面接

面接官

2名

学生

2名

内容

30分。一次面接と同内容です。加えて大学以前の過去の経験についても問われます。

雰囲気

穏やかな雰囲気

アドバイス

高校時代の経験、大学の専攻を選んだ理由など、過去の経験についても問われるので、一貫したストーリーのもと答えられるよう考えておきましょう。全てを通じて、JICAであれば自分のビジョンが実現でき、自分の能力が最も活かせるのだ、と示せればOKです。中には、周りの人にどう見られているか、といった質問もあったようです。

3次面接

面接官

役員4名+進行役の人事部長1名

学生

1名

内容

30分程度。自己PRを行った後、これまでと同様の面接が行われます。就職活動の状況を聞かれることもあるようです。

雰囲気

年次の高い社員が集結するので、緊張感があります。

アドバイス

国際協力に対して強い信念があり、JICAで本当に働けるのか、途上国開発を担えるのかを見極める要素が大きくなります。最新のJICAの活動も振り返りながら、JICAでどのように働きたいか、具体的にイメージしておきましょう。