チャンスを得るには、自ら手を挙げるのが一番
私が早稲田に入ったのは、『雪の早明戦』というラグビーの試合に感化されたのがきっかけでした。ただ、当時大きな勘違いをしていて、良い大学に行けば良い就職ができると思っていました。しかし現実は甘くなく、就職活動では落ち続け、8 月くらいになってようやく内定をいただいたのが当時急成長中のアパレル企業でした。それまでは、何でも自分で選ぶことにこだわっていたのですが、自分にふりかかることは全て縁なのだと就職活動を通して初めて気づき、やると決めた以上しっかりやろうと意を決して入社しました。
入社してしばらくした後、社長の運転手を新卒メンバーから抜擢するという企画がありました。「絶対に私がなります!」と役員に訴えた結果、選んでいただけました。「やります」と手を挙げるのが大事だと感じた瞬間でした。今でもよく言うのですが、「四の五の言わずにやる」という姿勢が大事だと思います。それで失敗することの方が多いかもしれませんが、その経験がすごく重要なのです。
当時、会社は急成長のまっただ中で、入社時900 億円くらいだった売上が3 年半後の退社時には1200 億円になっていました。それを成し遂げた経営者の傍で仕事をするのは非常に刺激になり、ゆくゆくは自分も社長になって会社を立ち上げたいと思うきっかけとなりました。日常的に会社の実態や、会社の舵取りを間近で見ることができたのは大きな糧となりました。私は早稲田を卒業していわゆるエクセレントカンパニーと呼ばれる大企業に入れたわけではないのですが、振り返ると、この経験がなければ起業していなかったですね。
売上1200 億円の企業から社員3 人のベンチャー企業へ飛び込む
最初の会社ですごくお世話になった人がいて、その人が独立されたのです。どうしてもその人と働きたいと思い、何ができるというわけでもなく、無理矢理お願いして4 人目の社員として迎えてもらいました。そこは何もない会社だったので、自分で仕事を作っていかなくてはいけませんでした。ただ、逆に言えば、自分から提案して何がお客様に受け入れてもらえるかを経験でき、すごく勉強になりました。今のビジネスの基本となるアパレル向けのコンサルティングや、人材派遣ビジネスの立ち上げも経験し、売り方のポイントや経営の手法まで教えていただきました。
そういったチャンスは小さい会社ならではだと思いますし、何も無いからできないではなく、無かったら自分で考えて創れ!というような姿勢がすごく大事だと感じました。ひとりに任される役割の大きさが大企業とは全然違いますし、もう一回就活しろと言われたら、絶対にできるだけ小規模な会社に行きますね。
一方で、その会社では自分で何でもやるとは言っても、社長がいる以上はどこかで頼っているし守られていると思いました。それで、逃げ場を作ってはダメだと退路を断って独立を決意したのです。
株式会社インター・ベル
アパレル店頭向け人財サービス(スペシャリスト派遣、販売代行)、アパレル業界向けキャリア支援サービス(人財紹介、派遣サービス、教育サービス)
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