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知恵と才能を最大限に活かした知的産業で、日本から世界へ勝負を挑む 株式会社エリジオン 代表取締役社長 小寺 敏正氏 インタビュー

グローバルシェアトップの隠れた世界的IT企業

―社員70名程の規模でありながら3次元データ変換分野で世界シェアトップの企業が、静岡県浜松市にある。海外からの視線も熱く、NASAやボーイング、ルノーF1チームなどから、設計に不可欠な高度技術をもった世界唯一の企業との高い評価をうけているのが、ELYSIUM(エリジオン)だ。顧客企業は世界中の大手メーカーを中心に約2800社にのぼり、売上高の約4割を海外で稼いでおり、隠れた日本発の世界的IT企業として異彩を放つ。そんな稀有な環境だからこそ、集まっている社員の半数近くが東大卒の頭脳集団というのも納得できる。数理的な思考力と問題解決力に自信のあるつわものたちが集まり切磋琢磨する梁山泊となっているのだ。「日本発の世界に通用するIT企業となることで、世界中の顧客を相手に知恵で稼ぐモデルを実証し、世界に誇る知的産業を創造していきたい」と熱く語る、エリジオン創業社長小寺氏に、世界に通用する秘密と若い世代に伝えたいことをお聞きした。

世界規模で勝負できる、真のグローバルビジネス

才能ある理系人材が歯車になってしまう日本の大企業へのアンチテーゼとして、ソフトウェア会社を起業しました。優秀な人材が能力をフルに発揮して社会貢献することで正当に評価され、称賛される文化を作りたかったのです。
なぜソフトウェアかというと、知的付加価値の高さだけでグローバルに対等に勝負できる分野だからです。さらに、世界一を目指すために、製造業における3次元設計データの変換分野に特化しました。製造業の拠点はどうしても労働集約に適した土地に移らざるを得ないので、昔はアメリカから日本へ、今は中国、インド、ブラジルなどをはじめ新興国へと移ろうとしています。コアな技術は日本に残るにしても、コモディティ化した製品は日本ではペイしない。だから、製造業の拠点がどこに移っても、世界中の企業が設計データを自在に扱えるように支援するデータ変換分野でエリジオンはリーダーであり続ける戦略をとっています。真に必要不可欠なプロダクトを創り続ければ、世界規模で市場が移動しても、常に顧客から指名され支持され続けて、必然的にグローバルビジネスになるものです。まさにエリジオンがグローバル化しているのは必然であり、世界中の顧客に必要不可欠なプロダクトを創り続けた結果です。

株式会社エリジオン

エリジオンは、3 次元形状処理技術をコアに持つソフト開発のエキスパート集団。様々なソフトウェアを開発、販売しています。その技術力は、ルノーのF1 チームやボーイング社など、業界をリードする世界企業に高く評価されています。また、ロサンゼルス・デトロイト・パリに拠点を構え、日本の開発部門と連携した研究開発と全世界への販売を行っており、世界の“ デファクトスタンダード” を勝ち取ることを目指しています。

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