人々を笑顔に、幸せにしたいという「利他主義」 世の中のあらゆる「不」をビジネスで変革し続ける 株式会社ネクスト 代表取締役社長 井上 高志氏

ビジネスと社会貢献の両立

昨今、「ビジネス」と「社会貢献」が相容れない言葉のごとく使われていますが、私は決してそうではないと考えています。ビジネスとは、社会問題に対して、その原因を解決するための方法論を描き、実行すること。つまり、社会問題を解決した結果として、対価をいただく活動がビジネスなのです。ただし、世の中のあらゆる問題を同時に解決することは難しく、そのため優先順位をつける必要があります。その際に私がいつも念頭に置いているのは、10~20年後の日本において、国家的問題にまで発展するであろう領域からアプローチするということ。国家的問題と言うと、国に任せればよいという意見もあるかもしれませんが、国はすべての国民に公平に価値を提供しなくてはならず、さまざまな利害関係や規則が影響し、問題解決へ前進しないことが多くあります。では、誰が変革へ向けてイニシアチブをとるべきなのか。私は、スモールスタートからベストプラクティスを導き出せる民間企業こそが、迅速に世の中を変革できる存在だと考えています。

世の中の「不」を解消する

私はこの考えに基づき、世の中を俯瞰し、人々が生活の中で感じる「不便」「不満」「不安」といった「不」、すなわち社会問題と対峙し続け、その解消を目指して事業を展開してきました。私がネクストを創業したのは26歳のとき。きっかけは、新卒で入社した大手マンションデベロッパーで直面した不動産に関する「情報の非対称性」でした。当時の不動産業界は、売り手と買い手に大きな情報格差があり、「住まい」という人生で最も高い買い物が、極めて限られた情報をもとに行われていました。この状況を変革するために、私が取り組んだのが、日本中の住まいの情報をデータベース化し、可視化することでした。それが、当社の基幹事業の住宅・不動産情報ポータルサイト『HOME'S』。多くの方々に共感やご支持をいただいた結果、創業以来14年連続で増収し、現在は日本最大級の住宅・不動産情報ポータルサイトに成長させることができました。
「住まい」の分野で一点突破した結果、さらに視野が広がり、「住まい」以外の領域の「不」にも目を向けられるようになりました。そこで、次に取り組んだのが地域コミュニティサイト「Lococom」。地域内のコミュニケーションの希薄さや一次産業の衰退など、今後の日本における深刻な問題を解決するためのプラットホームとなる事業です。「Lococom」では、お店や学校、病院などの生活に不可欠な情報を全国に渡って網羅しており、また、人々とコミュニケーションをとることができます。これにより人々の暮らしの基盤である「地域」を活性化し、自立共生型の地域社会創りを目指しています。

「暮らしのインフラ」を創る

そのようなネクストが、最も大切にしている価値観が「利他主義」。お客様はもちろん、同僚や家族、友達、恋人など、周りのすべての人を笑顔に、幸せにしたいという考え方です。そして、この「利他主義」に基づき、ネクストが目指している経営理念は、“常に革進することで、より多くの人々が心からの「安心」と「喜び」を得られる社会の仕組みを創る”。人々が「安心」や「喜び」を感じて生活できるように、「住まい」に限らず、一人ひとりに合った暮らしのあらゆる情報やサービスを提供する「コンシェルジュサービス」や、人との出会いやつながりを生み出す「コミュニケーションサービス」を主軸に「社会の仕組み」=「暮らしのインフラ」を創り、社会を変革していきます。

株式会社ネクスト

日本最大級の住宅・不動産情報ポータルサイト『HOME'S』の企画・運営。
地域コミュニティサイト「Lococom」の企画・運営。
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