eビジネス新時代の到来を予感、そして起業を決意
在学中、当時認知されてきていたネットオークションを始めたのがきっかけで、ビジネスの世界に足を踏み入れました。インターネットが普及した現在ではごく当たり前のことですが、当時は誰もが時間・場所を問わず、どんなものでも売り買いできるという仕組みに、大きな可能性を感じました。消費者視点で売上を伸ばす様々な工夫を重ね、それがすぐ売上結果に反映されるという経験は、ビジネスやマーケティングの本質に触れる貴重なきっかけとなりました。その後順調に事業を拡大させ、売上が億単位になった2004 年、株式会社デファクトスタンダードとして事業を法人化しました。当時、私はユーザーとして、ある開発者が個人運営していたオークションの価格比較・相場検索サイト「オークファン(aucfan.com)」を利用していました。Web 上に散在するネットショッピングやオークションの商品情報をデータベース化して提供するというビジネスモデルに、グローバル規模の大きなポテンシャルを感じるようになりました。プレーヤーとして、商品を売り買いするだけのビジネスよりも、グローバル規模で急成長するEC 市場の情報インフラとして、市場全体を活性化させ、世界の消費と小売市場を変革する「オークファン」の可能性に惹かれたのです。そして2006年、「オークファン」の開発者から事業を譲り受け、「あらゆる『人・組織』があらゆる『場所』で『モノ』を自由に売買する新たな時代を創造する」というビジョンのもと、株式会社オークファンを設立しました。
グローバル規模で急成長するEC市場に新たなビジネススキームを創出する
現在、インターネットショッピングやオークション市場は欧米・アジアを中心に世界的な規模で急激な拡大を見せています。アメリカのeBay・Amazon、中国のタオバオ、韓国のGmarket、そして日本ではヤフー(Yahoo! オークション)・楽天(楽天オークション)・DeNA(ビッダーズ・モバオク)など、多くの強大なプレーヤーがしのぎを削っています。今後は国境を越えてオークション市場がつながり、世界の商流・物流・情報流がクロスボーダーに変化していく潮流がますます鮮明になってきます。また、FacebookやTwitterなどソーシャルメディアの台頭、スマートフォンの急速な浸透により新たなソーシャルコマースの領域が開拓されつつあります。
当社はeBay、Amazon、ヤフー、タオバオ、楽天など、国内外の主要EC サイトに分散している情報を集約し、統計・分析するオンリーワンメディア「オークファン」の運営など、国内最大級かつ唯一無二のメディアを運営しています。また、過去5年間のネット取引情報などをもとに、国内初の多機能分析ツール「aucfan Pro」やモノの“売りどき”“買いどき”がわかる iPhone、Androidアプリ「モノちぇき」をリリースしています。ユーザーは、落札価格や取引数などの豊富な統計データを活用することで、安く買い、高く売ることができます。ユーザーにとって直接収益になるのでメリットは大きいです。また各マーケットプレイスは、比較検討を行った意欲の高いユーザーが訪問することで、トラフィックや取引量が増加するというWIN-WIN を実現するビジネススキームを創出しています。取引データは約10 億件にのぼり、直近の約3 年間で、月間ユニークユーザー数は800 万人にまで成長しました。また、当社が生み出す年間流通高は2000 億円規模に達し、今後ますます拡大が予想されるEC 市場の牽引役を担っていると自負しています。
株式会社オークファン
国内最大のオークション・ショッピング統計・検索サイト「オークファン」を運営。月間800 万ユーザーを誇り、国内オークション利用者の35% が使う唯一無二のメディアである。オークション関連のデータ分析・販売支援ツール提供を行うプロダクト事業、「オークファン」の取引データを活かしたプロフェッショナルサービス事業も手掛ける。近年は、米国eBay や中国タオバオとの提携、英語・中国語版サイトのリリースをはじめ、グローバル市場への展開を進めている。
» OB・OGガイドブック vol.8
世界中で急成長するEC市場を円滑化。企業と消費者の関係を根本から変革する企業ーaucfan
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