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こんにちはゲストさん
今までにない新時代のコンテンツを創造し、文化の幼稚化へと挑戦する 株式会社キューブ 代表取締役社長 北牧 裕幸氏

新卒で当時無名のポニーキャニオンに入社した訳

私が就職活動をしていた頃は、氷河期と言われる時代でしたからハードルは高かったのですが、いわゆる”普通”の企業に勤めるつもりは元からなかったので、自分で「ものをつくる」ことができる企業に絞りました。結果的に3社ほど内定をいただいたのですが、中でも最も音楽制作に深く関わることができる可能性を感じたポニーキャニオン(当時キャニオンレコード)に入社することを決めました。いまでこそ多くの人が知っている会社ですが、当時全く無名で、早稲田の大学院生にとってはかなり特異な選択だったようです。しかし、私にとっては自分のやりたいことが早くできる環境だと思えたので、迷いはなかったですね。

映像・音楽・芝居を融合したコンテンツに可能性を見出す

ポニーキャニオンでは、ディレクターとして、2年目から音楽制作をおこなう部署に配属されました。そこで気づいたのは、当初音楽をつくりたい、アーティストになりたいと思ってこの業界に入ったのですが、自分にはプロデューサーの方が向いているということ。音楽だけではなく、映像や芝居などのコンテンツをトータルで融合させることに価値を見出すようになりました。

その後、ちょうど会社が新しいレーベルを立ち上げることとなり、自由度の高い仕事ができそうだと感じて責任者を引き受けました。そこでは全てオリジナルのロック・ミュージカルを一からつくる経験をしたのですが、ミュージカルをつくっていく中で、次第に音楽と映像と芝居のスタッフがそれぞればらばらに動いており、ひとつのゴールに向かって意思疎通がうまくできていないという問題に直面しました。
そこで、それらをすべて一つの組織で網羅できる企業に世の中のニーズがあるのではと確信し、キューブを創業するに至ったのです。
しかし、膨大な資金と手間が必要になる事業だからこそ誰もやってこなかったわけですから、当然ですが資金集めにはとても苦労しましたね。運転資金として、年間で一億円は少なくとも必要だったので、退職金は全て注ぎ込み、企業を回って出資を募りました。最終的には何とか準備を整え、会社をスタートさせることができました。
私がこのビジネスに全てを懸けた背景としては、音楽業界において、既存のビジネスモデルが近い将来立ち行かなくなるだろうという考えがありました。CDからデータ配信の時代になり、レコード業界で収益を上げることが難しくなる。しかし、音楽そのものがなくなることはあり得ないですし、個人的な思いとしても、音楽をつくることを生業としていきたいという思いを強くもっていたので、何とかして新しい事業モデルをつくりたいと思ったのです。

株式会社キューブ

音楽・演劇・映像、マネージメント・制作・マーケティング、等々エンターテインメント業界で重要な「三つの要素」をあらゆる面で活かすことを社名キューブに込めました。
新進のアーティスト、ミュージシャン、俳優を育成、常に新しい「感動」をユーザーに届けます。今夏、渋谷に劇場「CBGKシブゲキ!!」をオープン、情報発信の基地とします。

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