MBA で学ぶ傍ら様々な価値観と出会う
新卒で入社したプラントエンジニアリングの会社で海外MBA 派遣の募集があったとき、海外志向が強かった私は、迷わず手をあげました。行き先はニューヨークだったのですが、書籍やTV で知っていた活気のあるイメージとは異なる世界がそこにはありました。私が留学した当時、アメリカはブラックマンデー( 株価暴落) の直後で、特に金融業界で働きながら通う生徒が多いMBA のクラスでは張りつめた空気が漂っていました。そういった背景もあり、現地の人たちと交友関係を築くことに苦労しました。しかし、ニューヨークの文化に慣れ、現地の人たちともコミュニケーションがとれるようになると、全く違う環境・歴史・文化で育ってきた多様な人たちと肌で触れ合うことができ、多様な価値観の存在を知ることができました。海外経験を通して、日本という枠を超えてグローバルな目線で物事を考えられるようになったことは、私のキャリアの原点となっています。
コンフォートゾーンから飛び出して自分自身の価値を知る
MBA 取得後は、コンサルティングファームへ入り、その後ヘルスケア分野の外資系企業数社に勤めました。複数の企業で働いてみると、企業ごとに異なった価値基準で自分が評価されるため、自分の能力を多面的に知ることができました。ずっとひとつの会社にとどまっていると、自分の実力がその会社の価値観のみによって規定され、自身のキャリアをその会社の判断基準に委ねてしまう状況に陥ってしまうことが往々にしてあると思います。私自身は、働きなれた環境から飛び出して自分の客観的な市場価値を知り、力をつけていくことができたために、自分の望むキャリアにすすむことができたのではないかと思います。また、自分の市場価値を理解し、自分を高める上で非常に重要なのは柔軟性です。根本となる考え方を持ちながらも、他の人の価値観を柔軟に受け止めなければなりません。自分は決して万能な存在ではありません。世の中には自分が知らないことのほうが圧倒的に多いので、謙虚に、凝り固まらず、20 代のうちは毎日トライ&エラーを繰り返しながら、自分を高めていくべきだと思いますね。
クーパービジョン・ジャパン株式会社
米国に本社をおく世界有数のコンタクトレンズメーカー。日本でも、ワンデーコンタクトレンズでシェア2 位* のポジションを獲得。コンタクトレンズ専業メーカーとして、コンタクトレンズの素材・デザイン・製造方法にこだわりをもって取り組むことを社是とする。新しいCorporate Branding/Identityを導入して、より一層市場での差別化を図っていく。
* コンタクトレンズ小売販売金額合計ベース2010 年1 月~12 月 GfK LifeStyleTracking Japan 調べ
あわせてよみたい
◆メーカー業界のOB ・OGインタビュー
- 「Passion & Challenge」最先端技術による新たな市場創造への挑戦
- 社会問題をどう解決するかが事業の原点 意義のあることをビジネスとして実現する経営者
- 医師でありながら上場企業の創業経営者である会長の思い
- 「Passion&Challenge」激動の時代に求められる、不撓不屈のプロフェッショナルマインド


