アメフトに明け暮れた大学時代。銀行で知った経営の厳しさ
学生時代はアメフト部に所属し、真剣に日本一を目指して、とにかくアメフト三昧の日々でした。いざ就職を考えた時に、当時はどの会社がいいのかさっぱり分かりませんでした。正直なところ、就職活動よりもアメフトの方が大事でしたし、あまり深く考えていなかったかもしれません。経営者だった父親に、自分も将来は経営者になりたいと伝えて相談した結果、経営と数字が学べる可能性が高い銀行が良いのではということで銀行に就職しました。
銀行では、2年目の途中までは研修が続き、いざ本配属後も思い描いた銀行業務とは異なり、コピー取り等を毎日のように繰り返し、仕事ではなくて作業ばかりで悶々とした日々がしばらく続きました。しかし、そんな折に先輩からアドバイスをもらい、コピーの合間にその書類に関連する情報を集めて付加価値をつけることで、単なる作業から仕事に変えることを覚えました。その後、徐々に上司の信頼を勝ち取り、2年目の後半からは都心の支店で中小企業の債権回収チームのリーダーを任せてもらいました。当時は貸し渋りや貸し剥がしが社会問題となっていた時期で、融資先である中小企業の経営者の方々から罵倒されることもしばしばでした。その中で、経営は命を張ってやるものであり、ちょっとした気の緩みで多くの人を路頭に迷わせてしまうものだという経営の厳しさを体感することができました。
リユース・リサイクル需要の高まりとゴミ問題との出会い
銀行に入って経営の数字が読めるようになり、父親の経営する物流会社がこれまでは右肩上がりの業績だったのが、低迷し始めていることに気づきました。父親の会社を継いで経営状態を回復させるために何かしら突破口を探しました。業界を分析してみると、単なる物流の会社は衰退し、廃棄物回収などリユース・リサイクル分野の物流会社が伸びていることに気がつきました。
それと同時に、怪我をしてアメフトから離れるのをきっかけに始めたボランティア活動で、ゴミ問題に興味を持っていました。毎回汚された場所を掃除するうちに、対症療法的に掃除するのではなく、「根本的に汚されない仕組みを考えるべきでは?」と問題意識が芽生えました。この2つの契機が重なることで、銀行を辞めて物流の視点からリユース・リサイクル分野でゴミ問題を解決するビジネスを始めようと思ったのです。
株式会社ウインローダー
事業内容:60年続く物流のノウハウを活かした、「エコランド」というエコ事業に注力。エコ回収、エコランドオークション、ゼロエミッション、Re-arise等の独自のシステム、PROJECTを推進しており、各種メディアにも多数取り上げられている。
所在地:〒167-0043 東京都杉並区上荻2-37-7









