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理数系の突き抜けた才能が世界レベルで凄いことを実現する「技術者の理想郷」 株式会社エリジオン 代表取締役社長 小寺 敏正氏 インタビュー

人々の生活を便利に楽しくする数学や科学の力

現時点でも3次元形状処理技術は製造業の生産性向上に貢献しています。しかし今後は、製造分野だけでなく、より広い分野に普及し、各分野ではその応用が更に進化していきます。我々の生活も3次元デジタル情報によって大きく変わっていくでしょう。携帯電話やTVの画面の中には立体映像を表示できるようになりましたが、今後は自分の部屋の中をアバターがリアルに動き回り、イグアスの滝も実寸大で楽しめ、高級フレンチも匂いと味付きで体感できるようになるでしょう。更には、3次元形状処理技術と脳科学が発展し融合されれば、脳に直接信号を送って全てのことがバーチャルながらリアルに体験できるようになるでしょう。今、世界的には人口が爆発し、食糧・エネルギー問題が深刻化する兆しがありますが、数学や科学の力で、実際に二酸化炭素を酸素に変えたり、海水を真水にしたり、食糧を土や海水から大量に製造できるようになるでしょうし、3次元形状処理技術によるバーチャルな消費活動が代替できる部分も多いでしょう。これらの発展を支えるのは、高度な数学や科学技術なのです。

天分があるのに自分だけのために生きるのはもったいないこと

少子高齢化、年金・医療、教育の荒廃、負債を抱え機能不全な政治などさまざまな要因が重なって、このままだと日本はこれから衰退する運命にあります。近い将来、円は暴落し、日本人の購買力が落ちて何も買えなくなってしまう。そうなれば食糧やエネルギーを輸入に頼る日本にとって危機的な状況になるのは目に見えています。製造業の中心が中国やインドに移る中で、日本から輸出できるものは何があるでしょうか。 こうした状況の中、この国が目指すべきグランドデザインを誰も描こうとしていません。保身に走る政治家も、省益ばかり気にする官僚も誰も手をつけないという情けない状態です。 東大生の人気就職先ランキングの変遷を見ていると、既に成功したところに乗っかろうとする人が多いことに気づきます。そんな他者依存な人は何をやっても成功しないでしょう。今偉大な会社として称賛されている会社に入るよりも、自分が人生で最も活躍する頃(20年後)に、今の偉大な会社を超えるような会社はどこか?と自分の頭で考える方が良いと思います。私も官庁に行かず民間企業に就職する際に周りから反対されました。起業すると言ったら、「バカか?」と言われました。親や他人が何と言おうと、自分の人生を自分の頭で考え、信じる道を生きること。それが結果的に人生を後悔しないで生きる秘訣だと思います。 天分を持っているのに、自分のためだけに生きるのはもったいないことです。欧米の一流大学であればどこでも「Gift(才能)がある人には、Mission(使命)があるのだ」と教えていますが、日本の大学では教えていません。少しでも自分に才能があると思うのであれば、自分の安定や保身のためではなく、世の中を良くするために、真っ当に生きてほしいと思います。

株式会社エリジオン

エリジオンは、3次元形状処理技術をコアに持つソフト開発のエキスパート集団。様々なソフトウェアを開発、販売しています。その技術力は、ルノーのF1チームやボーイング社など、業界をリードする世界企業に高く評価されています。また、ロサンゼルス・デトロイト・パリに拠点を構え、日本の開発部門と連携した研究開発と全世界への販売を行っており、世界の“デファクトスタンダード”を勝ち取ることを目指しています。

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