国際協力機構(JICA)の年収・初任給について

目次

  • 国際協力機構(JICA)の年収
  • 初任給

国際協力機構(JICA)の年収

常勤職員

平均年齢
44.2歳
平均年収
793.2万円

在外職員

平均年齢
41.2歳
平均年収
1240.3万円

JICAは、「『独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表方法等について(ガイドライン)』の改定について」に基づき、給与水準を詳細に公開しています。公開されている給与モデルケースは以下の通りです。

22歳(大卒初任給、独身)
月額205,746円、年間給与3,033,810円
35歳(本部主任調査役、配偶者・子1人)
月額419,304円、年間給与6,803,256円
45歳(本部課長、配偶者・子2人)
月額614,058円、年間給与9,941,968円

常勤職員の平均年収は、上場企業の平均年収で比較すると上位245位相当。NTTデータ、オリエンタルランド、三菱東京UFJ銀行などがその前後に並びます。ただ、それらの企業に比べて平均年齢がやや高く、著しく高給であるわけではありません。在外職員の場合は、手当等も含めてそれなりの年収水準となるようです。

初任給

大学卒
月給194,100円
院卒
月給206,060円

全体として年収・初任給ともに、国家公務員よりはやや給与水準が高くなっています。これは、業務に高いレベルの語学力・折衝調整能力・専門性が求められており、総合商社等とバッティングしているためと、JICA自身が発表しています。

ただし、併願されることの多い総合商社が、2016年より軒並み8年ぶりに初任給をあげ、20.5万円→24万円(学部卒)となっているので、現在の状況では商社より劣ることとなってしまいました。