
それでは、マネックス証券を設立するにあたってお持ちだった理想について教えてください。
マネックスはマネーのYをひとつ先のXに変えているのですが、これは未来のマネーを考えているということを意味しているのです。未来における金融やお金との新しい付き合い方をデザインして個人の皆様に提供すること。それが私たちの目標です。
この「未来」というのは私の未来でも、創業時の未来でもなく、常にそのときそのときから見た未来を考えるような企業にしたいのです。これから入社する若い人が未来の金融を考えて実現していくような会社にしていきたいですね。
マネックス証券の求める人材を教えてください。
未来の金融を考えて実現しようと言うからには今は見えない未来を自分で考えてそれを実現しようと思える人が良いですね。今までの時代では、ココが良かったとか言う人は向かないですね。これからを作る人です。現在ある大企業を超えていく夢を描き、それを実現しようと考えるような人が良いですね。
東大生の就職活動では、東大なのだから業界1位の会社を選んで入るべきといった風潮がありますが、これについてはどう思いますか?
東大だからとか、日本で1位だからとかにこだわっているのは大変くだらないことですよ。
東大なんて世界から見たらたいした大学じゃなく、ブランドにはなりません。それに、日本の業界1位なんてものも、世界的に見たら全く相手にされませんよ。そんなレベルで満足していてはいけません。
東大生は確かに基礎的能力があるのです。センター試験とかで基礎的能力に関しては選別を受けているわけです。そもそも、日本人は優秀な国民だし、きちんとした問題意識を持てば、世界で通用する人間になれると思います。もっと世界的な視点で見てほしいですね。
結局、自分の頭で考えずに無責任に世間で良いと言われている大企業に就職した人たちを待っているのは、20年後か25年後かに自分のためにも社会のためにももっといろんなことが出来たはずなのに、自分は何をやってきたのかという疑問なのです。大体が50歳近くになって、窓際ポストに行かされたときにやっと気づくのです。Use your brain, before you die.という言葉がありますけど、before you dieでは遅いですね。While you're young ですよ。
東大生でも新しいものを作ろうとベンチャーを立ち上げていることについてどう思いますか?
良いと思いますよ。でもベンチャーなのだから、大企業がやっていることをただ小規模でやるだけでは仕方ないです。新しい価値を創りだすことを目指してほしいです。やる以上は成功して、社会に何かしら影響を与えられるように大きくなることを目指してほしいですね。しかし、ベンチャーで成功する確率は0.01パーセントほどしかないけれども、その0.01パーセントを目指して本気でやって欲しいですね。
最後にこの記事を読む東大生にメッセージをください。
一言で言ってしまうと、自分で考えなさいよってことですね。先輩の意見、親の意見を聞くのはもちろん良いことです。でも、誰も自分の人生の責任を取ってくれるわけではないのです。自分でよく考える必要がありますよ。
せっかく皆さんは優秀なのですから、ちゃんと自分の生まれ持った能力を最大限使い切って、 自分にも社会にも何かしらのリターンをもたらすような生き方をして欲しいと思います。
マネックス証券株式会社
事業内容:オンライン総合金融事業
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