OBOGガイドブック 現役大学生と卒業生を結ぶキャリアマガジン
冨山和彦 株式会社経営共創基盤 日本を再生し続ける男。

冨山和彦 株式会社経営共創基盤
OBOGプロフィール
東京大学法学部を1985年に卒業後、株式会社ボストンコンサルティンググループを経て、国内初の独立系戦略コンサルティングファームである株式会社コーポレイトディレクションの設立に参画、2001年に代表取締役に就任。 その後、産業再生機構COOとして、ダイエーやカネボウなどの大企業から、中堅メーカーまで数々の企業を再生に導く。 現在は2007年に設立した株式会社経営共創基盤のCEOとして、ハンズオン型のコンサルティングビジネスを通じて、創業時・成長段階・再生など、企業の様々な段階における経営支援を実施している。

OBOGライン

職業人としての足腰を鍛えておけ


こざかしく計算している人たちが就職先に選ぶのは、ほとんどが既に有名になった大企業でしょう。人気の企業としてもてはやされているところに、こぞって入っていき、大組織のサラリーマンとしてのキャリアをスタートさせるのです。 ただし、その大企業での出世競争など、しょせん「ごっこ」でしかありません。出世を決めるのは、たまたま上司に好かれるとか、宴会で人気を博すとか、それくらいの違いに過ぎません。その「ごっこ」に勝っても、大企業を出て、自分の名前で仕事をする力はつかないのです。しかもその大企業だって、今後のパラダイムシフトによっていつ潰れるか、落ちぶれるかわかりません。 ひとつ、覚えておいてほしいことがあります。それは、若いうちにこざかしく計算し「うまく世の中を渡っていければ満足」と考えていたような人たちも、40代くらいになると急に「自分が社会に残してきたものは何だろうか、真剣に取り組めてきただろうか」と気になり始める、ということ。特にインテリの人たちは皆そうです。そしていきなり社会貢献とかやりがいとかが大事だ、と言い始めるのです。 しかし、その社会貢献ややりがいを形にできるかどうかは、その前の時間をどう過ごしたかにかかっているのです。すなわち、新卒で社会に出てから10年ないし15年程度の間で、企業の名前に依存しないプロフェッショナルスキルを身につけておくべき、ということです。いわば、職業人としての足腰を鍛えておく時間として、真剣に仕事をして自分のプロフェッショナルスキルを高めることでしょうね。


東大・早慶生へのメッセージ


大企業や、既存のできあがった組織で働くことを否定しているのではありません。そうした安定した働き方があることが社会的には健全でしょう。しかし、皆さんのような東大や早慶の学生には、そんな安定は本来必要ないでしょう。それなりに優秀とされ、社会からも十分な投資を受けて恵まれた環境で学び、優遇されている存在の皆さんですから。漫然と大企業のブランドの寄りかかったキャリアを歩むのではなく、何の保障もない状態で、企業の名前に頼らなくてもどこでも通用するプロフェッショナルスキルを身につけ、ひとりの職業人として勝負できるような人材を目指す道を選んでほしいと思います。


前のページへ / 1 / 2



青山学院大学
慶應義塾大学
上智大学
中央大学
東京工業大学
東京大学
東京理科大学
同志社大学
一橋大学
法政大学
明治大学
横浜国立大学
早稲田大学
その他・海外大学

インターネット・IT
コンサル
金融
メディア
リサーチ・シンクタンク
メーカー
社会インフラ・不動産
人材

20代
30代
40代
50代
60代