日本航空(JAL)のエントリーシート(ES)対策
目次
- 日本航空(JAL)の本選考エントリーシート(ES)について
- 選考対策
- 過去事例
日本航空(JAL)の本選考エントリーシート(ES)について
日本航空(JAL)は業務企画職全体でおおよそ2~3万エントリーに及び、内定者は100名程度、内定承諾率は0.3%程度と非常に高い倍率となっています。
エントリーシートは、業務企画職の事務系・技術系ともに郵送提出となっており、郵便局員の担当者がJALのESの提出日を把握してしまうほど速達が多いという逸話もあります。
選考対策
JALのエントリーシートが他社と比べて特徴的なのは、学生時代の経験・頑張ったことなどの能力面の質問だけでなく、「仕事をする上で大切なこと」「技術職として、どのような人生を送りたいか」などといった、長期的なキャリアプランやその人の信念に近い質問もある点です。
「挑戦」「グローバル」といった単語を多用し、アグレッシブな人材を求めるANAに対し、「感謝と謙虚」「地道なチームワーク」「プロ意識」などといった単語が求める人材像として挙がるJAL。経営破綻を乗り越え、派手さはなくとも、堅実にビジネスに取り組む姿勢が伺えます。
具体的例を挙げながら、JALグループの求める人材像に合わせてエピソードをまとめていくと良いでしょう。
JALグループの求める人財像
感謝の心と、謙虚な学び
感謝の気持ちを常に持ち、世の中すべてから謙虚に学び、地味な努力を重ねて自己成長できる人財
果敢に挑戦し、最後までやり遂げる
失敗を恐れず常に新しい事に挑戦し、人任せにすることなく最後までやり遂げる人財
プロ意識
自分の仕事に誇りと責任を持ち、地道に自分の専門を極める人財
採算意識
JALグループが社会から必要とされ、永続的に発展する為に、強い採算意識を持つ人財
仲間と共に働く
仲間とともに働き、仲間のために頑張ることに誇りと喜びを感じられる人財
お客さまに心を尽くす
全てのお客さまに、感謝の気持ちを形にしてお返しすることができる人財
6つある求める人財像のうち、特に重要なのは「感謝の心と、謙虚な学び」「仲間とともに働く」の2点です。周囲に感謝しながらも自己成長を止めない人、協調性高くフライトを作っていくポテンシャルのある人をイメージするとよいでしょう。商社や外資コンサルのように尖った人材というよりは、人柄がよくチームプレーに秀でた人を求めるイメージです。
志望動機として、飛行機が好き・JALのサービスが好き・社会貢献(国と人の懸け橋となる、など)といったものを挙げることも悪くはありませんが、それでは「なぜJALがあなたを採用するのか」という理由にはならないので気を付けてください。JALという企業のために何がしたいのか、そのためにどんな能力を自分が発揮できるのかといったことを、経験を元にアピールできるとよいでしょう。憧れの応募ではない、ということが重要です。
手書きエントリーシートの場合、ぱっと見て弾くものとして「空欄が多いもの」「乱筆」などが挙げられています。その場合はいくら内容が良くても読んですらもらえないため、期限には余裕を持って丁寧に書くようにしてください。
過去事例
事務系
- あなたが大学入学以降に力を注いだ事柄を具体的に3つ挙げてください(A,B,Cの3つ、1行45文字程度)
- 上記A.B.Cのうち一つを選択し、「なぜ力を注いだのか(理由)」「何を目指し、どのように挑戦したのか(目標・行動)」、「何を実現し(結果)、何を学んだのか」の順で記述してください。(6行)
- 仕事をする上で、あなたが大切だと思うことを記入してください。(5行)
- あなたがJALの業務企画職(地上職事務系)を志望した理由と、JALで何を実現したいのかを、具体的に記入してください。(7行)
技術系
- 将来のあなたの高い目標は何ですか。また、どのような考えのもと、その目標達成に向けて取り組みますか。
- 日本の航空業界にはどのような変革が必要だと思いますか。自由に記述してください。
- JAL業務企画職(技術系)としてどのような人生を送りたいですか。自由に記述してください。
- あなたが “航空会社” を志望する理由を記入してください。
- あなたが “JAL技術系” として入社した時に、JALが “世界で一番お客さまに選ばれ、愛される会社” になるために貢献できることを記述してください。
- 働くうえで大切なことは何ですか。最も大切だと思うキーワードを下記から一つ選択して、それについてあなたの考えを記述してください。説明中に他のキーワードが重複しても構いません。〈創造・主体・革新・脱却・スピード・発信・発想・安定・情熱・冷静・調和・熟考・変化・継続・協調・本音〉