おさえておきたいIT分野の新潮流として、ビッグデータ革命、エンタープライズのネット化、インテリジェント化する社会の3つについて解説します。また次ページからは既に10年前からこれらの潮流を見越して事業をスタートしたと語るFORCIA(フォルシア)株式会社の屋代CEOにお話をお伺いしました。フォルシアで活躍するエンジニアのインタビューも次々ページに掲載しています。
コンシューマウェブ分野の焦点はビッグデータへ
インターネットビジネスはここ10年間で大きく成長しました。Google, Amazon, Facebookなど巨大な世界企業も生まれましたが、インターネットでできることはやり尽くされたと考えるのは早計です。過去10年間で起こった変化は、主に広告とコマースとエンターテインメントの3つの分野に集中しています。別の言い方をすれば、コンシューマ向けのウェブサービスが発展した10年だったと言えるでしょう。リアルからネットへと経済活動が移行したことによって、大量なリアルタイムデータが流れ込むことになり、これからは、大量データを解析することで得られる新しい情報価値や膨大な量の中から最適なものを探し出す価値が高まりつつあります。これがビッグデータ革命と呼ばれるものです。
エンタープライズ分野のネット革命はこれから始まる
一方で、エンタープライズ分野(企業内情報システム)は、まだインターネットによる革命的な変化を受けていないのが現状です。世界的に見れば、Salesforceなどクラウドアプリケーションがエンタープライズの分野にも革命的変化を起こし始めています。また、Facebookの共同創業者であるダスティン・モスコヴィッツ氏が絶好調のFacebookを離れてまで、昨年新たにエンタープライズ分野でスタートアップを創業しました。これからの10年は、エンタープライズ分野にてインターネットのテクノロジーがどんどん使われていき、企業内の生産性向上や情報活用が進む時代になるのは間違いないでしょう。
インテリジェント化する社会
さまざまな分野で、デバイスに情報処理機能を組み込み、状況に応じた最適化を行う仕組み(スマート化)が活用されています。スマート化に伴い発生する膨大なリアルタイムのストリームデータを解析することで、さまざまな領域にて意思決定や選択を最適かつスピーディに実現できるようになります。たとえば、飛行機のフライトをもっとスピーディに最適な便を簡単に予約できるような支援であったり、膨大なマーケティングデータから顧客の購買動向や嗜好を瞬時に解析する為の支援であったり。小売や旅行・航空、不動産、金融などのコンシューマ向け分野をはじめとして、企業間取引の分野にも応用され、徐々にインテリジェントな仕組みが実現されていく流れとなるでしょう。


