日本航空(JAL)の新卒採用・採用人数・選考フローまとめ
目次
- 日本航空(JAL)の新卒採用
- 選考で重視するポイント
- 募集要項
日本航空(JAL)の新卒採用
日本航空は、2010年に経営破綻した関係で、2011年度・2012年度と新卒採用を行っていませんでした。事務系・技術系の採用再開は2013年から、パイロットの再開は2015年からです。
プレエントリー数は全体で5万~6万ほど。エントリーのうち半分が業務企画職、客室乗務職が1~2万程度となっています。業務企画職(総合職)では男性:61.1倍、女性:163.2倍、客室乗務職では女性:17.8倍で、特に総合職女性が超難関です。
以下、おおよその採用人数の推移をまとめます。
- 2014卒
- 事務系65名、技術系15名、パイロットなし、客室乗務職270名
- 2015卒
- 事務系70名、技術系20名、パイロット50名、客室乗務職270名
- 2016卒
- 不明
- 2017卒
- 事務系70名、技術系30名、パイロット60名、客室乗務職350名
2014卒時のデータとなってしまいますが、女性の割合は事務系が3割、技術系は3割、客室乗務職は全員女性でした。技術系は全員が理工系(応募時に理工系の指定がある)、院卒が約6割を占めています。事務系やCAにも院卒はいますが、1~2割程度です。
2014年まではパイロットの採用をいったん止めていましたが、航空需要の拡大が見込まれる中、世界的にパイロット不足が大きな課題になるのを見込み採用が再開されました。単純な人数比較だと技術系採用数よりも多くなっており、意外に感じる方もいるかもしれません。
選考で重視するポイント
重視項目
エントリーシート、面接
選考フロー
業務企画職(事務系)
エントリーシート(ES)→グループディスカッション→webテスト・筆記試験→1次面接→2次面接→3次面接
業務企画職(技術系)
エントリーシート(ES)→webテスト・筆記試験→1次面接→2次面接
※面接回数が1回だけの場合もあるようです
募集要項
業務企画職(事務系・技術系)
応募資格
(1)2014年4月〜2016年3月までの間に4年制大学または大学院を卒業・修了されている方(就業経験のある方も可能です。)
(2)2016年4月〜2017年3月までの間に4年制大学または大学院を卒業・修了見込みの方
※技術系のみ、学部学科の指定:理工系学部学科
初任給
223,000円
運航乗務職(自社養成パイロット)
応募資格
(1)対象
①2013年4月〜2016年3月までの間に4年制大学または大学院(修士課程)を卒業・修了されている方(就業経験のある方も可能です。)
②2016年4月〜2017年3月までの間に4年制大学または大学院(修士課程)を卒業・修了見込みの方
※卒業、修了とは、学士(Bachelors Degree)または修士(Masters Degree)の資格取得を指します。
(2)身体条件
・各眼の矯正視力が1.0以上であること(裸眼視力の条件はありません)。
・各眼の屈折度がー6.0〜+2.0ジオプトリー内であること。(オルソケラトロジーを受けていないこと)
・心身ともに健康で、航空業務に支障がないこと。
※上記は航空法をベースにした弊社基準に基づき判定いたします。
(3)その他
日本をはじめ各国で発行した事業用操縦士免許をお持ちの方はご応募いただけません。
初任給
213,000円
参考
就職四季報編集部『就職四季報 総合版 2017年版』東洋経済新報社,2016