三木聡 早稲田大学OB訪問 - 株式会社フィックスターズ 代表取締役社長CEOインタビュー

OBOG INTERVIEW

株式会社フィックスターズ 三木 聡 代表取締役社長CEOインタビュー
株式会社フィックスターズ 三木 聡 代表取締役社長CEOインタビュー

1995年早稲田大学商学部卒業。2002年8月にフィックスターズを設立し、現在は代表取締役社長CEOおよび、子会社Fixstars Solutions Inc.のChairman and CEOを務める。
1998年には株式会社ソフトワールドを設立、取締役副社長に就任し、オンライント証券トレーディングシステム等多くのプロジェクトを手がける。
2006年より、筑波大学システム情報工学科博士後期課程に在籍し、Cell/B.E.ソフトウェア開発の研究に従事。
どのような就職活動をされていましたか?

大手商社のOB訪問の時に、商社でビジネスをつくり上げた人のドラマを綴った「逆命利君」という小説を薦められたのがきっかけで、大企業ではなく、まだでき上がっていない組織に行きたいと強く思うようになりました。商社を作り上げた人たちのように、自分も何かを作り上げたいと思い、大手商社をはじめ大企業は選択肢から外しました。結果、最初は小さな会社で営業をやることにしました。

文系出身の三木社長がプログラマになる経緯をお聞かせください。

その後、たまたま求人誌を見ていてプログラマの仕事に出会いました。面接に行ってすぐにコンピュータを触り始めたのですが、これがすごく面白くて、プログラマが天職だと気がついたのです。もともと数学は好きでしたが、当時25歳で初心者として再スタートしたため、それから大学受験のときよりはるかに勉強しました。

その後、起業を経験されるわけですね。

実は、2回起業しています。1回目が、仕事で出会った人と立ち上げたソフトウェアの会社です。プログラマ暦1年で創業するという、今考えたら無謀な試みでした。設立後は、オペレーション等をすべて任されたので、非常にいい経験になりました。ただ、薄利多売型の普通のソフトウェア会社だったので、物足りなさを感じるようになります。そこで、エンジニアとしてシリコンバレーに行って修業するか、別の会社を創業して経営者になるかの二択を考えました。当時、三菱総研に勤めていた長谷川(現・フィックスターズ会長)と「世界で戦える会社を一緒に作ろう」という話になって、経営者になる道を選びました。

株式会社フィックスターズ 三木 聡 代表取締役社長CEOメッセージ

御社の事業展開についてお聞かせください。

これからのマルチコア(※1)の時代に、ソリューションを提供できるグローバルカンパニーになることが目標です。フィックスターズは、ソフトウェアカンパニーとしてソリューションを垂直に全部提供できる体制を整えたので、世界中のマーケットを対象にビジネスを加速していきたいですね。当社が注力しているCell(※2)は既存のプロセッサより数十倍高速処理が可能です。例えば医療機器で数十分データ処理にかかっていたものが数秒になれば、圧倒的な競争力になりますし、ひいては人命救助もでき、人類貢献の意義がある技術です。IT業界は成熟しつつあると思っている人もいるかもしれませんが、シングルコアからマルチコアの時代に変わり、大きなパラダイムシフトが今、起こりつつあります。ハードウェアの進化を理解した上でプログラミングを書けないといけないのです。加えてCellは職人芸的な要素が強く、腕に自信のある日本人が、世界で挑戦できる数少ない有望分野の1つなのです。日本発のソフトウェアで世界に挑戦し、将来的には、フィックスターズをグローバルカンパニーにしていきたいです。
※1 マルチコア:一つのCPUパッケージ内に複数のCPUコアを封入した技術。
※2 Cell:Cellの正式名称は、Cell Broadband Engine™ (Cell/B.E.)です。
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マルチコアプロセッサ関連事業
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