どのような学生時代をお過ごしでしたか?
学生時代からビジネスに興味を持っていたので、事業計画やビジネスモデルをあれこれ考えていました。しかし、簡単に良いモデルは作れませんでした。また、3年ほど梱包・仕分けのアルバイトをやる中で、ご年配の方で事業に失敗した経験を持つ人にも出会い刺激を受けました。私はやるからには必ず成功したいと思っていたので、まずは社会に出て実際のビジネスの経験を積もうと、ひとまず学生起業はやめて就職することにしました。
就職活動についてお聞かせください。
出版に興味があり本の分野で「ものづくり」をしたいと思っていたので、まずは出版社を中心にマスコミ業界をまわりました。就職氷河期で大手でも採用ゼロのところもあり、結果的にはどこも決まりませんでした。その後、同じ「ものづくり」という観点で、ITに興味を持つようになったのです。IT業界で名の通った大きな会社と、若い社長が率いる新進気鋭のベンチャーの両方から内定をもらいました。将来起業したかったので、できるだけ経営者が若く、成長している会社で経営に近いところで働こうと思い、ベンチャー企業を選択しました。同期入社は25名いたのですが、東大や早慶卒など優秀で、ベンチャー志向で勢いのある人が多かったので刺激的でした。
将来起業したいというのは、どのような経緯で考えるようになったのですか?
両親の影響を強く受けています。父親が東大卒のエリートサラリーマンで外資系企業の部長だったのですが、私はどこかでその生き方に疑問を持っていました。
そしてその思いは、私が高校1年の時に母がガンで他界したのをきっかけに、より強いものになりました。人間なんて死んでしまったら終わり。だからこそ、一生サラリーマンで終わるよりも、何かしらチャレンジしたい、いつ死んでも悔いが残らないように、人生短くとも太く生きたいと思うようになりました。
最初は、技術職で入社されたのですよね?
そうです。文系だったので、入社直後は、まったくわけがわからなかったですね。 同期は理系が多く既に技術をわかっているので、彼らに遅れをとっていて、とにかく悔しかったです。 自分はもともと負けず嫌いなので、睡眠時間を削って、がむしゃらに勉強しました。 その後、会社の事情で急遽、営業をやることになるのですが、まずエンジニアとしてがむしゃらに勉強した経験は今振り返っても良い糧になっています。
実際に、営業を始められてからはどうでしたか?
最初は、新規開拓営業をしました。研修は一切なくて、上司から「日経新聞に載っている会社に片っ端から電話をかけろ」と指示されました。無茶なことを言うなと思いましたが、自分は負けず嫌いなので、がむしゃらに頑張りました。最初の3ヶ月くらいは全く成果が出ず、挫折しそうになりましたね。しかしあるとき、自分にはとくに優れたコミュニケーションスキルや能力があるわけではないのだから、ただひたすらお客様のために誠心誠意頑張ってみようという考え方に変わったんです。すると、次第に成果が出るようになって、気づいたらトップセールスになっていました。お客様に感謝してもらえることも多く、最終的には営業にすごくやりがいを感じていました。
シアトルコンサルティング株式会社
事業内容:情報システムのコンサルティングおよび設計・開発
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