インターネットが大衆化して約15年、今やインターネットはビジネスとライフスタイルに欠かせない存在となり、市場も急激な成長を遂げた。インターネットはこれから社会に何をもたらし。個人のキャリアにどのような影響を与えるのか。東京大学在学中からガイアックスの開発部長としてインターネットサービスの設計/開発に携わり、総合商社での勤務を経て、現在はガイアックスの執行役CTOを務める鳥居氏に語ってもらった。
インターネットは急激な発展を遂げてきましたが、その現状と今後をどうとらえていますか?
今は、インターネットが社会を変革する、真っただ中だと思います。インターネットはこれまでも、新聞やテレビなどのマスメディアや、音楽や映像などのエンターテインメントを中心に、既存産業に影響を与えてきましたが、その変革はまだ始まったばかりで、これからは他産業を含めてさらに広く影響を与えていくと確信しています。政治の分野で、アメリカの大統領選挙でオバマ氏がインターネットを駆使して成功をおさめた事例などは、その代表です。
インターネットのように大規模な技術革新においては、技術が経済に反映されるまで多大な時間を要します。実際に今登場しているインターネットサービスの多くは、過去10年ほどの技術的蓄積が具現化したものです。必要なインフラが整備され、ビジネスモデルが考案され、ユーザーのリテラシーが高まって初めて、サービスとして成立するようになるので、それだけ長い時間がかかるのです。今まさに蓄積されている技術革新は、今後次々とサービスとしてリリースされ、社会を変えていくはずです。
これから社会に出ていく学生は、インターネットによって起こる社会の変化と、どのように向き合えば良いのでしょうか?
前提として、インターネットに関わらず、社会の変化には必ず二面性が存在します。その二面性は「古い産業の衰退」と「新しい産業の創造」であり、それらは同時に起こる、表裏一体のものです。
学生の皆さんを見ていると、古い産業の衰退というネガティブな側に注目しがちで、新しい産業の創造というポジティブな側へ目が向いていない人が多い印象を受けます。言いかえると、「日本の社会が崩壊していく」という意見が、「社会の構造がどんどん変わっている。これはチャンスだ」という意見を上回っている状態です。しかしその二面はあくまで表裏一体なのですから、学生の皆さんには、新しい産業と、そこに生まれるチャンスにもっと関心を持って欲しいと思います。衰退を見守るより、創造にチャレンジするキャリアの方が人生はよっぽど楽しくなるはずです。
その意味でも、技術の進歩と、新しい事業の創造が次々と起こっているインターネットの世界はまさに、チャンスに溢れた、恵まれている分野と言えるのではないでしょうか。
株式会社ガイアックス
事業内容:コミュニティサービスの企画・開発・運営及びコミュニティを中心とする各種ASP の提供・コンサルティング
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田1-21-8 KSS五反田ビル8階(7階総合受付)
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