
大前研一氏も指摘していますが、これからのビジネスパーソンに最も要求される「三種の神器」は「英語・IT・財務」でしょう。 このITと財務の2つに関連する財務リテラシー、ビジネスの活動を数字で捉え数字で考え数字で記述するスキルの必要性は高まるばかりです。
従来から、投資銀行やコンサルティングファームにおいて、企業の資金調達やM&Aのアドバイス、戦略の打ち手を考える際の自社・競合の財務分析、 新規事業立案における計数計画の策定など様々な局面で財務リテラシーが必要とされていました。また、近年では、事業投資中心のビジネスモデルに 転換しつつある総合商社においても財務リテラシーの強化を最優先課題としています。
では、皆さんは、財務リテラシーについてどの程度準備ができているでしょうか。例えば、次のような計算を正しくできますか?
「ある企業の売上が最近3年間で対前年比3%、5%、7%で成長した。この時、3年間の平均成長率は何%か?」
もちろん、簿記・会計やファイナンスの基礎を勉強することは無意味ではありません。が、実務で使える財務リテラシーとしては物足りません。 なぜなら、企業内での数値処理は幅広い上、企業独特のルールや手続きなどもあり、所謂教科書的な学習では通用しないことが多いからです。 また、実際の処理に関わるIT、特にExcelなどPCのスキルも学生時代と比較して高度なレベルが要求されます。
実は、財務リテラシーの醸成については企業内でも決定打がなく、体系的なアプローチではなく場当たり的なOJT(On-the-Job Training)に 長らく依存してきました。このような状況を打破すべく、私は日本CFO協会と共同でFASSベーシック「財務モデリング」として、スキル標準を明確化し スキルレベルを検定する試験を開発しました。
体系的に財務リテラシーを体得できるFASSベーシック「財務モデリング」のプログラムは、企業から大きな反響があり新入社員研修や財務系研修等として 国内外の有力企業に採用されています。在学中から財務モデリングを学習することは、就職時そして就職後における大きな強みを持つことになるでしょう。
財務モデリングに求められる機能としては、変数を設定し、計算のバリエーションが出せること、計算ロジックを保存し一度実行した計算を再活用できること、 計算過程や計算結果を可視化(グラフや数式)できること、の大きく3つです。
そのためには、Excelのスプレッドシート上での数値処理のスキルが大変重要になります。実務においては、作業スピードと作業効率を重視しつつ、 複雑なビジネス・シチュエーションを数値化しなければなりません。
Excelの基礎知識はもちろん、関数などの技法や、かつ、ショートカットキーなどのキーボード操作も含めて、実務レベルで使い物になるスピードレベルを 習得する必要があります。
企業の内外には膨大な数値情報が存在するが、何の加工もしていない生の情報では、意思決定や戦略立案の指針とすることはできない。 数値情報をいかに分析し、企業経営に有効な洞察を得るか、という処理プロセスが重要になってくる。
このプロセスの大半を、財務モデリングが担っている。

| Part1 |
財務モデリングの基本 Topic A 財務モデリングとは Topic B 財務モデリングの3要素 |
|---|---|
| Part2 |
財務モデリングの基礎 Topic A 財務モデリングの基本指針 Topic B モデルの基本指針 Topic C プロセスの基本指針 |
| Part3 |
EXCELの基本技法 Topic A EXCELの基礎知識 Topic B 操作技法 Topic C 数式作成基本技法 Topic D セル参照 Topic E 計算演算子 Topic F 基本関数 |
| Part4 |
EXCELの応用技法 Topic A 数式作成応用技法-フラグ Topic B 数式作成応用技法-配列数式と名前 Topic C 数式作成応用技法-応用関数 Topic D 機能活用 |
| Part5 |
ビジネス・ロジック‐一般数値処理 Topic A 合計 Topic B 平均と統計 Topic C 金利と利回り計算 |
| Part6 |
ビジネス・ロジック‐会社計数関連 Topic A 財務会計 Topic B 経営会計 Topic C 財務分析 |
| Part7 |
ビジネス・ロジック‐ファイナンス関連 Topic A 現在価値 Topic B 投資評価 Topic C CAPMとDCF |

三井物産株式会社財務統括部人事総務室長 福井 正彦
当社では、数字に対する矜持を保ち、経営者として中核事業を担うことの出来るCFO型次世代リーダー育成のための「CFO人材養成プログラム」を推進中です。 事業リスク分析や経済合理性判断を
通じた経営戦略機能発揮のための実践的スキル研修として「財務モデリング講座」を採り入れています。

日本CFO協会は、経済産業省の委託を受け、「経理・財務サービス・スキルスタンダード」の普及促進策の具体的推進を手掛けて
経理・財務人材育成事業に取り組んでいます。FASSベーシック検定は、経理・財務に最低限必要な会計・経営理論を勉強したかどうかを証明するための試験です。 その中でも、「財務モデリング」は、外資系投資銀行はもちろん、日系大手 金融機関や、総合商社、コンサルティングファームにおいても 必須スキルとして注目されており、若手・中堅社員の社内研修にも採用されている、今注目のスキルです。
FASSベーシック財務モデリング検定は、大学生・大学院生でも無理なく習得できる基礎理論を中心に測定する検定ですので、将来、投資銀行・ 金融・総合商社・コンサルティングファーム等で活躍したい大学生・大学院生の皆さんは、是非とも学生時代から取り組んで、取得を目指すと 良い資格の一つと言えるでしょう。
テキストとウェブドリルの検定基本パックなら、演習問題、確認試験、修了試験まですべてインターネットで学習でき、 修了試験に合格すれば成績証明書が発行されます。

外資金融(投資銀行/ファンド)・財務アドバイザリー・コンサルティングファームを目指す
財務モデリング講座 Financial Modeling Seminar
Goodfindでは、Excelを使った財務モデリング講座を、大学生向けに開催しています。
実際にPCとテキスト(公式テキスト 財務モデリング)を使ってレクチャーを受ける、実践的な内容となっています。
講師を務めるのは、本ページの監修者である岡崎氏。財務モデリングの第一人者から直接講義を受けられる、貴重な機会です。
・外資金融(投資銀行/ファンド)、財務アドバイザリー、コンサルファームなどで働いてみたい人
・金融業界、特に投資銀行部門や証券会社(ホールセール)などコーポレートファイナンス業務にかかわりたい人
・総合商社にて事業投資など投資シミュレーションの基礎リテラシーを身につけてライバルに差をつけたい人
・プロレベルのExcelを使った実務スキルを身につけて、企業分析など財務モデリングのスキルを身につけたい人
・アルバイト/インターン等ですぐに外資金融/コンサルで働きたい人
いずれかに当てはまる方には、特にご参加をおすすめします。

日本CFO協会は、経営財務(コーポレートファイナンス)の国際資格認定機関です。
経理・財務に関する国際資格の認定や、イベント・セミナー・フォーラムの開催、出版、研究会・交流会の開催、国際会議のアレンジメントなどをおこなっています。
財務モデリング検定や、その他日本CFO協会に関する情報はこちらから。
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