変化にもろいもの
在学中に、ガイアックスでインターンをされていたと伺いました。
1年生のときは友達とのんびりと余暇を楽しむ日々で、2年生になって、さすがにまずいと思い、 何か打ち込めるものを探していました。 そんなときに、Find Job! でガイアックスの求人を見つけ「これだ!」と思い応募しました。 当時、ガイアックスは創業して数ヶ月のベンチャー企業で、マンションの一室で5名が働いていました。 私はプログラマーとして採用されたのですが、それまでプログラミングを深く勉強したことはありませんでした。 ただ、中高時代からパソコンは好きでしたし、働く過程でできるようになるだろうと思い、とりあえず飛び込むことにしたのです。
その後、学生時代のうちに開発部長になられたとか。
大学2年の終わりに、一年間大学を休学することにして、社員として一年間ガイアックスでとことん働いてみることにしました。「このまま東大をストレートで卒業して大企業に入社することは何の難しさもない。むしろ、一見安泰に見える道ほど変化にもろいもの。 一年間、実社会の荒波にもまれて自分で生き抜く術を手にしたい。変化に身を置くことが一番の安全な道だ」と言って、反対する親も説得しました。 当時私は19歳でしたが、開発部長に任命され、開発の責任者として約10名のメンバーのマネジメントを任されました。 もともと一年だけ社員として働く約束だったので、その後は復学して学校の単位を取り、普通に就職活動をしました。
どのような就職活動を行われたのですか?
子供の頃からITの分野で生計を立てたいと思っていたので、IT業界の中から、いろいろな選択肢を考えました。 ベンチャー企業で続けることも考えましたが、大企業のITシステムにも興味がありました。エンタープライズ系システムに触れたことがなかったので単純な興味でした。 ただ、私の場合、ベンチャーで学んだアドバンテージがあったので、IT系の大手ベンダーやSI会社に入り、座学の研修で一年目の時間を費やすのはもったいないと思いました。 それで事業会社のIT部門を見てみようと思いました。
それで、住友商事に入社を決めた理由は?
大企業に入る機会は新卒以外には今後ないだろうと思いましたし、なにより大企業の世界も見ておきたいと思っていました。 もちろん、大企業の経験が、現在の自分を形作っている部分はありますが、今考えると大企業に行くことが正解だったかと言えばわかりません。 学生にもよく聞かれる質問ですが、新卒で大企業かベンチャーかの選択は悩ましい選択ですね。やりたいことが明確になってないなら、大企業でも良いと思います。 ただ、明確な目標やビジョンがあるなら、スピード感があり、しがらみの少ない、ベンチャー企業や小組織を選択した方が良いと思います。
総合商社は、学生に大変人気がありますが?
いい会社ですよ。ただ20代が勝負だと思っている人には、向かないと思います。 40歳くらいでやっと一人前という業界ですから、そのくらいの長期スパンで物事を考えられるのであれば良いと思います。 私の周りや同期でも、20代のうちに何か事を成し遂げたいという想いを持ち、外の世界に活躍の場を求めて辞めていった人も多いです。
ベンチャーと大企業と両方で働いてみて、どのような違いを感じましたか?
仕事の定義が全く違うと感じました。ガイアックスで働いていたときは、ものを作ることが自分の仕事だと思っていました。そして、ものを作る手段を突き詰めることを意識していました。 しかし、住友商事では、個々人の思いだけではなく全体としての統制が取れた状態で大きなことを進めていくことが重要な仕事でした。 ITに関わる仕事と言っても、会社によってまったく別世界だと気づきました。
株式会社ガイアックス
事業内容:コミュニティサービスの企画・開発・運営及びコミュニティを中心とする各種ASPの提供・コンサルティング
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田1-21-8 KSS五反田ビル8階
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