国際協力機構(JICA)インターンシップの選考対策

目次

  • 国際協力機構(JICA)のインターン選考対策
  • 選考フロー
  • エントリーシート(ES)対策
  • 面接対策
  • インターンシップ内容

国際協力機構(JICA)のインターン選考対策

JICAのインターンは、直接採用には直結しない純粋な業務体験型のプログラムです。公式ページからの応募することも可能ですが、大学によっては大学応募枠があり、面接が免除される場合もあるのでぜひ確認してみてください。

選考フロー

選考フローは以下の通りです。webサイトに選考フローが掲載されているので、最新情報を確認するようにしましょう。

エントリーシート → 1次面接

エントリーシート(ES)対策

インターンシップは、ESと面接(1回のみ)で参加が確定します。応募書類が非常に多いため、準備にはしっかりとした時間が必要です。応募したいポストごとに、A41枚の「自己申告書」への記入が必要となり、それに加えて志望動機や、大学/大学院での研究内容と今後のキャリアプランについてもそれなりの分量が求められます。3年生時点では研究室・ゼミ配属が決まっていない場合もあるかと思いますが、その場合であっても学部必修の授業等の経験も踏まえ、大学での学びを国際協力への興味へと「具体的に」つなげるよう意識しましょう。

面接対策

ESのうち自己申告書に記載した内容について問われます。また、大学の授業・論文等についての質問がある場合もあるので、一度シラバス等を見直しどんな授業を受けたか見なおしてもよいでしょう。

面接官は受け入れ先の代表・社長が担当することが多く、海外の場合はテレビ会議・web会議・電話等で面接が実施されます。対面よりも詳細なニュアンスが伝わりづらくなるため、ややゆっくりと、はっきり話すことが必要です。

自分のやりたいこと、学びたいことだけでなく、応募プログラムで自分がどのように貢献できるのかをアピールするようにしましょう。

インターンシップ内容

インターンプログラムは、受け入れ先部署に応じて例年大きく変化します(ODA予算の使途次第とも言えます)。概ね以下の5部門に分かれ、各部門の中にも数多くのポストが存在します。ポストごとの募集人数は1名、まれに4~5名のものがあります。

※2016年の募集要項

(1)本部(11名募集・11ポスト)
(2)国内機関(12名募集・11ポスト)
(3)在外事務所(44名募集・22ポスト)
カンボジア、ラオス、ミャンマー、キルギス、フィジー、ニカラグア、パラグアイ、パレスチナ、ヨルダン、ケニア、マラウイ、ウガンダ、タンザニア、エチオピア、カメルーン、セネガル、ザンビア
(4)複数部署(1名募集)
(5)開発コンサルタント(10名募集)
カンボジア、ベトナム、インド、インドネシア、ルワンダ、ザンビア、ミャンマー

全インターン共通

事前オリエンテーション及び総合報告会参加のための旅費(国内移動分のみ)

国内配属インターン

1)日当 1,700 円(昼食代と交通費)
2)研修旅行を行なう際の旅費(JICA 規程に基づく/上限 70,000 円)
3)インターンシップ中の少額交通費(Suica 等交通カード使用)
※国内配属インターンは、学生教育研究災害障害保険、インターンシップ等賠償責任保険に各自の負担による加入を義務つけています。インターンシップ中の事故により傷害を負った場合は、学生の加入する災害補償保険等により対応いただきます。

在外配属インターン

1) JICA 所定の海外旅行傷害保険の加入(JICA 負担)
2) JICA が指定する種類の予防注射接種料(黄熱病は実費支給/それ以外の予防接種は上限 1 万円として支給)
3) 現地滞在費の一部補助(配属国によって金額は異なる)
4) 航空賃:10 万円を超える額(10 万円まではインターン自身が負担。なお、空港使用税はイン ターン負担)
5)査証代(査証取得については旅行代理店へ依頼します。手数料は JICA が負担しますが、査証 代はインターンの負担です。)
6)現地活動費:JICA 規程に基づく/上限 100,000 円

■英語:英検2級以上、TOEIC500点以上、またはTOEFLiBT52点(PBT470点, CBT150点)以上、IELTS4.0以上
■フランス語:仏検準2級以上、DELF A2以上
■スペイン語:西検4級以上、DELE 初級以上
必要な学位 応募時に、日本又は海外の大学・大学院(専門職学位課程・修士課程・博士課程)に在学中、若しくは入学許可を取得済みの方