早稲田大学OB訪問 - アミュー・宮宗逸三代表取締役社長インタビュー -

OBOG INTERVIEW

早稲田大学OBOGガイドブック - アミュー・宮宗逸三代表取締役社長インタビュー
アミュー・宮宗逸三代表取締役社長インタビュー

早稲田大学商学部を卒業と同時に、父親が経営する半導体販売代理店・ユニオン商事に就職。2001年、事業に対する方向性の違いから独立。携帯電話公式サイトでのコンテンツ配信ビジネスを手がけるAMUを設立。
音楽やエンターテイメント分野への想いは何かお持ちですか?

世界で戦って勝っていける可能性のある分野だと思っています。既にある楽曲やアーティストの作品を流すだけではなく、本当は、自分たちでアーティストを生み出したいと考えています。今の音楽配信ビジネスの多くは、ライセンス権さえあれば、誰でもできるので、根無し草のようなものです。自分たちがアーティストを発掘して、育成する必要があると感じています。そのために、将来的にはメディアをもたないといけないとも思っています。


アミュー・宮宗逸三代表取締役社長メッセージ

これから仕掛けていきたいことは何ですか?

世界のマーケットを獲らないといけないと思っています。5年後、10年後を考えることはとても大事です。今日よりも明日輝かないといけない。特に、若い人にとって、5年後、10年後は大事なので、そのときに、輝くためには、世界で戦って勝っていかないといけないのです。
今の学生は大企業志向が多いのですが、その点どうお感じですか?


今に限らず、昔から「寄らば大樹」なムードはありました。日本の文化の問題であり、若者が悪いわけではないと思います。自分たち大人が変わらないといけないのでしょう。
私も50歳を過ぎてから起業しているわけで、自分でもチャレンジできたのだから、若い人たちならもっとチャレンジできるはずですよ。

前職時代も含め、大企業との取引も多かったと思いますが、大企業に対して思うことはありますか?

企業は全然、ユーザー/お客様の方を向いて仕事をしてません。こんな会社が発展するはずがないと思う会社はたくさんありました。顧客志向は掛け声のみで、全然外を見ない会社が実際は多いです。内部志向で、組織の上から下まで全て内部を見ています。大企業になればなるほど、内部を見て仕事をしています。一方で、私は、自分でゼロから始めたから一つの注文書をもらうことの大変さがわかります。お客様の大切さがわかるのです。まずお客様の満足度を高めることを考えるべきです。お客様があって、はじめて私たちは商売ができるのです。

大企業にいるとクレームや不祥事が起きても「まずお客様を疑えという文化」だったりと、信じがたいことがたくさんあります。大企業に入ってしまうと、そういった文化に染まってしまう人が多くなるのでしょう。見ていてかわいそうです。

アミュー・宮宗逸三代表取締役社長メッセージ

では、どういったキャリアを歩むと良いのでしょうか?

どんな仕事でもばかにせずにやることです。最初から王道なんてありません。望みどおりではないところで、もがくことが大事です。こうやるとこうなるとか簡単に決まるようなものはありえませんから。凡事徹底。平凡なことを徹底させることで非凡なものが生まれます。

若い人がチャレンジする上で、どういうことに気をつけるべきですか?

成功するためには、本当の心が必要。こうやれば儲かるとかいう表面的なところを覚えるだけでは絶対にダメ。一番重要なことは、ものごとに気づくこと。感謝があれば気づくのです。謙虚にかまえ、感謝すること。ここを外した人間は長期的には必ず失敗します。
国内大手の販売代理店として働いた経験から、今後頭打ちになって衰退していく国内市場だけに依存することに危機感を覚えて、世界に通用するビジネスをやろうと考えていたというお話は、近年、何も考えずに大手企業に入ろうとしている学生たちに是非真剣に考えてほしいポイントです。これからはアミューのように世界で通用する技術・コンテンツをもとに海外で勝負できる会社こそ面白いのではないでしょうか。
前のページへ / 1 / 2