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「人のあたたかさに惹かれて」デジタルマーケターの道を選んだ私がこの1年で得たもの、10年後に描く未来。

大学時代に鹿児島県の口永良部島を訪れたことが、広告の意義に気づくきっかけとなったという、株式会社メディックス第1営業本部の遠藤紅実様。メディックスに入社した理由、入社してから携わった仕事等について語っていただきました。「本来価値のあるものを、人に伝えることができるようになりたい」ーーーそんな想いを語る、遠藤様の軌跡を辿ります。

Mar, 13, 2017

株式会社メディックス

遠藤 紅実 氏

なぜ、メディックスを選ばれたのでしょうか。

わたしがメディックスを選んだ基準は、ほんとうに“人”だなとおもっています。メディックスの採用では、他の会社の採用と違って、面接と面接の間に人事の方以外の社員さんともお話する時間を設けられたのですが、わたしはそこでお話した社員さんのお人柄や、人に向き合う姿勢にすごく惹かれたことを覚えています。

社員と選考中の学生である私が話す、ということだったので、社員の方が一方的に、会社の説明をしたり、その場の態度で私を評価したりするのかなと思っていたのですが、いざ話しをしてみると、全然違って。

社員さんたちは、私の考えていることを引き出してくださるのみならず、親身になってアドバイスをしてくださいました。私の目をみながら、真摯に受け答えしてくださるので、私も素の自分で話せましたし、自然に自分の感情や思考を吐露できたと思います。当時考えていた、広告に関する持論を展開してしまうくらい、話しも盛り上がり。やがて、純粋に「こんな人たちと一緒に働けたらいいな」という感情が湧いてきたことを覚えています。

入社されて1年経ってメディックスの“人”に対する印象は変わりましたか。

いえ、今でも変わっていなくて。メディックスでは教育担当制のもと、新人一人ひとりに先輩が付くのですが、私の担当の方が、こんなにできない自分に対しても、絶対にコミュニケーションを怠らないで、手厚く接し続けてくださるので、日々驚かされています。期待してくださってこそ、これだけ丁寧に向き合ってくださっているはずなので、早く期待に応えられるように頑張りたいと思っています。

“人”が基準ということは、業界は絞っていらっしゃらなかった?

いえ、広告業界にはもともと興味を抱いていましたので、他の広告会社もみていました。そのなかでも、メディックスの人のあたたかさに、惹かれて入社したという感じです。

広告業界に関心をもったのはどういう理由からでしょうか。

正直なところ、漠然とかっこいいというイメージを抱いていたことが大きいですね。

ただ、大学時代のゼミの活動の一環として、ある島を訪れたことも影響しているのではないかなと思います。というのも、大学時代、鹿児島県口永良部島(くちのえらぶじま)の地域活性に携わるプロジェクトに、ひょんなきっかけから関わりはじめまして。私はその島が擁する東京とはまるで違う世界観や、いきいきした島の人々に非常に魅了されました。

しかしながら、プロジェクトに関わる前の私を含め、私の周囲の人のほとんどが、その島のことや魅力を「知らない」んですよね。そんな様を目の当たりにして、私はもどかしくなりました。

それから、この島以外にも、世の中には多くの人に知られていない、うまく伝えられていない魅力がもっと隠れているのかもしれないなと想像するようになりました。そのような中で、価値あるものの魅力を「伝える」広告の仕事の意義を理解するようになりました。

入社されてから1年間、具体的にどのような仕事をされてきましたか。

既存のお客様のの価値(商品・サービス)をどのような人をターゲットにして、どのチャネル(経路)で、どのような媒体(メディア)からアプローチするべきか、試行錯誤を繰り返しながら最適化していく仕事です。

具体的には最適化のための施策を企画し、実行し、その後は施策の効果検証をするところまで携わります。この一連のプロセスを、PDCA(Plan 計画⇒Do 実行⇒Check 評価⇒Act 改善の4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する)サイクルを循環させながら最適化していきます。

同時に、新規のお客様への営業活動もしています。メディックスでは各自が特定の業界を担当するのですが、私は現在人材業界に特化しながら、デジタルマーケティング施策の提案をしているところです。

メディックスで必要とされる能力、身につく能力って何だと思いますか。

定量的な分析や解釈に、強くなれるのではないでしょうか。広告施策を実施すると、絶対に数字で結果が返って来るのですが、メディックスでは、この数字を分析して、次に何をするべきかを提示することが、重要な仕事のひとつです。業界、企業によって扱うデータの規模や性質は異なりますし、同じ企業でも広告を打つ手法や時期等によっても大きく結果が異なるので、非常に奥深くて難しい仕事です。

