最先端をいくNY EdTechサービスのビジネスサイドを知ろう!(Slogan Summer Job 2016)

全米No.1のビジネススクール訪問をはじめ、近年スタートアップ熱が加速しているニューヨークにて起業家インタビューやスタートアップ訪問を実施するスローガン(Goodfind運営企業)の海外渡航インターン、「Slogan Summer Job 2016」。300名もの中から選ばれた大学生3名とスタッフが、現地の様子などをレポートします。
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ハーバードビジネススクール訪問(Slogan Summer Job 2016)


こんにちは、「Slogan Summer Job 2016」参加メンバーの中村、田代です。今回はニューヨークでのスタートアップ訪問の様子を報告します!



1.ニューヨークのプログラミングスクール訪問!

まず、ニューヨークでプログラミングスクールを展開するFlatiron Schoolに伺いました。 女性の方に案内して頂きながら中へ、、、 生徒が熱心にプログラミングを勉強しているようです。


ニューヨークキャンパスには、性別、年齢、職業に関わらず様々な人が参加しているとのこと。 独自のカリキュラムにより、たった12週間で一人前のエンジニアになれるそう。卒業した生徒のほとんどがエンジニア職で採用されているそうです。
人気のあまり応募が殺到しているようで、案内してくださった方のお話しによれば、入学審査をパスできるのはたったの10%とのことです。ただ、入学審査ではしっかりとした目的意識と、熱意を見ているそうで、日本の受験のような審査ではないようです。


Flatiron Schoolはオンラインキャンパスも開設していて、こちらは誰でも受講することができます。 今のところHTML&CSS、Ruby、Javascript、React、Swiftのコースがあり、一部は無料で体験が可能なので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?

2.しっかりと未来を見据え着実に成長し続けるスタートアップ Lingo Live

Flatiron School訪問後には、ブルックリンにオフィスを構えるEdTechベンチャーLingo Liveにお話を伺ってきました。Lingo Liveは企業向けに、いつでもどこでもネイティブスピーカーからの指導を受けられるという点が強みの語学サービスを提供しています。


オフィス引っ越しを行ったばかりとのことで、まだ段ボールがちらほら見受けられますが、ホワイトボードやポストイットがあちこちにあり、開けたオフィスはスタートアップ感満載です。また、今回の訪問では何人かの方にお話を伺えたのですが、なんと創業者でありCEOであるTylerさんからもお話を伺うことができました。

CEO Tyler Museさん

自らの原体験をもとにアイデアを組み立て、起業に至ったというTylerさん。きっかけとなった原体験は、Tylerさんご自身が6年前に安価でスペイン語を習得したいと考え、当時彼女に紹介されたネイティブスピーカーの方とSkypeで授業をしてもらい始めたことだったそうです。Skype授業を通して、「いつでもどこでも気軽に話せる友達感覚の教師がいれば、言語はこんなにも上達するんだ」と気づいたTylerさんは、このアイデアをビジネス化しようと考えます。

しかしビジネス化してすぐに収益が出たわけではなかったそうです。当初はターゲットを絞っていなかったため、焦点をあてるべき付加価値が定まらなかったといいます。その後数々のクライアントにサービスを提供していくうちに、どういったクライアントに対してはよいパフォーマンスが見受けらるかという分析ができ、同じ業界の企業や似た特性を持つ企業に対して集中的にターゲティングするようになったそうです。いまでは順調に事業規模を拡大させているとのこと。


「あの時は大変だったよ、$10Kの収益が出るまで髪を切らないと決めてね。あなたと同じくらいまで髪が伸びた時期があったよ」と私の髪を指さして楽しそうにお話するTylerさんでしたが、事業についてお話しなさる時は論理的で説得力があり、CEOとしてのカリスマ力を持ち合わせていらっしゃる方でした。

教師のお二人

その場で急にインタビューが決定したLingo Live教師側ユーザーのお二人。もともと言語を教えるお仕事をなさっていたお二人に、他の教育サービスとLingo Liveの違いをお聞きしました。

フランス語教師の女性「Lingo Liveの強みは、教師と生徒の距離が近いところです。普段も友達とメッセンジャーで連絡を取り合うように、気軽に語学を使える。人間関係がコミットメントへのモチベーションになっていると思いますし、教師側も大きなやりがいがあります。」
英語教師の女性「私はLingo Liveの、教師をとても大事にするところが良いと思います。出来上がっているカリキュラムをこなすだけでなく、教師の裁量に大部分を任せてくれているので信頼されていると感じるし、教師とLingo Liveは共同で授業を作っていっている感覚です。」


この英語教師の女性に関しては、Lingo Liveの授業がよりよいものになるためにとフィードバックを頻繁にしているうちに、チームに入らないかと誘われ、今では一教師としてだけではなく、事業を創る側として貢献していらっしゃるそうです。Tylerさんも仰っていましたが、Lingo Liveでは教師自身がプロダクトと言っても過言ではないほど、教師の方の力量がかぎとなっています。だからこそ、クライアントだけでなく教師側の方々の満足度ややりがいが大きく関連しているのだなと強く感じました。

Student Success Manager – Graham Kerrさん

クライアントがきちんと受けた授業によって成果を出しているかどうかを管理する、Grahamさんにも話を聞くことができました。

なんとGrahamさんは24歳。歳が比較的近いということで非常に親近感が湧き、個人的にも気になっていたスタートアップへ入るというキャリア選択についてお話を伺いました。

Grahamさん「実家がパブリッシャーだったんだけど、家業の組織文化などがあまり好きではなくて。実家を見ていた時から、スタートアップのような企業文化の会社に入りたいとは思っていた。」
大学時代に日本に留学していたこともあるそうで、言語を扱う仕事がよかったこともありLingo Liveに入ろうと決めたそうですが、入る前も入った後もすごいスピードで成長しているということが良くも悪くも驚いたことだと話してくれました。

CTO – Andyさん

大学を卒業してからプログラマーを志し、Lingo Liveがプログラマーとしての初仕事でありながらCTOに就任したAndyさん。プレッシャーはあると仰りながらも、スタートアップとして仕事をするうえで大事なことを教えてくださいました。

Andyさん「CTOとして気を付けていることは、ふってくる仕事の目的をきちんと確認して、不必要だと思う作業に関してはきちんと“NO”ということ。プログラミングができる人間が少ないスタートアップでは、小さな仕事も大きな仕事も関係なく僕一人にふられる。大事なのはふってくる仕事のどれが一番今の事業において必要かを見極めて、できるだけコストをかけずにてきぱきこなすことなんだ。」
CTOとしての視点をたくさん語って頂いたあとに、「でもCTOで良かったと思うよ。CEOはたくさん責任が伴うし、僕はTylerのようにはなれないなあと思うからね。」と笑顔で仰っており、お互いの得意な分野において活躍できる、バランスの良いチームなのだと実感しました。


Lingo Liveの皆さん、本当にありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?Flatiron Schoolでは、サービスが実際に行われている現場に足を運んで雰囲気を体感し、Lingo Liveではサービスのビジネスサイドの一面を観てきましたが、現場でもバックオフィスでも、社会に対して価値を創出する一員として皆スタートアップの方は活き活きとしていらっしゃいました。ニューヨークのスタートアップアップシーンの盛り上がりも体感することができました!


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[2016'09'28' 更新]

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