日本航空(JAL)の面接対策・質問例まとめ

日本航空(JAL)の本選考面接について

JALグループは採用に際して6つの求める人物像を設定しています。その中でも最も重要なのは「感謝の心と、謙虚な学び」「仲間と共に働く」の2点です。

感謝の気持ちを常に持ち、世の中すべてから謙虚に学び、地味な努力を重ねて自己成長できる人財
仲間とともに働き、仲間のために頑張ることに誇りと喜びを感じられる人財

能力面に加えて、上記のように、地道であったとしても一つ一つのフライトを着実に作っていくような人物を求めています。成長できる人材と言っても、リクルートや商社のような尖った成長の仕方ではなく、周囲に学び長い年月をかけてじっくり成長していくイメージです。

選考フローは以下の通りです。

業務企画職(事務系)

エントリーシート(ES)→グループディスカッション→webテスト・筆記試験→1次面接→2次面接→3次面接

業務企画職(技術系)

エントリーシート(ES)→webテスト・筆記試験→1次面接→2次面接

※面接回数が1回だけの場合もあるようです

面接の選考対策

1次面接(事務系)

面接官

2～3名

学生

3名

内容

15～30分程度のグループ面接です。学生時代頑張ったこと、志望動機、あなたにとって仕事とは？など、ESの内容が中心です。

雰囲気

和やかな雰囲気

アドバイス

事前に大学名を名乗ることは禁止で、公平性が非常に行き届いています。「1分で話してください」など、簡潔に伝えることが求められており、軽く追加の質問はあるものの深い話まではしません。逆に言えば、面接官が引き出してくれるわけではないため、最低限でもESの項目それぞれについて、1分程度でポイントを凝縮して話す準備が求められます。

2次面接(事務系)

面接官 2～3名

学生 1名

内容

15分～20分程度で、学生時代に頑張ったこと、就活の軸などを中心に、考え方や信念のようなものを引き出す面接です。

雰囲気

和やか、穏やかな雰囲気

アドバイス

1次面接と比較して、性格を見るような抽象的な質問が多くなります。具体的には、学生時代に頑張ったことの中で何を考え感じたのか、困難を乗り越えたプロセス、ストレスの解消法は、といったものです。感謝の気持ちをもち、謙虚に自己成長していく姿勢、仲間とともに何かを成し遂げた経験などを、例を交えて素直に伝えられると良いでしょう。

3次面接(事務系)

面接官

役員2～3名

学生

1名

内容

15分～20分程度。ここまでの面接はグループであることが多いですが、最終のみ必ず個人面接です。

雰囲気

年次が高く役職が上のため、やや緊張感のある雰囲気

アドバイス

エントリーシートを読み込んだ上で、気になった点について自由に質問されます。ESにある内容の深掘り、志望動機といったことから、JALにどのように貢献できるのか、社会に出るまでに自分が直すべき点は、趣味について、現場で働くことをどう思うか、など多様です。自己分析を深め、それにJALフィロソフィを絡めて伝えていくことが必要です。想定外の質問であっても焦るのではなく、落ち着いて笑顔を心がけて回答するように心がけてください。採用サイトに記載してある「求める人物像」は、JALフィロソフィを簡単にまとめたものなので、ここだけでも覚えておくと良いでしょう。

1次面接(技術系)

面接官

2名

学生

1名

内容

15分～20分程度です。ESの内容・自己紹介・志望動機に加え、メーカーとの違い、ANAとの違い、研究についてなどを問われます。

雰囲気

和やかな雰囲気

アドバイス

技術系の面接回数は年度によって変わっており、おおむね1～2回です。航空業界のニュースや、競合他社・他業界との比較などについて知識をまとめておくと良いでしょう。その他は通常の面接です。

2次面接(技術系)

面接官

役員含む4～5名

学生

1名

内容

10～30分程度。自己紹介・志望動機に加え、事務系の最終面接と同様、役員が自由に質問してきます。

雰囲気

面接官の人数が多く、年次も高いため緊張を感じる人が多いです。

アドバイス

志望動機の深掘りに加え、働き方に対するスタンスについても様々な形で問われます。例えば、希望と異なる業務でも大丈夫か、上司から理不尽なことを言われたらどうするか、働く上で大切なことは、社会人としての覚悟、などです。技術職は、安全で高品質な航空機を、採算性を意識しながら提供することが求められます。単なる協調性にとどまらず、多くの仲間を常に想像しながらチームで成果を生み出していくこと、そしてその中で着実に成長していきたいといった思いが伝えられると良いでしょう。