企業にとっての社会貢献や社会的責任 (CSR:Corporate Social Responsibility)が注目される時代になってきたように思いますが、イデアインターナショナルが考えるCSRとは何でしょうか?
NPOもNGOも企業も、社会貢献しているはずだけど、実は誰も助かっていないケースが多いように思います。表面的なことだけで、成果が出ないようならば意味がありません。私たちは社会貢献の旗をふりかざすつもりは全くなくて、
基本的に「人をサポートする」という企業理念のもとで活動しています。 その理念に従うこと自体が結果的に社会貢献につながっていくのだと思います。また、NPOは、社会貢献という点は実現できても事業としてうまく回らないケースが多く、苦しくてつらいものが多いように思います。その点、当社は事業をやっていてその事業自体が新しいものを作り出していて楽しいのです。
楽しい仕事をしながら、人を助けている、という二つを味わえるのは当社しかないと思います。
イデアインターナショナルが成功した理由はなんでしょうか。
三つあると思っています。一つは
それまでの経験・蓄積があったから、独立したこと自体を大きな困難に感じなかったことです。経営難に陥っていた家業を継いだ4年間、本当につらい状況を味わっていたから、いわば経営の予備校を修了していたわけです。他の人たちが、サラリーマンを辞めてから会社をゼロから始めよう、というのとは違いました。二つ目は、
戦略性だと思っています。うちの戦略は、ほかと競争しない、敵がいないようなフィールドをいくというものです。敵がいなくてみんなが味方の方が良いじゃないか、と考えるわけです。三つ目には
運の強さはあると思います。これは成功した経営者みんなにいえると思います。
他と競争しない戦略について詳しく教えてください。
みんながやってないことを考えるのです。
常に問題意識を持つようにして、みんなができない解決策をやればオンリーワンになれます。 例えば、イタリアのオーガニック農家のハーブ原料をビジネスに変えるにはどうするか。オーガニック原料であることを訴求し、中身で勝負するシャンプーに変えれば売れるのでは?と考えるわけです。大手が販売しているシャンプーは、中身で勝負しているのではなく、広告費で勝負しています。当社のようなベンチャー企業はその逆をいけば良いのです。自分たちは広告にお金をかけるのではなく、原料にお金をどんどんかけていくわけです。解決策は相手と違うことをやれば良いのです。基本的に他社は周りがやっていることを模倣します。でも当社の戦略は、
まずみんながやっていることをしっかりと考えて、それと逆のことをやる。
そこには新規性があり、リスクもあるかもしれないですが、成功すれば一人勝ちです。他の例も挙げると、フットサルボールをスポーツ用品店ではなく、インテリアショップで売ったりするのです。実際そんなことをしているのは当社だけですが、売り切れ続出で入荷待ちになるほど成功しています。