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クリエイターは価値の塊|pixivが強くなれば、社会の精神的豊かさが向上する

クリエイターの創作活動支援を軸にしたSNSで グローバルでも急成長を見せるピクシブ。 2017年1月、同社の代表取締役社長が外資系コンサルティングファーム出身の新鋭に代わった。新代表および入社2年目の若手に、新生ピクシブで働く魅力と将来をたずねた。(本記事 は2017年11月9日 に実施したインタビューに基づいて掲載しております。)

Dec, 22, 2017

ピクシブ株式会社

伊藤 浩樹 氏 ・ 大塚 智貴 氏

時代が進めばやることはどんどん増えていく

伊藤  もともとは、pixivのヘビーユーザーだった訳ではないですし、学生時代に自分がピクシブに入る。そして、代表になるということなど全く想像もしていませんでした。

学生時代は官僚に興味を持っていたくらいで、自分がWebプロダクト・サービスの会社に行くことは全く考えていなかったです。結果的には、若いうちからエキサイティングでダイナミズムの激しい環境を求めて、モルガン・スタンレーという外資系証券会社に就職し、そこからBCG(ボストンコンサルティンググループ)に移りました。

その頃には、インターネット・メディア企業の戦略策定といったプロジェクトをやることもあり、業界への興味や、またベンチャー企業の方々との接点も増えていきました。やっぱりその世界はよりエキサイティングで激しい世界だったんですよね。

自分自身も、事業を持ってチャレンジしていきたい、自分の色を作っていきたいという想いが非常に強まり、自分のキャリア自体を見つめ直すようになりました。

そうして、ピクシブ創業者・前代表の片桐孝憲にも出会いました。強烈な世界観を持っていましたし、すごく色々な事業への想い・考えを本当によく語ってくれていましたね。

彼に触れて率直に思ったのは、〝こういう人と戦いたい〞でした。BCGにいた時から考えていたことですが、「どうせやるなら面白い経営者と戦っていきたい」「自分で事業を持ち、全力で推進したい」という想いで次のキャリアを考えていました。そういう点でもピクシブは非常にフィットするなと思ったのです。

それでピクシブに入り、新規事業の立ち上げや、pixivの登録会員数・有料会員数の成長推進(いわゆるグロース)など、さまざまな領域でビジネスを進めてきました。

ちょうどピクシブに入り4年経ったタイミングで、片桐がDMM.comの社長になることが決まり、自分がピクシブの後任に指名されたときも、自信はありました。その最大の理由は、ここには最高のメンバーがそろっていることです。

そんな彼らとともに、まずは投稿コンテンツを増やして基幹サービスを磨き上げ、クリエイターとそのファンに向けたサービスを拡充していくという基本路線を踏襲しながら、将来的にはコンテンツ開発への投資やクラウドファンディングといった支援ビジネスを始めたいと思っています。今後時代が進化するにつれ、どんどんさまざまなビジネスやドメインが増えて行くと思っています。やりたいことは尽きません。こんなにエキサイティングな場所は他にないですね。

ここはユーザー体験がすべてに優先する

大塚  学生時代からやりたかったのは、クリエイター支援のサービス制作。つまりピクシブが掲げる「創作活動がもっと楽しくなる場所をつくる」という理念にマッチした事業でした。私が幸いだったのは、早い時点で自分の希望が定まっていたことです。

たぶん多くの学生は、働くとはどういうことかがイメージできないんです。人より売り上げを上げて出世してみたいな、テレビで見るようなサラリーマン像しか描けない。とは言え私も、自分の希望とは少し違うWebサービスのインターンを経験しましたが、まだ社長になる前の伊藤に呼び出しを喰らって、「お前のやりたいことはクリエイター支援じゃなかったのか?」と怒られました。

そんな経緯を経て入社したピクシブは、想像通りというか、皆好き勝手にやっているというか。自分から手を挙げればすぐにプロジェクトを任せてくれるんです。他の会社は事業計画書が必要だったり、社内コンテストを重視するらしいですけど、ここはユーザー体験がすべてに優先するので、ある程度筋が通っていればすぐに試させてくれます。その自由度と行動力の高さはここで働く最大の魅力です。

誰もがクリエイター支援のためなら何でもやる覚悟を持っているし、よりおもしろいサービスをつくって世界を変えるという熱意がある。その一歩になるユーザーからのリアクションは仮に小さくも、確実な手応えを得られる職場です。

クリエイターの創作活動をライブ配信する

伊藤  問いを諦めない人。求める人材を一言で言えば、そういうタイプです。それは私自身の強みであり、ウチの社員の特性でもあります。諦めなければ、いつか解ける。逃げなければいつか解けるし、勝てる。

そのためには耐える力とビジョンへの共感が必要です。そういう姿勢は経験やスキルに関係なく、または仕事を越えて信用できるものです。どうせ働くなら、信用できる好きな人たちと全力疾走したほうがいいじゃないですか。

そして私は、彼らが働きやすい環境を整えることに注力します。私の最優先業務は、ある意味で事業拡張より社内コミュニケーションの拡充です。会社が大きくなっても、規模感とコミュニケーションの尺度は変えたくない。

その上で次の挑戦は、プロダクト単位で、より独立した、自律性の高いチームづくりです。どんどん機動性高く、プロダクトを開発・進化させていってほしい、逆にそうならないと新しい価値が生まれません。この年末年始にはクリエイターの創作活動をライブ配信するサービスを行います。これは、リアルタイム性を導入した新コンテンツの実験でもあります。

クリエイターは価値の塊だと思っています。ですから、彼らをサポートできる領域はすべて取りたい。そうしてpixivが強くなれば、社会の豊かさも向上していくと信じています。

ピクシブ株式会社

Interviewee

伊藤 浩樹 氏

いとう・ひろき

ピクシブ株式会社

代表取締役社長

1986年兵庫県生まれ。東京大学法学部卒業後、モルガン・スタンレー証券、株式会社BCGを経て、2013年よりピクシブ株式会社に参画。新規事業立上げや事業全体のマネジメント等に取り組んだ。2017年1月より代表取締役社長に就任。

Interviewee

大塚 智貴 氏

おおつか・ともたか

ピクシブ株式会社

プロダクトマネージャー

1991年茨城県生まれ。2016年上智大学卒業後、新卒でピクシブ株式会社に入社。入社してすぐ新規プロジェクト「pixivFANBOX」の立ち上げに携わる。現在もプロダクトマネージャーとして同サービスの企画、開発、運用を担当。