それでも、クライアント企業も私も、納得できるような、論理的で有意義な分析をすることが求められるのです。ただ、こういった定量的分析は、広告・デジタルマーケティングに限らず、おそらくビジネスの世界ではひろく必要とされるのかもしれません。

もう一つは人との関わり方ですね。メディックスの仕事は“一回商品を売ったら終わり”ではなく、施策の企画から実装、そして効果検証と改善という、長い期間にわたってお客様とかかわっていくため、いかに長期的目線でみて、信頼関係を築くかが大切になります。

長期的に信頼関係を構築するには、何が必要なのでしょう。

どちらが上、下とかではなくて、常に対等な関係にあるという姿勢をとることではないでしょうか。

これは私がマネジャーから普段言われていることなのですが。お金を出してもらっている側だとか、発注される側だとかいう理由で、変にへりくだるのではなくて、お互いに敬意を持って、伝えるべきことを伝えあうことが重要なのではないかと思います。そのために、クライアント企業はその業界のプロフェッショナルであり、私達は広告のプロフェッショナルなのだ、という自覚を大切にしています。

広告業界のなかで、デジタルマーケティングを手掛けるメディックスだからできることって何だと思いますか。他の会社と比較しながら、ご説明いただければ。

学生のみなさんは、「広告」と聴くと、“どのようなキャッチコピーで、どんな音響や写真を用いて、見た人の心に響かせるか”というような「表現」について考える仕事だと想像しがちなのではないでしょうか。かつての私もそうで。CMや看板を創るような、クリエイティブでオシャレなイメージを抱いていました。

もちろん、メディックスにも表現について考える仕事はたくさんあるので、ネットの広告を扱う会社に入っても、表現を考える仕事にも携わることはできます。ただ、私たちはその表現が人に触れる前のプロセスを敷く仕事も厳密にこなしていく所が特徴なのではないかなと考えています。誰に対して、どういう媒体を使いながら、どういう流れでその「表現」を運ぶことが最適なのかを、綿密に設計するのです。



また、すべての大手広告代理店について把握しているわけではないのですが、大手の広告代理店は、傾向として、分業制が敷かれていることが多いのではないかとおもっています。例えばコピーライターがコピーだけに携わる、という風に最初から役割分担がハッキリ分かれているような印象を受けます。

この点、メディックスは最初、広告施策のすべてのプロセスに携わることができます。局所のみを知るのではなく、全体をみた上で、自分の専門にしたい領域を選ぶことができるので、主体的にキャリアを描くことができる利点があるのではないでしょうか。

ありがとうございます。それでは今後のことについても少し聴かせてください。5年後、10年後の夢や目標はございますか。

「遠藤さんと仕事をしたい」とか、「遠藤さんに任せたい」とおもってもらえるようになることですね。これは入社から三年後までの、私の密かな目標なんですけれど。

あとは先ほど申し上げた「表現」の部分にも、もともと興味があるので、独学でも社内ででも、会得していきたいなと思っています。

もっと先の目標でいえば、いつか私の周りの友人、大学時代の友人や、ゼミで出逢った人たちが、何か新しいことを立ち上げたいと思ったときに、「人に知らせることだったら遠藤に任せないか」と友達の方から声をかけてもらえるくらい、広告というものが自分の強みになって、誰かと一緒に何かをできるきっかけになればなと思っています。

最後に、就職活動をしている学生に向けてメッセージをお願いします。

自分が頭で考えた文字に踊らされるのではなくて、純粋に自分が「ここで働いてみたい」と思う瞬間を大切にしてほしいと思います。

これは私が就活をしていた時の転機だったことなのですが、私は「面接官に選ばれる」のではなく「私が選ぶ」という視点に切り替えたことで、うまくいくようになったんです。

はじめは「面接官に」よく思われようとか、デキる学生だと思われようとして、面接の場で何を発言するべきか考えていました。しかし、そうやって左脳でスクリプトを練り続けているうちに、どんどん自分の本心がわからなくなっていきましたし、結果も出せませんでした。

そこで“これではうまくいかない。”と気付いて、もっと素の自分で人と接して、自分が「ここで働いてみたい」と思えるかどうかを、重視する姿勢に切り替えたんです。そうして、結果もついてくるようになったように思います。

みなさんにも、就職活動中に出逢う一人ひとりの人と、ぜひ自然体の自分で向き合ってほしいですね。きっとうまくいくと思います。

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株式会社メディックス

Interviewee

遠藤 紅実 氏

えんどう・くみ

株式会社メディックス

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