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未来のニッポンに最適な情報プラットフォームを|世界に先駆けて訪れる〝人口減少社会〞への挑戦

「人口減少社会に必要とされるサービス」の創出を目指し、事業を拡大。創業4年にして、全国各地に続々と新拠点をオープンさせるなど急成長を遂げるネクストビート。ビジネスと社会貢献の絶妙なバランスはいかにして生まれたか。人事・広報の責任者に聞いた。

Jan, 19, 2018

株式会社ネクストビート

澄川 恵美子 氏

加速するマクロトレンドとビジネスの役割

日本が直面する人口減少の課題は年々顕著になっています。一見するとその推移は緩やかですが、紐解いてみると2015年から2030年までの15年間で、国内の労働人口が700万人減少すると言われています。この数字は東海地方の労働人口に匹敵します。

日常で実感することは少なくても、日々確実に進む「人口減少」というテーマに対して、私たちは子育て領域から事業に取り組んできました。では、なぜこうした「人口減少」というマクロトレンドに民間企業が取り組む必要があるのか? それは、行政や自治体ではカバーしきれない部分があるからです。保育現場の労働力が整わなければ、子どもを持つ母親は職場に復帰できず、日本社会が必要とする「女性の労働力」を活かすことができません。そうした行政や自治体の取り組みでは手が届かないようなところに、私たちのような民間企業がITの力を使って参入する意味があると思っています。

ビジネスと社会貢献の適切なバランス

私たちは今の日本社会を俯瞰してみた時に、社会制度ではまかないきれない歪みに、民間ならではのアイデアと実行力で、課題を解決する仕組みを作りあげていきます。具体的には、保育士・保育園とのデータベースを活用した子育て情報メディア「KIDSNA」事業を展開し、プラットフォーム化することにより、保育士、保育園、ママ・パパの三者間を結ぶITサービスを利用できる仕組みを構築しました。保育や育児現場の問題を解決していく手助けを、保育士・幼稚園・教諭向けの転職支援サービス、シッターマッチングサービス、保育施設向け業務支援システム事業、さらには、メディア事業などさまざまなアプローチで子育てを取り巻く環境整備を進めてきました。

これらは、はじめに社会貢献ありきで考えている訳ではありません。大事なのは、ビジネスとしてしっかりと収益を生み出す事業を続けること。それが社会に還元され、結果的に社会貢献になっていく循環を作る。こういったビジネスと社会貢献の適切なバランスを意識できるのも弊社の特徴です。私自身、大学院時代にラオスの諸問題に取り組む社会貢献の現場に身を置き、活動していました。その一方で、次に飛び込んだビジネスの世界では利益を追求する日々。新規事業の立ち上げに携わり、ビジネス領域であらゆることを経験しました。こういった全く逆の世界に身を置いていたからこそ、自分の理想とするバランスがネクストビートと同調(シンクロ)しました。

今の企業フェーズだからこそ味わえる全てを糧に成長する面白さ

私がネクストビートに参画した当時は、会社や事業も混沌とした状態でした。担当している人事領域では、採用の人材要件や選考フローもない。社内制度の運用ルールや評価制度も整っていないまさにゼロの状態。日々作っては壊しの繰り返しでしたね。ものすごいスピートで人や事業が変化し、今まででは経験したことのない0を1にするという経験や会社を大きくしていくフェーズに携われることにやり甲斐を感じました。

まだ成長途中だからこそ、ここに携わる社員にとっても成長の機会が多くあります。起業や事業立ち上げ経験者が驚くほど多いです。新しく参画する人にとっても、ビジネス思考を持った経験豊富な人材と肩を並べて仕事ができるのは刺激的だと思います。また、大企業のように細分化された業務はありませんから、プロジェクト全体を運用していけるタフさも重要。たとえば、ミッションに対して、仕組み作りや人集め、進行管理まで行い、そこにやり甲斐を感じる人は活躍の機会は多いですね。実力があって、結果を出せれば、事業開発にも関われる。そして会社に貢献した人がより多くのチャンスを得られ、優遇される。こういった仕組みを作っていくことも私の使命だと思っています。

ニッポンを元気にするための3つの領域

子育て領域からスタートしたネクストビートですが、この分野だけに留まるつもりはありません。2020年までに、三つの柱を持って事業を展開していきたいと考えています。

一つ目は子育て支援を含むライフイベントの支援事業を展開すること。具体的には、子どもを産み、育てる前にある結婚の分野です。実際に、2017年12月からは会費制ウェディングの会場検索サイト「1.5次会.com」のサービスもスタートしました。

二つ目の柱はインバウンド領域です。その先駆けとして、グローバ ル人材の採用を進めています。今後、日本での人材確保は困難になることがわかっているので、海外の優秀な人材を呼び込み、日本を企業を支える。結果的に日本全体が活性化する仕組みを考えていきます。

最後の柱は、地方創生。人口減少というキーワードに深く関係している分野で、まだ具体的にお話しできる段階ではありませんが、今後注力していく予定です。

創業当時から培ってきた子育て支援領域の知見やビジネスモデル、人材を活用しながら、日本のマクロ課題をあらゆる領域から解決していくことをビジョンとして掲げています。ネクストビートの成長過程で、この想いやビジョンに共感する人の輪をもっと広げていきたいですね。

株式会社ネクストビート

Interviewee

澄川 恵美子 氏

すみかわ・えみこ

株式会社ネクストビート

執行役員 CHRO

東京大学大学院医学系研究科卒。在学中は国際協力機構“JICA"と発展途上国の支援に携わる研究に従事。2011年、株式会社ディー・エヌ・エーへ新卒入社。事業開発や新卒採用、アプリマーケティングに携わり、2015年、同社を退職。2016年、株式会社ネクストビートへ執行役員として入社。人事・ 広報領域全般の責任者を担う。現在自らも子育てをする1児の母親。