野村證券の出身大学・学歴について

目次

  • 野村證券の出身大学
  • 採用人数

野村證券の出身大学

出身大学の傾向

2015年~2016年の2年間で1267名を採用しており、その中でも早慶の採用割合が14%と高くなっています。具体的には、慶應101名、早稲田73名を筆頭に、同志社45名、立命館39名、青学37名、法政36名、明治34名、東大32名、立教32名、関西大29名、中央28名、日大27名、京大21名…と続きます。ここまでに挙げた大学群で、全体の45%を採用している計算です。

東大・京大以外の旧帝大からの採用数は、私立大に比べると多くありませんが、これは証券業界全体における傾向です。やや採用大学に偏りがあるものの、幅広い大学から新卒採用していることが特徴で、全体的に体育会出身の人が多いようです。

また、IBD、グローバル・マーケッツ等の総合職C社員枠では、外銀と同様に東大、京大、早稲田、慶應といった上位大学層が内定者に並びます。マーケット部門では英語を重視しており、東京外国語大学といった大学からの採用もあります。TOEICで800点以上か、それと同等のレベルを採用時に求めていることも理由の一つでしょう。

採用実績校

2016卒は全部で662名を計168校から採用しており、比較的多くの大学に門戸が開かれています。そのうち、公式で発表している大学について以下に抜粋します。

数多くの大学から大学生が採用されている一方、大学院生として採用されている大学は少なくなっています。

大学院生の採用があった大学

東大、慶應、早稲田、一橋、京大、同志社、立教、阪大、筑波、九大、静岡、北大、佐賀大、名大、東工大

大学生の採用があった大学

慶應、早稲田、立命館、同志社、関西学院、法政、明大、青学、立教、関西大、日大、中央、学習院、京大、一橋、阪大、京都女子、同志社女子、名城、大阪市大、フェリス、専修、神戸女学院、龍谷、明治学院、千葉、筑波、神奈川、東洋、駒澤、聖心女子、横国、熊本、武蔵、東京女子、広島、白百合女子、南山、創価、安田女子、学習院女子、高知、津田塾、東京理科大、京都産業大、成城、金沢、金城学院大、島根、九大、静岡、北大、情話女子、甲南、中京、富山、鹿児島、麗澤、神戸学院大、お茶の水女子、福山、和歌山、文京、釧路公立大、拓殖、就実、帝京、小樽商科、武蔵野、名古屋外大、愛知淑徳、東京農業大、香川、高崎経済、北海学園、東洋英和女学院大、筑紫女学園大、滋賀、愛知、上海交通大、ほか

歴代社長の出身大学

野村ホールディングスの歴代社長は、以下の通りとなります。

片岡 音吾(1925年~1941年)
東京高等商業学校(現・一橋大学)
飯田 清三(1941年~1947年)
東京帝国大学(現・東京大学)
奥村 綱雄(1948年~1959年)
京都帝国大学(現・京都大学)
瀬川 美能留(1959年~1968年)
大阪商科大学高等商業部(現・大阪市立大学)
北裏 喜一郎(1968年~1978年)
神戸高等商業学校(現・神戸大学)
田淵 節也(1978年~1985年)
京都帝国大学(現・京都大学)
田淵 義久(1985年~1991年)
早稲田大学
酒巻 英雄(1991年~1997年)
法政大学
鈴木 政志(1997年~1997年)
東京大学
氏家 純一(1997年~2003年)
シカゴ大学大学院博士課程
古賀 信行(2003年~2008年)
東京大学
渡部 賢一(2008年~2012年)
神戸大学
永井 浩二(2012年~)
中央大学

過去13人の社長のうち、東大が3名、京大・神戸大が2名、その他一橋、大阪市大、早稲田、法政、中央、シカゴ大が各1名で、比較的バラけています。

ちなみに、田淵 節也氏と田淵 義久氏は、特に親族というわけではなく、たまたま苗字が一致しているだけです。

採用人数

ここ数年の採用数は、600名~660名ほどで推移しています。そのうち、各職種の採用割合は、総合職A社員が54%、総合職B社員が36%、総合職C社員が8%、FA社員が2%となっています。

それぞれの目安人数は、概ね以下のようになります。

総合職A社員
54% 約324名
総合職B社員
36% 約216名
総合職C社員
8% 約48名
FA社員
2% 約12名

総合職A社員の女性比率は4%、翻って地域限定職であるB社員の女性比率は96%です。意外なのは、総合職C社員で男女比はおよそ4:1となっており、A社員のように明らかに男性優位というわけではありません。

参考

就職四季報編集部『就職四季報 総合版 2017年版』東洋経済新報社,2016
サンデー毎日編集部『サンデー毎日 2015年8/23号』毎日新聞出版,2015
サンデー毎日編集部『サンデー毎日 2016年08月07日号』毎日新聞出版,2016