起業を志した大学時代。その後、総合商社で感じた矛盾
とにかく大学に入る前から、将来は起業をしたいと思っていました。早稲田に入った理由は、優秀で起業家精神を持った学生が多いと思ったからです。当時は今ほど起業家のロールモデルも多くなく、ソフトバンクの孫さんやCCCの増田さんが載っている雑誌を読みあさって起業のイメージを持とうと必死にもがいていましたね。その後、総合商社に入社しましたが、社内制度・人材・仕事などすべてのスケールが大きく、優れていると感じた一方で、矛盾も感じました。大きな組織では意思決定に時間がかかったり、年功序列で自分が活躍できる番が来るまで、能力を発揮しにくい部分があると思ったからです。
今の我々には想像のできないような世の中になっている
インターネットは、今後100年世の中を変え続ける始まったばかりの産業
産業が成長するためには、二つの壁を突破する必要があると考えています。一つ目の壁は、「インフラが浸透するか否か」ということ。インターネットに関しては、ブロードバンドやインターネットにアクセス可能な携帯端末の圧倒的普及により、この壁を既に突破しました。次の技術革新が起こらない限りは、インフラ部分はこれ以上大きく伸びませんが、インターネット上で繰り広げられるビジネスはまだ始まったばかりです。 もう一つの壁は、「ユーザーのリテラシーがついてくるか否か」ということです。例えば、mixiやモバゲータウンは、あと2年早くリリースされていたら、ユーザーは誰もついてこられなかった可能性があります。携帯電話も、普及当初は皆メールしか使っておらず、ほとんどの人はインターネットなど使っていませんでした。その意味で、ユーザーのリテラシーは時間や経験とともにどんどん変化していくので、インターネット業界のチャンスはまだまだ無限にあると感じています。 また、10年前に現代の便利な世の中を想像できたかと聞かれれば不可能だったように、10年後の未来も、今の我々には想像のできないような世の中になっていると思います。その変化に一番影響を与えるのは間違いなくインターネットです。今後100年でインターネットが世の中に与えるインパクトは、自動車がこの100年で与えたインパクトよりも、圧倒的に大きいと思います。今、インターネットが飽和状態になって停滞している、と考えている人がいるとすれば、それは間違いで、インターネットにはまだまだ可能性があふれていると思います。
株式会社サイバーエージェント
事業内容:インターネットメディア事業・インターネット広告代理事業・Ameba関連事業・投資育成事業。
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