電通の面接対策・質問例まとめ

目次

  • 電通の本選考対策
  • 選考フロー
  • 電通の本選考面接について
  • 面接の選考対策

電通の本選考対策

電通の新卒採用は、プレエントリーは万単位ですが、本エントリーは千単位となっています。採用人数は例年130~140名程度で安定しており、そのうち2割が体育会系、女性は3割、理系は2~3割、大学院生は2~3割です。採用倍率は男性:43.1倍、女性:51.7倍となっており、難関企業であることに間違いありません。

コネ入社に関しては人事局採用部長があえて「ノーコメント」と語ったインタビューもあり、名言は避けているものの存在することが伺えます。

論理的であることはもちろん重要ですが、多くの学生が抱いているように、他人と違う特殊な経験や思考能力があること、面白いことなどは選考で確実にプラスになります。

選考フロー

エントリーシート(ES)→webテスト・筆記試験(テストセンター)→webテスト・筆記試験(小論文)→1次面接→グループディスカッション(GD)→2次面接→3次面接 ※面接の回数は2~4回の場合もあります。GDと小論文に関しては実施タイミングが前後することも多々あります。 通常エントリー自体は総合職・アート職の2種類だけですが、理系人材・イノベーション人材のみ"総合職の特別枠"として特殊なESでエントリーすることが可能です。この特殊なESには、いわゆる「クリエイティブ」的な課題がなく、過去の実績のみをアピールするものになります。

電通の本選考面接について

電通の面接は、東京・大阪・名古屋にて、原則土日で実施されます。ほとんど1~2名の面接ですが、最終面接のみ役員数名と学生5~6名のグループ面接となり、平日に実施されます。

選考フローは以下のとおりです。

エントリーシート(ES)→webテスト・筆記試験(テストセンター)→webテスト・筆記試験(小論文)→1次面接→グループディスカッション(GD)→2次面接→3次面接

※面接の回数は2~4回の場合もあります。GDと小論文に関しては実施タイミングが前後することも多々あります。また理系人材・イノベーション人材での選考の場合は、小論文やGDはなく、面接のみで選考が進んでいきます。

面接の選考対策・質問事例

1次面接

面接官

30代中盤から40代くらいの社員2名

学生

1名

内容

10~20分程度で、志望動機、学生時代頑張ったこと、ESについて等オーソドックスな内容です。面接官から、面接のFBがもらえることもあります。

雰囲気

和やか、フランクな雰囲気です。

アドバイス

1次面接だけでなく、電通の面接はとにかく時間が短いため、簡潔に伝える能力は必須となります。もっとも重要なのは、コミュニケーション能力です。質問に対して100%で答えるのではなく、面接官との質問のやり取りの中で自己アピールが伝えられると良いです。逆に、プレゼンのように自分の話したいことを話し続けるタイプの場合は落選します。 ある年のコミュニケーションシート(ES)で嫌いな質問を3つ挙げるという課題がありましたが、もちろん面接内でつっこまれていました。

2次面接

面接官

部長クラスの社員2名

学生

1名

内容

20分の面接です。自己PR、1次面接の内容に加え、ストレス耐性や諦めない力などを見る質問がなされます。逆質問がある場合もあります。

雰囲気

終始和やかで、雰囲気はよいです。2人のうち1人は、淡々としていたり、威圧的である時もあります。

アドバイス

2次面接では、コミュニケーションシートの内容に加えて、強い志望動機やストレス耐性・達成力を評価しています。実質的な最終面接となります。場の雰囲気に飲まれず面接に望めた人は、最終的に笑いもある和やかな雰囲気で終わり選考通過できた、というケースが多いです。

志望動機やストレス耐性を評価する質問は、以下の様な切り口でなされます。

  • あなたの経験はどう電通で役立つのか
  • なぜ電通なのか
  • 他の内定先では違うのか、商社ではないのか
  • OB訪問は何人やったか
  • 入社してからやりたい仕事を具体的に。どの部署に行きたいか
  • やりたい仕事ができない可能性もあるけど耐えられるか、それはなぜか?
  • 今まで嫌な仕事を押し付けられた経験はあるか
  • 苦手な人や苦手な事柄とその対策法
  • 挫折感を味わった経験はあるか

その他、好きなCMや、最近おもしろいと思ったサービスや商品についてアイスブレイク的に問われることがあります。厳しい質問が来たとしても、自分のペースでメッセージを相手にしっかり伝えられるかがポイントです。過去には、面接前の筆記試験で書いた内容について、面接官にプレゼンをするといったこともあったようです。

3次面接

面接官

役員2名

学生

5~6名

内容

5~20分程度で、最終確認の場となります。

雰囲気

穏やかな雰囲気ですが、役員クラスの社員のため緊張感を感じることもあります。

アドバイス

例年、最終の役員面接ではよほどのことがない限り落選はなく、最終意思確認の場です。自己紹介に加え、最近気になっていること、電通での10年後のキャリア、メディアの危機についてあなたはどうするか、最近いいと思ったプロダクト、など計2つの質問がなされます。

イノベーション人材選抜

ESに書いた内容のプレゼンや、志望動機などを深掘りされます。イノベーション人材ならではの面接は1次のみで、2次以降は比較的普通の面接になることが多いようです。